不細工な魚の形した
人殺しのヘリがパラパラ飛んでる
仄かに白い煙吐き出しながら
空のキリキリ低いとこ
ふと立ち寄ったガラクタだらけの店
ぶっ壊れた音楽機器 手術用具
戦時中のランドセル
ボロボロの人形
割れた鏡 染みのついた着物
狂っている
今夜は俄かに満月で
もう秋だなんて言ってられないくらい冷え込んで
この寒さは ぬるい感傷的な気分を殺す
吐く息の白さが濃度を増す度
心はどんどん冷たく研ぎ澄まされてく
何も恐れることなんてないし
誰も咎めたりはしていないのに
この心にかかる鎖は日に日に重さを増してゆく
今も見ている
世界 境界線
頭にこびりついたまま
一時だって離れやしない