すごーーーく良かったです!!!
スタジオドラゴンさん、また名作を作ってくれました!
アプリ「LOVE ALRAM」は、好きな人に直接告白できなくてもできなくても、自分を好きな人が10m以内に入ってくるとアラームが鳴る、というアプリ。
さらにハートを3000個集めると(鳴らしてくれた人=ハートの数)アラームバッジクラブ会員になり、会員だけのイベントに招待される特典付き(笑)
→この現代的な設定がなんだか笑える。
その反面、誰もアラームを鳴らしてくれない事を悲観して集団自殺が起こったり、「鳴り響く世界」のイラストを自分勝手に解釈して殺人を犯す人が現れたり、クルミのように「ハート詐欺」と訴えられて警察に突き出されたり、社会に大きな影も落とします。
ジョジョ役のキム・ソヒョンちゃん、だいぶ大人になりましたね。
ロングヘアのゆる巻髪がすごく似合っててかわいい!
シーズン1は、結構前に見たのでちょっと忘れかけてますが、ソノ(ソン・ガン君)とジョジョの恋が中心。
ジョジョは済州島一家心中事件で、両親はなくなり一人生き残りました。
・・・また主人公に辛すぎる過去を背負わせるねー。。
ジョジョは両親に愛されていなかったのかと悩み苦しみ深い傷を負いました。
叔母に引き取られますが、叔母の夫はジョジョの両親にお金を貸したせいで亡くなったと恨まれ、友達ともうまくいかずつらい日々を送っています。
そんな時に現れたソノ。アメリカ留学から帰ってきました。
両親が政治家と女優とういうセレブ一家。イケメンでアラームバッジクラブの会員です。
ジョジョは彼氏がいましたが、ソノと付き合う事になり、友達を失います。
ソノがいなかったら、ジョジョは耐えられなかったかもしれないですね。
ソノとの恋は、辛い現実を忘れさせてくれる甘いものでした。
しかし、その恋も終わらせなければならない時がやってきます。
そう、お約束の「親の介入」
好きすぎてソノのアラームを鳴らしてしまう、けど鳴らしてはいけない・・・
開発者のドックから、「盾」という、誰にもアラームを鳴らさないアプリをもらいます。
ドッグはアプリが自動で告白してくれたらいいな、と思ってアプリを開発しましたが、アラームを鳴らすことが必ずしも幸せではないことに実体験から気づき盾を開発しました。
ただ、盾はインストールしたら、絶対に削除できない制約付き。
ジョジョは悩みますがソノのアラームを鳴らさなくするためにインストールします。
別れ方が良くないですね。きちんと終わらせないと後々ひきずるよぉ・・・
心の支えを失ったジョジョがすごく心配でした。
でも、ジョジョを愛する第二の男、誠実なヘヨン(チョン・ガラム君)が台頭してきます!
ジョジョへアタックしていき、最初は冷たかったジョジョも次第に心を開いていきます。
自転車で10mラインを出たり入ったりするシーンはかわいかったですね。
でもソノはジョジョとの別れに納得していないようで・・・
で、シーズン2へ。お待ちしておりました!
シーズン1が終わった時、絶対2あるなと思ってました。へへん
ヘヨンはジョジョがアラームを鳴らさなくても、ずっと待つ、と言ってくれる包み込む男。
シーズン2でも10mラインを出たり入ったりして一日10回アラームを鳴らすチャレンジを継続してくれるやっぱりかわいい奴です(笑)
シーズン2で感心したのは、この二人の俳優さんの表情で感情を表現するのがうまいところ。
カット割りも感情の動きが大事なシーンでは、必ずアップになっています。
そして音楽の空気感。
そのおかげでですごく感情移入が出来ました。
ジョジョは1話でヘヨンが気になり始め、自分のラブアラームが鳴る状態だったらなったかな?と想像します。ヘヨンが父に関する大きな悩みを抱えた時はそばに寄り添いお互い支えあえる関係になって行きます。心あたたまりました。
しかし、ソノへの思いも片隅に残っているのか、ソノの猛アタックにどうしても抗えない。。
いるんでしょうね。見るだけでどおしても胸が高鳴っちゃう相手って。
どちらが好きなのわからなくなってきます。
でも感情的に受け止めてくれて寄り添えるヘヨンのアラームを鳴らしたいと思い、開発者のドックから「槍」をもらいヘヨンのアラームをついに鳴らします!
このシーン、ちょっと感動しました。夜明けの橋の上で。。青春ですね。(遠い目)
やったね!と思ったのも束の間、言いそびれていた盾と槍の存在をヘヨンが知り、ひと悶着あります。
そこでドックの登場。
ドックっていつもいい仕事します。私的には、ドックがすごくおもしろかったです。
ひょうひょうとしていて、クルミと再会したシーンでは嘘つくと鳴るアプリを開発してたり(笑)
最後の方でよかったのは、ソノとの別れのシーンかな。
思い出の並木道を並んで歩き、高校時代の幸せだった頃とオーバーラップさせて、二人とも過去の恋愛から卒業します。
切ないですが、ジーンとしました。「ソノ、今までありがとう」と勝手に酔いしれてました(笑)
そのあとジョジョは因縁の済州島でマラソンに参加し、走りながら自身の過去の不幸な感情から卒業します。
そしてゴールにヘヨンが待っています。
終わり方もキレイです。
で、このアプリ、現実にあるとしたらどうします?インストールするかしないか・・・
ヘヨンがアプリがあることで言葉で愛を伝えることがなくなってしまった、というくだりがありますが、実際に好きな人がアラームを鳴らしてくれたら思った以上に嬉しいと言っています。
それと、作品中で起こった事件って、実際に起こりそうじゃないですか?
やっぱり思いは心の中で秘め、伝えたいことは言葉にして伝えるのが健康的でしょうか。