露骨に睨みつける眼


余興は隠蔽


裏切りの煙草


二言だらけの正統派



好きでもないのに浮気されてるなんて格好悪くてどうしようもない


あの頃の私は深く刻まれた眉間の皺に気付けなかった


険しい顔でしか生きてこなかった目の前の男



いくらでも睨めばいい


憎しみが増幅されて他所に安らぎを求める君を容易に想像できる


私が唯一嘘を吐いてない男の嘘が見える



私は誰かみたいに君を救おうなんて思わない


君はずっと一人だよ