芥川賞、直木賞......
候補作がでそろいました

いずれも秀作揃い

私の予想は.....最後に......

◆芥川賞
●大森兄弟「犬はいつも足元にいて」(文藝冬号
中学生の僕と不気味なほど、忠実な犬。茂みの奥で犬が見つけた、
得体の知れない“肉”の正体とは。
少年という特別な時間を鮮やかに描く、
兄+弟による驚愕の完全共作。第46回文藝賞受賞作。

●羽田圭介「ミート・ザ・ビート」(文學界12月号)
最初のうち主人公がいわゆる自転車乗りであって、
クルマの排ガスだの乗り方だのに文句つけてるときは、
日頃から自転車の無法ぶりに腹を立てている私としては、
反感なしには読めないものだったが、
題名に含まれるビートとはクルマの車種名で、
主人公はクルマに乗り換えるのだった。クルマへの悪意は
なんとも都合よくすっかり消えてしまう。
●藤代泉「ボーダ&レス」(文藝冬号)
この世界はどこにだって、見えない溝がある。
僕ら二人の間にも……新入社員の僕が出会った
独特な魅力の在日コリアンのソンウ。
二人の友情を通して“世界の今”を描く
第46回文藝賞受賞作。

●舞城王太郎「ビッチマグネット」(新潮9月号)
なんだか妙に仲のいい、香緒里と友徳姉弟。
浮気のあげく家出してしまった父・和志とその愛人・花さん。
そして、友徳のガールフレンド=ビッチビッチな三輪あかりちゃん登場。
成長小説であり、家族をめぐるストーリーであり、
物語をめぐる物語であり…。ネオ青春×家族小説。

●松尾スズキ「老人賭博」(文學界8月号)
北九州のシャッター商店街に映画の撮影隊がやってきた。
俳優たちの退屈しのぎの思いつきから、
街は最高に心ない賭けのワンダーランドに。
人の心の黒さと気高さを描きつくす、奇才4年ぶりの小説。

◆直木賞
●池井戸潤「鉄の骨」(講談社)
建設現場から「花の談合課」へ。若きゼネコンマン富島平太は、
会社倒産の危機に役に立てるか。大物フィクサーとの出会いの真相は。
謎の日本的システムの中で奔走する、平太の行末は…。著者会心の感動作。

●佐々木譲「廃墟に乞う」(文藝春秋)
ニセコの貸し別荘で見つかった女性の絞殺死体。
仙道孝司は、オーストラリア人と日本人不動産業者との確執に
事件解決の鍵を見出す。組織の縛りから解放された
「休職中」の刑事が北海道を駆け回る連作小説。

●白石一文「ほかならぬ人へ」(祥伝社)
愛するべき真の相手はどこにいるのだろう…。
「恋愛の本質」を克明に描き、さらなる高みへと
昇華した文芸作品。上質な恋愛小説2編を収録した、
第22回山本周五郎賞受賞第1作。

●辻村深月「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」(講談社)
30歳。女子にはいつも、見えない壁がある。
結婚、仕事、家族、恋人、学歴、出産…。
そして、娘たちは、事件に巻き込まれていく。
辻村深月が29歳の「今」だからこそ描く、感動の長編書き下ろし作品。

●葉室麟「花や散るらん」(文藝春秋)
京で暮らしていた雨宮蔵人と咲弥は、
幕府と朝廷の暗闘に関与し、やがて赤穂・
浅野家の仇討ちに呑み込まれる。ふたりの運命は
如何に…。雅と武、西と東の戦い。
気鋭が描く、全く新しい「忠臣蔵」がここに。

●道尾秀介「球体の蛇」(角川書店)
狡い嘘、幼い偽善、決して取り返すことのできないあやまち。
呑み込んだ嘘は一生吐き出すことは出来ない…。
矛盾と葛藤を抱えて生きる人間の悔恨と痛みを描く、
人生の真実の物語。俊英・道尾秀介の新境地。

私の予想は.........
芥川賞は......舞城王太郎「ビッチマグネット」(新潮9月号)
直木賞は....葉室麟「花や散るらん」(文藝春秋)
なぜかというと.......
それは発表後に種明かし

ですが.....果たして私の予想はあたるでしょうか

ちなみに.....
私の予想2作品.....
面白いので未読の方は...ぜひ.....
読んでみて下さい
