ナンパ | fuuの ためいき・といき・こころいき

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心のままに・・・書いちゃいますわ。

先日、友人のブログで

ナンパされた.....

という、話しがありました。

私たちは、

「軽く遊び相手を探すためのナンパ」

をされる年齢ではない。

幸いなことに。(笑)

なので、本当に誠意あるナンパの確立が

高い.....

幸いなことに。

だが、しかし......

そんなお年頃だからこそ、

心の隙につけこんだ、

悪意あるナンパの可能性もある。

悲しいことに。

実は私も......

もう、数年前のことではあるけれど、

ナンパらしき、お誘いをされた。

それは.......

有馬稲子さんの朗読劇「源氏物語」

を観劇に行った時のこと。

確か、自由席で.....

比較的後ろの方のお席で、

あまり込み合っていない辺りから

舞台を観ていた。

それは、素晴らしい舞台で

集中して観ていたにも関わらず、

何か、視線を感じる。

ふと、振り返ると

30代くらいかな~?

ちょっと、業界っぽく

おしゃれで、すっとした男性が

(暗くてはっきりはしなかったが。)

私を見ている.....。

えっ?私を知っている人?

とも、思ったけれど...

たぶん、製作だったり、スポンサー絡み

とか、この舞台の関係者なのだろう。

と、思っていました。

だいたい、後部の座席で、舞台よりも

観客の反応の方を気にしているのは、

舞台関係者以外ない!と。

ところが、舞台の幕が降り

客電がついた時、

事件は起こったのです!(笑)

脚早に階段を降りて来る彼。

あー、急いでウラ(楽屋)に戻るのね。

と思って道を空けた私の前に脚を止めた。

私、思いがけないポジショニングに???

すると、彼の口から

日本語が......

当たり前。(笑)どう見ても日本人。(笑)

「コノアト、モシ、オジカンアッタラ、オチャデモノミマセンカ。」

と、言われて、

思いがけない展開に

言われた言葉を理解するまで、数秒かかり


「あー、ごめんなさい。
このあと用事があるんです。」

って。正直に答えていた。



断る口実ではなく、

本当に、用事があったのだ。

残念なことに。

でも....と、思い返し

振り返った時には

もう、彼の姿は見えなかった。

悲しいことに。



そう、思い返してみると

きっと、観劇中から

声をかけるかどうか

迷いながら、そわそわしていたのだろう。

声をかけて下さった時は

緊張した感じだったから

意を決して、勇気を出して、

声をかけたのだろう。

そして、断られたことで

急いで、その場を

立ち去ったのだろう。

本当に、なんだか申し訳ない。

でも、本当に残念なことに用事が.....。


とても、感じの良い人だった。

軽くナンパをするような、

そんなタイプの人でもなかった。

もしかしたら、その人が

私の運命の人だったかもしれない。

でも、その出逢いは

それで終わってしまった。

そう、行かなかったから、

もしも、行っていたら.....

という、思いが心に残る。

文字どおり、心残り。


凄く好印象に残っているのは

もしかしたら、時間が経つにつれ、

私の記憶が美化されてるのかもしれない。

でも、過ぎてしまった思い出は

それでいいと思う。

行かなかったから......

行ったらどうだったかは、わからない。

ただ、女性として、

素敵な男性に誘われた

って事は、悪いことじゃない。


その人の勇気に敬意をもって、

私はこの出来事を

大切な思い出として、

心のなかの宝石箱に飾っておく。

キラキラしたものだけ、美しいものだけを

入れておく、宝石箱に。

残念だけれど、

その後に用事があって、

誘いを受けられなかった.....

という事も、偶然ではなく、必然なのだ。

もしも、もしも本当に

それ以上の縁がある人ならば

また、どこかで、必ず、出会う。



それにしても......

その出来事を兄に話した時、兄が

「あーあ、それは人生最後のナンパだったのに~。」

と、実に失礼な事を言った。

何を隠そう、その時の用事は

兄の替わりでご挨拶に行く、

という用事で、つまり、

兄のせいだったのに.....。

オマケに、その兄の予言が

今のところ、当たっている......

もちろん、

すすきの辺りで、

明らかにボーイズバーの男子や、

酔っ払いの男性に

「一緒に飲みにいかな~い。」

って~のは、煩いくらいにある。

その手の誘いは、逆に....

私って、そんなに物欲しげに見える?

そんなに淋しい女に見える?

って、ちょっと、悲しくなる。


それとは違う

ちょっと、心ときめくナンパは

たぶん、ナンパする男性も

ナンパされる女性も

それぞれを磨くスパイスになる。

さあ、世の男性の皆さん!

どんどん、素敵にナンパして下さい!

あれ?ナンパのススメ?

なんか、ちょっと違うかしらん?(笑)


そして、「源氏物語」の時

声をかけて下さった方。

その節はありがとうございました。

もしも、万が一此れをお読みでしたら

メッセージ下さい。

もし、そんな偶然があったら

かなりご縁があったってことよね。(笑)






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