わけもわからず、立っていた。
すべてのものにゴールがあるのだと、信じて疑わなかった。
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学。必ずゴールがあった。
ゴールをすれば次の扉があり、そしてまた次のゴールへ。
まったくもって簡単なことだった。
わき目も振らず、ただただゴールへ向かって全力疾走。
今までいくつの扉を開けたのだろうか。
最後に扉を開けたのはいつだろうか。
呆然とした。
いつまでたってもゴールがこない。次の扉が見つからない。
全力疾走はとっくにやめていた。スタミナ切れだ。
しかし人はみな、走り続けている。
私の横を通り過ぎていく。全力疾走で。
ここからが正念場なのだろう。
またみんなと一緒に走りたい。
そのためには、果たして・・・。
答えは風の中、ってか。