紅葉は枯葉になり、自然が季節を教えてくれます

今日みたいな曇り空だったいつかの日に
空ばかり見上げて躓いた私を笑った低い声が
啼いた風に混じって
冷たくなった耳元を擽ります

あの時落ちていた赤を見つけました

貴方が拾い上げ、教えてくれた名前は忘れてしまったのに
変わらない景色が心を蘇らせます




空は大きくて綺麗だけど

立ち込める雲は見ていて飽きないけれど


何事にも囚われていないような貴方が好きでした


貴方の事を 通り雨みたいだね
と言ったのを思い出して


遅い冬に深呼吸しました