1942年というと昭和で言えば17年、すでに戦争が始まってましたが、初期のまだ日本が優勢だった時期なので、一般でも結婚式をする余裕があったんですね。
父28歳、母26歳ですから、当時としては晩婚だったんでしょうね。父はその前に徴兵されて、大陸で実戦を経験し、下士官(いちおう)になって除隊したみたいなんで、結婚が遅くなったんでしょう。
母の緊張した顔がとても印象的です。時代が時代ですから、これから先の不安で一杯だったのかも。もちろん、それなりに夢もあったと思います。

それから父は30過ぎて再度招集されましたが、本土防衛のための部隊に配置されて浜松で終戦を迎えました。
先月、母が亡くなり、長い夫婦の歴史も終わりました。