嘘か誠か。
深酒後にタクシー強盗を面白自慢話のように話すアイツ。
ヤンチャ自慢話もここまでいくと、
ひく。
すでに時効だからさ、言えるけど
と、予防線を張るアイツ。
昔は悪だった。今は成功者。
っていうことが言いたいらしい。
アイツは、いつだって話題の中心になりたいのだ。
・元カリスマヤンキー店長の武勇伝
その店長は、モヒカンだったり、蜘蛛の巣のバリアートらしく、パンクな見た目なんだそうな。
※蜘蛛の巣バリアートの例↓⇩⇩
元カリスマヤンキー店長と共同経営で、店も都内に数店舗。
台湾にもお店を出してると言うアイツ。
たまに仕事帰りだと言って、同級生Sの店に来ては、
美容師が使うハサミやクシなどが入ったポシェットを持ってきて見せびらかしていたこともあった。
手入れしたいから持って帰ろうと思ったんだと。
アイツの経営する美容室の名前は、
ギャングエイジ
店の名前を検索しても出てこないらしく、
美容協会に登録していないから、ホームページ出せないんだという。
なにせパンクな経営スタイルなので、迎合せずに自分たちのスタイルでやっていきたいから、協会には属さないんだそうだ。
仕事帰りに来たと言う割にすでに酔ってる時があるアイツ。
聞けば、BARと美容室を融合しており、
客は、髪を切ってもらってる最中に酒を飲んで楽しめると言う。
経営する側だから、たまにしか切らず、客と飲んでたんだそうだ。
随分とパンクな経営スタイルだな。
ある日。
同級生Sのお店で居合わせたアイツと飲んでた時、
昔はよくお前の部屋で練習台になって切ってもらって、変な髪型にされたなー
なんて思い出話になって。
どうせなら久しぶりに髪切って欲しくなって。
でも、プロにタダで切ってもらうのは失礼。
そうだ。
久しぶりに髪を切ってよ。
ちゃんとお店行って金払うからさ。
と言うと
お、、、おぅ。。。
と、照れてんのかなんなのか、微妙な反応。。。
迷惑だったかな、、、と思ったし、変な空気になりそうだったが、
特に気にせず、
どこにあるの?
〇〇
そんな家賃の高いとこにお店あるんだ!凄いな!
おぉ。来る時電話してよ。
おっけー!じゃあ、来週の〇日は?
おぉ、予約空いてるわ。
予約よろしく!
じゃあ住所教えて!
と、髪を切ってくれることに。
しっかりと住所を教えてもらい、切ってもらう約束をした。
当日。
その美容室の住所のある土地は、家賃がそれなりに高い。
ここでお店を持てるのは凄いことだ。
それなりに集客がなければ無理だろう。
アイツは特に歳上から可愛がられるところがあって、
ヤンチャなことしてても、許されてしまう。
どんなお店なんだろうな。
入り口は派手な見た目なのかな。
中で酒が飲めるんなら、BARみたいな雰囲気なのかな。
と、、、
教えてもらった住所には雑居ビル。
ビルの中には美容室は
ない。
一階から上層階まで全て会社の名前やお店の名前をチェックしたが、それらしき名前はない。
教えてもらった住所間違えたかな、、、?
酔ってたし。。。
と、その周辺も探してみるが、
そもそも美容室がない。
それ以前に、市区町村の次に来る土地名が間違えてるのか?
と、とりあえずアイツに電話。
しかし、何度電話かけても、
出ない、、、
メールしても、
返事がない。
そんなに来られるのが嫌だったのか。。。?
住所、嘘つかれたのか、、、?
無駄足になったことも含め、色々とショックだった。
数週間程経った頃。
同級生Sの店で居合わせた。
おぉ、、、
と少し気まずそうにして目を逸らすアイツ。
なんだよ、何度も電話したのにさ。
しかもお店なかったんだけど。
あれ?お店なかった?
間違えて事務所の住所教えたかな、、、
いや、事務所らしい名前もなかったよ。
さすがに腹たったので、
で、正しい住所どこなの?
と、食いついてみると、、、
腕を私の肩に乗せ、威嚇するように
あ?なんでてめーの髪切ってやんなきゃいけねーんだよ。おい。
調子に乗んなよ?
と、来たもんだ。
はいはいわかったわかった
と、胸糞悪さでいっぱいになり、話は切り上げた。
俺だけそんな見下された扱いなのか?というイライラがより増した日だった。
今思い出しただけでも腑煮えくりかえる話だな。
やっぱ、思いっきり殴っときゃ良かったな。
店の外で。
いつの日だったか
ある日、アイツが倒れて入院したと言う話を、同級生Sから連絡があった。
アイツのお見舞いに行こうぜ。
と。







