界面活性剤と有機溶剤について知っておいて欲しい事 | 大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ

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今日は嫌われ者な「界面活性剤」と「有機溶剤」が、実際どういう物なのか、に迫ります。

調べて考えた結果なので、間違っている事もあるかも知れません。
誤りに気付いた方はコメントして頂けたら嬉しいです。




界面活性剤
水と油等の混ざり合わない物を混ぜる(厳密な所は割愛)為に添加される架け橋の様な存在です。
代表的なものでは、石鹸や中性洗剤があります。
これら二つは、皮脂や食用油を水に溶かす為に使用され、水に含んだ脂や油ごと濯ぐことによって洗浄を完了します。
だから水を使わずに、中性洗剤のみでは食器は洗えません。
なぜか非常に恐れられておりますが、これは化粧品にも入っていますし、牛乳も成分にこれを含んでおり、界面活性剤だからといって体や革に悪いとは言えません。
もちろんサドルソープにも含まれております。



有機溶剤
ベンジンやアセトンの様な体に悪いそうな物を思い浮かべると思いますが、テレピン油やエタノールもこれに含まれます。
テレピン油はサフィールのエクストラファインクリームにも含まれており有名ですが、通称「シンナー」です。
エタノールは通称「お酒」です。
という事は有機溶剤もまた革や体に悪いとは言えませんよね。



有機溶剤も界面活性剤も含まれていないシューケア用品は殆ど無いと思います。
有機溶剤が入ってなければ界面活性剤が入っていると思って間違い無いと思います。
これらが含まれているかどうかで用品の良否を判断するのは気が早いの一言に尽きます。

それと、界面活性剤は成分表に「界面活性剤」とは書いていません。有機溶剤はハッキリそう書いてありますけどね。

とにかくラベルで製品の良否は判断出来ないって事です。