姑は今、本を読むのにはまっているという。
よかったね、好きなことができて。

という話じゃない。

というのも、姑は、ぼちぼち手持ちの本以外のものが読みたいというのだ。ひいては、私の本を貸して欲しいと。
貸すこと自体には、それほど抵抗はない。・・んーどうだろ。まあ、ここでは一旦、無いということにしよう。


私の本は、まとめて「まだ誰の部屋でもないけど一応ふくにの趣味の部屋」にある。都合の悪いことに、その部屋のクローゼットには、「姑の部屋にも収納はあるけど、あふれちゃったの★グッズ」がギューッと置いてある。
つまり、姑は、いつでも「便宜上ふくにの趣味の部屋」に入れることになっているのだ。

今までもそうだったのだし、そのことは分かっておいてあるのだから、今更文句もへったくれもないんだけどね、改めて、「おかあさん、ふくにちゃんの本が読みたいの…だから本を探しに行っても良い?」って聞かれると、すごい抵抗あるのは何故?
もともと、貸して?→いいよ。って会話は成立していたんだけどさあ。

正直、私の本棚は、結構恥ずかしい。
ダークなのとか、エロいのとか、妙にファンタジーとか、普通に家族物とかが、無分類で入っている。で、買った本でさ、好きな本は良いよ。どんなに内容が「人格疑われる系」だったとしても、それは自分がそれが好きなんだから、そういう自分は恥じない。
ただ逆に、「面白そうだから買ってきたけど呼んでみたらそうでもなかった。でも捨てるってのももったいないからとりあえずとっておいてある」本っていうのも、あるじゃない。好きな本と、そういう本、一緒に入っている訳ですよ。だからさ、例えばすっごい「泣ける系」の本が、私にとってのいまいち本だったとして、うっかりそれを読んだ姑が、「ふくにちゃんはこんな本が好きなのね、心が優しい人なのね…」とか思われるかもしれないっていうのは、もう本当に、屈辱!!! くつじょく!!!

なんです。

だらだら書いてるけど意味分かるかな。

ていうかさ、「本棚を見るとその人が分かる」っていうじゃないですか。
その通りだと思うのね。
さっきの話とちょっと矛盾しているように思うかもしれないけど、矛盾っていうほど矛盾じゃないよ。面白くないって思った本でも、一応買ってきたということは、あらすじなり、表紙なり(これが多い)がちょっとは気に入ったってこと。内容があんまり気に入らないっていうのは残念だったけど、それはそれでさ、その本の中の、どこかがちょっと好きってことだと思うのね。
そう言う意味でやっぱり、「本棚」っていうのは、その持ち主を良く現す物だと思っているんです。

だからね、自分でもはっきりとは考えていなかったけど、私は姑に、あんまり自分のことを知って欲しくないのかも。
誤解されたくもないけど、「私はふくにちゃんのことならなんでも知ってるわ」って、思われたくないもん絶対!



本の貸し借りの件、断らないよ。
なんか、持っている本も貸さないなんて、けちくさいじゃん金銭的に。
まあ、精神的にけちくさいから、貸したくないんだけどさあ、好きな本を、嫌いな人に。



私が、姑への返事をちょっと渋りつつ「ああ、どうぞ」って言っている間、旦那もいたんだけど、喉が痛くて話に参加できなかったんだって。
でも、後で言ってた。

「今度ふくにに本を貸せって言ってきたら、俺、図書館に行けって言うよ」って。

図書館は車で5分くらい。
図書館は本いっぱいある。
ふくにの本は多分、お気に召さないと思われるけど、(姑は、心優しい人の平和的なエッセイとか、好きだから)図書館にはいろんなの、置いてあるよ。暇に任せて、好きなだけ選ぶと良い。ってさ。

その手があったか!

図書館、姑をどうぞよろしくお願いいたします。




の前に、旦那さん、どうか早めにその件を母に伝えてくださいよろしくおねがいいたします。