てなアレで、

本日も昼夜稽古。




アトリエでは幻想工房の水乃がラチェットレンチの衣裳を鋭意制作。





幻想工房の格言は

『情けは人の為ならず』

ですが、

果たして本当にこちらまで返ってくるのやら…。





今か今かと待ちかねようと思います。



しかし少しでもお役に立てるものがあればいいなァ。

出来ることがあるならやはり嬉しい。






と、

この度、

単なる情で随分持ち出しを。

モノとか、ヒトとか。







覚えておいで下さっている方がいらっしゃるととても嬉しいのですが、

小屋では

* ニシハラフミコ

* りんこ

期間中メガバックスシアターに出没します。







お、久々!

と思って下さったなら、是非ともおいでください。

あ、ついでにMiSAKiの生存確認も。







で、

今回の幻想工房のお仕事での一番の見所は、

井浦愛ちゃんの頭に…!!!(発注なし)





本日ご本人のお手元に届き、

喜んで頂けました。





本来の発注は3人分の衣裳。

しかし装飾も必要だと後から発覚。

翌日撮影での使用2着+装飾3点。

ひゃっほう。

とても間に合いません。

もちろん撮影に使わない1着は断念。

完成品数を増やして気力の充実を図りたく…






もののついで、

と発注もなかった愛ちゃんの装飾も作ったわけですが…






喜ばれたり褒められたりするとやってよかったと思えますな。

心がじゅわっとする。







本日の撮影でも急遽使って頂けた模様。

それは目撃できませんでしたが、

その後、丁寧な扱いを受けながら井浦家へと嫁いでゆきました。






泣かせるじゃねえですか。

くっ。




心ある人間に囲まれると、幸せです。

Funny*Flying*Fishは劇団ではないので、

メンバーも劇団員という扱いではなく、

『ファニっ子』

と表されるのですが、

ファニっ子ニシハラフミコとりんこが自分が出るわけでもないのに心を尽くしてくれて、


情で買って出た仕事が思いの外どえらく大変で

やや心が折れそうになっていたのを堪えて完成させた衣裳や装飾を、

そうと察した共演者さん方が評価をしてくださって、




なんか、

人さまに支えられて生きているのだなァとしみじみします。





以前芝居にさせて頂いた故人の行いや、

日々生き延びるのがラッキーだった時期のおかげで、

今目の前にあるものに今出来る精一杯を尽くせば、せめてそんなに悔いはない、

と思うのではあるが、

どうにも心を尽くし心を寄せると見返りにも贅沢になってしまう。




大抵の場合、

「そんなことでいいの!?」

と言われるのは不思議だが、

内実のある

「ありがとう」

は何者にも代えられない気がする。




まァつまりそれは言い方変えれば、

ありがとうと言われたい

と言ってる訳で、

浅ましいことこの上ないな。

わはは。




感謝を伝えきるには言葉の存在自体が足りなくて言い尽くせないと常々地団駄を踏むばかりであるが、

「ありがとうをそんなに使うな!とっておきのためにとっておけ」

というようなことを言ってた人を思い出し、

やり方は違えど、

その人も感謝を大切にしようとしていたのだなと、

なんか、

ふと思いました。



いっぱい言うと安くなるんですって。

でも、

いつかが来ないかも知れない可能性を知ってしまった以上、

今伝えられる感謝は捧げておきたい。




感謝は心の栄養だ。

捧げることも捧げて頂くことも。




もうすぐ6月がやってくる。

今の自分を構成してくださったにもかかわらずその感謝を伝えられないままであり続ける方々の終わりの日。

これはもう仕方ないので、

その分の感謝を今、私の手と目と心が届く方々に還元しようと思うのだが、

如何せん、

どうにも人間が出来きらず、

未だ懐の水深が浅い。




どうしたら手に入るもんかなァ。

こればっかりは生き延びながら学ぶしかねえな。

気の長い話だぜ。