昔は、大きな箱に入ったおもちゃのプレゼントとたくさんのごちそう
それさえあれば嬉しくて仕方がなかった
今じゃ欲しいモノが増えすぎて
お人好しのサンタさんにまで見捨てられた12月24日
赤、白、緑の三色が輝く街の中
真っ黒なコートを着た僕に「クリスマス」の文字が見当たらない
雪も降らない空を見上げて
「なんだか気が効かねぇなぁ」と呟く
粉雪を喜んだ記憶なんて、もう思い出せもしないのに
当たり前にはしゃぐ家族や恋人たち
かいくぐるようにすれ違っては
特に嫌な気持ちにならないことに気が付いた
「あれ、何でだろ…おかしいな」
卑屈な台詞も惨めな感情もついに錆び付いたか
なにがなんだか解らなくなってフラフラと迷い込んだデパートで
笑顔の簡易版サンタに騙されてケーキを買って帰る
帰りついたマンションの6F
ここじゃ「ただいま」も「おかえり」も自由自在の一人芝居
広すぎる1DK
甘いものは、あんまり好きじゃない
それでも一口ケーキを齧る
「あ…うまい。」
簡易版サンタもなかなかやるもんだ、なんて考えていると
窓の向こうでやたら騒ぐ子供達
なんだなんだこんな時間にサンタが来たかとカーテンを開ける
白い粉雪。
薄暗い外灯にぼんやりとチラつくソレ
その瞬間、なんだかわからないけど、ボロボロ涙が出た
口の中にまだ残るケーキの甘味、塩辛い涙
子供達は笑顔で騒ぐ
「メリークリスマス!」
僕はクシャクシャの顔でこっそり笑う
「メリークリスマス。」
それさえあれば嬉しくて仕方がなかった
今じゃ欲しいモノが増えすぎて
お人好しのサンタさんにまで見捨てられた12月24日
赤、白、緑の三色が輝く街の中
真っ黒なコートを着た僕に「クリスマス」の文字が見当たらない
雪も降らない空を見上げて
「なんだか気が効かねぇなぁ」と呟く
粉雪を喜んだ記憶なんて、もう思い出せもしないのに
当たり前にはしゃぐ家族や恋人たち
かいくぐるようにすれ違っては
特に嫌な気持ちにならないことに気が付いた
「あれ、何でだろ…おかしいな」
卑屈な台詞も惨めな感情もついに錆び付いたか
なにがなんだか解らなくなってフラフラと迷い込んだデパートで
笑顔の簡易版サンタに騙されてケーキを買って帰る
帰りついたマンションの6F
ここじゃ「ただいま」も「おかえり」も自由自在の一人芝居
広すぎる1DK
甘いものは、あんまり好きじゃない
それでも一口ケーキを齧る
「あ…うまい。」
簡易版サンタもなかなかやるもんだ、なんて考えていると
窓の向こうでやたら騒ぐ子供達
なんだなんだこんな時間にサンタが来たかとカーテンを開ける
白い粉雪。
薄暗い外灯にぼんやりとチラつくソレ
その瞬間、なんだかわからないけど、ボロボロ涙が出た
口の中にまだ残るケーキの甘味、塩辛い涙
子供達は笑顔で騒ぐ
「メリークリスマス!」
僕はクシャクシャの顔でこっそり笑う
「メリークリスマス。」