15年前の留学時代の話
イングランドは、言わずと知れた、留学大国。世界各国からブリティッシュイングリッシュを学びにやってきます。僕の場合は、サッカーの優先順位が高く、語学は後付けになってしまいましたが、英国を選んだことは、僕にとって大正解。
留学をするまで、ずっと日本に住んでいて、外国人と触れ合う機会などあまりなかったので、外国人の友達がいなかったのは当然のことです。しかし、イングランドに渡ると、語学学校には20カ国を超える国籍の生徒が集っていて、僕のクラスだけでも、スペイン、スイス、イタリア、韓国、ベルギー、サウジアラビア、そして日本と、7カ国の学生がいました。
語学学校で一番役立ったのは、英語というよりは、仲間から、各国の話を聞くことです。もちろん、英語も宿題に追われて、大変だったのですが、それ以上に、語学学校で知り合った仲間たちと一緒にパブへ行ったりして、「自国の自慢」をしたことで、いつの間にか英語が上達したような気がします。
そこでは、僕は日本の自慢をしたものです。日本の歴史、食文化、人間性、そしてスポーツなど。日本は世界に誇れる国なんだと自慢するようになったのは、意外にもこの時が初めてでした。
それと同時に、自分は日本のことを何も知らないんだな…と恥ずかしくなってしまったのです。
それまでは、日本から出たこともなかったから、そのような気持ちと言うか、全く考えもしませんでした。でも、いざ、日本を離れると、やはり母国は日本なんだなと痛感します。
欧州諸国は、歴史、食文化、言葉、生活習慣、人々のメンタリティーなど、日本とは全く違います。そのような環境に、いざ入ってみないと、気づかないことって結構あるものですね。
ファンルーツでも海外遠征や研修などをコーディネイトしていますが、少しでも多くの子供たちに世界の地を踏み入れてほしいという思いが強くあります。ビジネスというよりも思いの方が強いのですが…。
また、世界に出なくても、そのような環境が日本にはあります。そのような環境をファンルーツアカデミーで作り、少しでも多くの子供たちが、日本の素晴らしさを感じ、学んでくれるような環境を作りたいと思います。
4月より日本文化再生プロジェクト?みたいなものをやってみようと思います!
みなさんも一緒に魅力ある日本にしていきましょう!!
