女の子は守るものと認識してしまって久しいMiSAKiですがごきげんよう。


騎士道精神というには甘いんですが。





ある程度付き合って頂くと
「MiSAKiさんて女子じゃないよね」
とか
「男らしい」
とかいったレベルでご納得頂けることもあるんですが、


『アタシの彼氏もしくは好きな人と仲良くてイヤ』
みたいなアレで
いらん嫌悪を抱かれることも少なくありません。



正直めんどくせえなーとか思わなくも、あったりなかったり。



あ、因みに男女の友情は成立すると言い切れる側です。







私の友人構築はともかく、

世の中には男と女とちょっと精神的にどっち?とこちらが判断に迷うチームしかいねえよ

と思っていたし言ってきたのですが、

最近増えました。



身体的に女子か男子かモラトリアムにさせられるチームがいらっしゃる。


増えたのは、身体的モラトリアムさんに関する私の意識、が、です。



自分のように「女子に対して男子寄り」「男子に対して友人寄り」「恋人に対して女性寄り」の非常に中途半端な人間にとって、

もうここまで来たら私、男に生まれついた方が良かったんじゃないか??

と思ってたところに、

身体的に女子か男子かを強制的にモラトリアムにさせられる方がいらっしゃるという、

ええと、
存じ上げてはいたけれど、
もっと切実な実体験?



私程度が判ったとは言ってはいけない、
そこんとこ、
最近チラリホラリとご縁が。




せめて一辺倒にならんようにと髪を伸ばしているわけですが、
なんか考えさせられます。




私自身は顔かたちが童顔で女子的顔立ちなので、

例え前々から美容師さんに希望している髪型を実現したからと言って

男性だと勘違いはして頂けない。


その土台があるから私はあるところで覚悟を決めた訳だけれども、

身体的にモラトリアムにさせられるって、精神的にはどういうことなんだろうか。




ふと雑妄想の中で「身体的モラトリアム」って言葉を思いついた、

というか勝手に落ちてきたのだけれども、

近そうでいて遠くて想像が追いつかない。




先日、
想像は現実には追いつかない事態を目の当たりにしたばかりで、

その上、

若い頃より想像力が激減している今、

出来れば理解したいのだが壁と霧が向こう側に行くことを阻む。






うちは理解を求めるための物語作りをしているように思う。

そこだけを目的にしている訳ではないので断言はできないのだが、

疑似体験による理解、

というのは土台にある気がする。




ネタ拾いの中で「おもろそう!」とメモしても、

結局それをそのまま物語にしたことはなく、

オモロイがいい、笑いがいい、コメディがいい、

といくら言ってみても、

最終的に公演となるのは切ない物語になる。





今回不理解でのぼった性差に関しては実は地味に毎度描いているのだが、

メインとして描いたことはない。




これからもきっと描かないかもしれない。

でも、なんか、

ジェンダーと呼ばれるものと一番、自分が戦ってきたんじゃないかと思うと、

思いついたばかりの

「身体的モラトリアム」

という表現は、

これを元として、

他のジェンダーを噛み砕いた表現にすることも可能なのではないかと思ってみたり、みなかったり。




と、
意外にも真面目なお話となりました。