【あらすじ】

東野圭吾のミステリー小説を、木村拓哉と長澤まさみで映画化した、前作『マスカレード・ホテル』の続編。ある日、警察に匿名ファックスは届く。その内容は、都内マンションで起きた殺人事件の犯人が、大みそかにホテル・コルテシア東京で開催されるカウントダウンパーティ「マスカレード・ナイト」に現れるというものだった。パーティー当日、非番だった刑事・新田浩介(木村拓哉)は捜査のため再びフロントクラークとしてホテルに潜入を命じられ、コンシェルジュに昇進していたホテルマン・山岸尚美(長澤まさみ)の協力を得て任務に当たる。しかし、500人の招待客は全員仮装し顔を仮面で隠しており、限られた時間の中、素顔のわからない殺人犯を捕まえる為、彼らは悪戦苦闘する。

 

【見どころ】

前作に続き、ホテルに現れる様々なキャラクターの「お客様」の中から誰が犯人なのか?探索する面白さがこの作品の売り!ではあるが、最大の話題が、前作でも登場した明石家さんま。本作品にも出演しているが、どのような形で登場するのか?というのが結構見どころ(笑)。

 

【評価】★★★☆☆星3.5

仮装パーティーの招待客の中に紛れ込んだ殺人犯を逮捕する為、潜入したちょっと変わった捜査官と優秀なホテルマンの悪戦苦闘ぶりを描くという、ありがちな設定だが、これを木村拓哉と長澤まさみが演じたところに、作品のストーリーとは違う見方ができる面白さも相まり、退屈することはなかったものの、映画しなくても…という感は否めなかった。但し、脇役の俳優が渡部篤郎、沢村一樹、中村アン、田中みな実とかなり豪華なので、そこも見どころの1つか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

【あらすじ】

助監督として撮影現場で働いていた若き日のゴウ(菅田将暉)とテラシン(野田洋次郎)は、名監督やスター俳優を身近に感じながら、日々映画監督を目指していた。

そんなゴウにもようやくチャンスが訪れる。初監督作品として、「キネマの神様」を撮ることが決まったのだ。しかしながら、撮影初日に転落事故で大きなケガを負い、作品は幻となってしまう。大きな挫折を味わったゴウは自身に失望し、撮影所を辞めて田舎へと帰ってしまう。

それから約50年。ギャンブル狂いのゴウ(沢田研二)は、妻の淑子(宮本信子)や家族にもすでに見捨てられた存在に。ところが、かつて初監督のチャンスが巡っていた「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。

 

【見どころ】

出演俳優が一番の話題になった作品であることは言うまでもない。

例えば、現在のゴウを沢田研二、若き日のゴウを菅田将暉が演じた。ゴウ役は当初、志村けんが務める予定だったが、志村が新型コロナウイルス感染症の肺炎により死去したことから、かつて志村と同じ事務所でもあった沢田が志村の意思を継ぎ、代役としてゴウを演じることになり、沢田研二がどんなダメおやじ役を演じるのか?他、「RADWIMPS」のボーカル野田洋次郎や、ゴウと結婚する前、若かりし頃の淑子を演じた永野芽郁等も興味深く観て欲しい。

 

【評価】★★★☆☆★星3.9

人間誰しも挫折を経験するものであるが、50年後に新たなチャレンジをしようとする気力を持つことは容易でない。正直、ゴウも最初は、邪な気持ちで、あることに取り組んでいくものの、人間とは欲深いもので、だんだん深みにはまり、気が付けば結果が付いてくる…。

私の中で、この作品は、夢は諦めたらおしまいだが、又追いかけることもできるものであることを、実感することのできた作品であった。辛口評価の多い作品ではあるが、私としては、4チョイ手前でもいいと思い、この点数としました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【あらすじ】

血のつながらない親達の間をたらい回しとなり、名字を4回も変えていた森宮優子(永野芽郁)は、料理上手な義父の森宮さん(田中圭)と二人暮らし。友人関係に悩みながら、話の流れで卒業式に「旅立ちの日に」のピアノ演奏する羽目となり、その特訓に打ち込んでいた。

その一方、夫を何度も変えながらも、泣き虫な娘みぃたんに深い愛情を注いでいた魔性の女・梨花(石原さとみ)と不思議な形でつながる。しかし、ある日突然、梨花は、娘を残して姿を消してしまう。

 

【見どころ】

この話の主役は、タイトルにもある、親と親の間をどんどんバトンのようにたらい回しにされる、永野芽郁演じる森宮優子であることは疑いないが、話が進むうちに、実はもう一人、影の主役がいることに気づく。その主役こそ、このストーリーのキーパーソンであり、話を締めくくる最重要人物であることに注意しながら、この作品を観てほしい。

テレビドラマで御馴染みの俳優陣ながらも、テレビでは見せないキーパーソンの演技に拍手喝さいを送りたい。

 

【評価】★★★★☆星3.9

タイトルだけを観ると、この作品のストーリーは大体予想がつくと思っていた。しかしながら、展開の早い幾つもの話が1つとなり、観終わった頃には、なんとも言えない切ない気持ちとなった。苗字が4回も変わること自身、とても悲しいことかもしれないが、この物語については、4回も変わってしまった、「ある理由」にも注目してほしい。

第16回本屋大賞を取るに値する良作だと思います。