日雇派遣の禁止について   | 社老士の社労士業界徘徊記
どうも、アキバでの一件もあって、このところ労働者派遣法の見直しが言われるようになってきてますね。
次回に予定されている改正では、原則として日雇派遣は禁止される方向にあるようです。
でも、それが派遣労働者の雇用安定につながるのだろうかっていう気がしますね。日雇が、2か月間の期間雇用になったところで、将来への不安が解消されることにはならないでしょう。

元々、労働者派遣は臨時的一時的な労働力の需給を調整するためのもので、長期雇用に取って代わるものではないというのが行政の見解だったはずなんですけど、日雇派遣なんてまさにそういう定義からすればぴったりなわけなんじゃないかと思うんですけども。

むしろ禁止すべきは常用雇用に取って代わるような長期の派遣の方なんじゃないだろうか?
長期間の派遣を禁止することで、常用雇用=正社員を増やすのでないと、派遣労働者の直面する問題は解決できないんじゃないだろうか?