まめこです。


<実録11/23物語>  最終章


例によって、あらすじからいってみましょ~~☆


アタシたちはほとんどイキオイで新車を契約し、

ついうっかり担当の営業マンが

アタシをAVの芸名で呼んでしまい、

すっかり挙動不審人間不信になりました。


その足で、ばすじくんの実家にお邪魔します。

ばすじくんもついうっかり、アタシの存在を忘れ、

ご両親のもとに放置プレイ。。。

でもそこで、

<まめこさん、ばすじをよろしくね>

と言われ、ぐんと距離が近づいたよーな。


ご実家をおいとまし、

いったんまめこ宅に帰ってきて、

ふたりで新車契約のお祝いに出かけます。。。



会話の中心はやっぱり


<営業マンの彼は、○○○がアタシだって

やっぱり、わかっちゃったんだよね??>


居酒屋のお座敷で、まわりにヒトがいなかったせいもあり、

長い間やいのやいのしてました。


ま:「やだもぅ。。泣くぞ?」

ば:「・・泣かなくてもいいじゃん。

それだけ頑張ってるって評価でしょ?」

ま:「・・そんなものはいらない」


映像のなかのアタシと、今ココニイルアタシ。

・・・ごっちゃにしないで。

アタシはしょぼいオンナなのです。


その日1日なんにも食べてなかったので、

ばすじくんは、ほどほどに飲みながら、

がつがつ食べてます。

アタシはあんまり手がつかない。

だから、かぱかぱ泡盛のロックをあおってます。


程よい酔っ払いオンナのいっちょあがり~~。


2時間くらいそこのお店にいたでしょうか。

歩いて15分でまめこ宅に着くのですが、

1000円弱なので


ま:「タクシーで帰る?」

ば:「いや、歩きで大丈夫だよ。」



もう日付がかわり、24日。


アタシはばすじくんの右側を歩きます。

もう交通量がそんなにない夜中の道。

いつの間にか、手をつないでいました。


この角を曲がれば、

あとはまめこ宅まで一直線です。


この角に建つ建物。。

それは、



ラブホテル。



ここらへんは住宅街なので、

なんだか妙に浮いている。。。


ここは、ふたりではいったことがありません。


ま:「・・・はいる」

ば:「えぇぇ?マジで?家、そこじゃない」

ま:「・・・はいるったらはいる」


ここは、

アタシたちがイチバン最初に出会った場所。。。



デリヘル時代。

まだオトモダチでもなかった。

ただの同僚。

オンナノコとドライバー。


ホテルで(デリヘル嬢の)仕事をしてでてくると、

お店からの電話で指示された

お迎えのクルマが見当たらない。。。

アタシはもう1度、事務所に電話をし、

「クルマがないです」と。

「マジで?脇の自販機んとこで待っててください」と指示があり、

待つこと5分・・。


いかにも急いで今着きました!風に停まり、

アタシは後部座席に乗りました。。。


「近くで待機してたんだけど、

携帯が圏外で、お店からの指示がもらえなかったんです。

ごめんなさい。。」

「あ~、そーなんですかぁ。

クルマがないからびっくりしましたよ~~」


<・・・・ホントは

ホテルの駐車場で寝てて、

電話に気がつかなかったんだ、

と、付き合い始めてから聞きました。

・・・だぁぁ!うそつき!!>


・・・

その日からアタシたちは、

送り迎えのクルマのなかで、

よく話すよーになりました。


仕事関係のヒトには、

自分がココロを病んでいることを隠していましたが、

ばすじくんには、なぜか話し、

同様に、自分が病んでいたことを隠していたばすじくんも、

アタシにだけ、話してくれました。


一緒に飲みに行くよーにもなり、

当時の彼女の相談もされています。

アタシも、前だんなの相談をしてるはず。。。。



ただの同僚から、

オトモダチになり、

セックスからはじまったけれど、

恋人になり、

これから生活をともにし、

もしかしたら、けけけけけっこん、

なんてことになるかもしれない・・・。


後部座席に乗っていたアタシは、

助手席に座るよーになり、

そのクルマも、もうじき変わる。。



育ってきた環境、

生活習慣や、

食べ物の好み、

考え方、

趣味・・・。



まだまだわからないことばかりです。

今は、そしてこれからもきっと手探りで、

でも、確実に歩み寄ってる。



アタシがココロとカラダを開放できた、

唯一のヒト。



無駄な出会い、なんて、ないんだな・・・。



・・・なんて思いながら、

セックスしたよーな気がします。

なんだか夢中になってて、

具体的には思い出せないです。

とりあえず、

例によって例のごとく

ベットがびしゃびしゃになってましたとさ・・。


んで、やっぱり、

パンツもはかずに、

そっこ~寝てしまった、ばすじくん。


・・・さすがおかあさん。

あとは引き受けました。



******


アタシはこれからもやっぱりテキトーにフラフラと

やりたいことをつまみ食いしながら、

自分の道をせっせと掘りすすんでいくでしょう。


あがったりさがったりしながら、

単純なことでうひゃひゃと笑い、

なんでもないところでつまづいて、

えっくえっく泣いて。。



そんな時でも、

いつも横にいてください。

離さないでください。


アタシも、

いつもそばにいます。



おとうさんに言われたんだ。



「ばすじのヒダリテになってやってください」



って。。。