事のはじまり。 | fuuの ためいき・といき・こころいき

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心のままに・・・書いちゃいますわ。

何のはじまり?って、

もちろん、今回の入院事件の(事件?)
のはじまりでございます。

それは、忘れもしません。
先週の木曜日1/30の夜のこと......

めったにない事でございますが、
私は、なんと、
毛ガニや海老のお刺身などを肴に、
白ワインなどを頂いておりました。
いつにない、豪華な肴に
たいそう、機嫌良く
つい、いつもよりワインが進んでしまった私。
と、いっても.....
いつもは、グラス2杯~3杯のところ
その日は4杯~5杯くらい、飲んだかな???と、いうくらいの事。
で、心地良く酔った私は
いつもより早めの12時過ぎにはベッドに入ったのでございます。

ところが.....
一時間ほど過ぎた辺りから
なんだか、ムカムカと
気持ちが悪くなってきたのでございます。
これは、調子に乗って、食べ過ぎ飲み過ぎ、やってしまった......
と、反省、後悔しつつ
これは、吐き出してしまった方が
すっきりするな、と思い、(お食事中の方はご免なさい。)
リバ~ス.....
したのでございます。
あ~さようなら、
海老さん毛ガニさん。
短いご縁だったわ~。

これで、落ち着く......
という、秘かな期待は
その後、風に散るかの如く
吹き飛びます。

ん!痛い!?痛い!いたたた、痛い!!

胃がキリキリと痛みだし、
更にムカムカも増してきたのです。
こ、これは、、、、
食べ過ぎ飲み過ぎではない!
急性胃腸炎?
はたまた、今話題のノロウィルス?
とにかく、まずい!病院だ!

そう思いまして、家族を起こします。
深夜1時。母に
「申し訳ありませんが、救急車を呼んでもいいかしら?」

母、慌てて父を起こし、
父の運転で救急医療センターへ。
車に乗るのも、体を二つ折りにしたまま。あまりの痛みに、息は上がり、握り締めた手が震えるほど、酷い状態でした。
センターに着くと、
歩くこともままならず、
車椅子に乗せられ診察室へ直行。

問診しながら、点滴の用意。
あー、これでもうすぐ、この痛みから解放される~。
と、多少安堵しつつ、、、、
わかっていた.....難関!
そう!実は血管が細い私。
特に、こんな体調の時は、
血管が収縮して、点滴の針が....
なかなか上手く入らない。
看護師さん泣かせな体質なのです。
看護師さん、
悩んだあげく、結果、手の甲の血管にチクリ。あー、そんなところに....
だめ~、いや~ん、あ~リバ~ス。
またまた、さようなら毛ガニさん。

おそらく、この時点では食中毒と思われていたのでしょう。
私も、そう思っていました。
だから、付き添ってくれていた母に
看護師さんが、
「あまり、近付かないほうが....」
と、注意しておりました。
感染を心配したのでしょう。

ところが.......
点滴が進んでも、
痛みが減る傾向が全く見えず、
点滴に更に何か注射したのを
母が「それ、モルヒネ?」
と、訪ねる声が聞こえ.....
あー、これで、少しは楽になる???
と、期待いつつも、その激痛は変わらず、更にもう一本、お尻に注射され、
やっと、普通に
すっごく、痛い....くらいになった。

で、ここでは詳しい検査はできないので、今日は帰って、改めて、病院に行って下さい。と、言われ帰宅。
朝の5時を回っておりました。

明けて(既に明けてますが、)
1/31(金)は、幸い休日だった私。
前から、この日の午後は貧血の検査の結果を聞きに、病院に行くことになっておりました。
そんな事もありましたし、
両親まで巻き込んで、昨夜はねむれなかったので、午後から病院に行く事にして、痛いながら、少し眠りました。

で、13時の受付に合わせて、12時半頃、動こうとした瞬間、胃から真っ直ぐ下へ、まるで、腸を引き裂かれるような激痛が走り、そのまま踞って動けなくなってしまいました。
少し、気が遠くなりかけたりもしましたが、とにかく、ここに居ても埒があかない。
激痛がありつつも、脚を一歩づつ、前に踏み出す事に全力を尽くしました。もー根性です。根性で車まで。
そして、車から病院の入り口まで。
背中の曲がった、80歳の母に、
支えられながら.....。
情けなや。ありがたや。
そこからは、また車椅子。
貧血でかかっていたはずが、
この異常事態に、担当医はすぐさま
「これは、すぐ入院して検査だから、私ではなく、医院長に....」と。

触診のためベッドに移る時、
私が「右足を動かすのが辛い」
と、言ったのを医院長が聞き逃さなかった。
「なに!右?じゃあ、ここ?」
と、触られ、う"~と悶絶する私。
「これは、虫垂炎だな。この痛がり方は、急いだ方がいい。」と。
とここで思いもよらなかった
痛みの原因が発覚。
虫ー垂ー炎!!...いわゆる盲腸!!

そこからは、本当に早かった。

知らない間に点滴されてて、
少しづつ痛みも楽になっていきながらの、
血液検査、レントゲン、エコー、
像映剤を入れてのCT検査、心電図。

おそらく、手術に必要な検査をサクサクこなし、
医大から麻酔医を呼び、
恥ずかしいながらの大人毛や
おへその処理をし、
爪を切り......
どーしても明日の仕事の電話をさせてくださいと、お願いして、数件にサクッと電話をし.....
来院2時間後には、
私は手術台の上で、麻酔に落ちていたのでございます。

後に聞きましたところ、
腫れ上がった盲腸は、既に破裂し
一時間ほどの予定の手術が3時間近くかかったそうで......
「もう少しで、手遅れになるところ」
だったそうで......
手遅れって????

良かった。

生きていて。

お腹に傷はついたけど。

また、助けていただいた。

救っていただいた。

こうして、なんとか無事一山を越した私は、人生2回目の入院生活へと
入るのでありました。
.....................つづく。









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