Netflixで配信がされた2020年のドラマです。ネトフリさんのおかげで、韓国の放送とほぼリアルタイムでドラマが視聴できるようになりました。こんな時代が来るなんて!すごくうれしい!!

 

ということで、王子様イム・シワン君の新作ドラマもすぐに見られました。韓国の放送に合わせて毎週2話の配信でしたが続きが待てないタイプなので、全話配信が終わってから一気見しました。

 

いやー、My王子様も気が付いたら30歳超えてたんだ!ドラマ中で先輩やヒョン(兄貴)と呼ばれていて「え??」と思いましたがもう立派な大人ですね。昔は主役俳優の少年期を演じていたので私の中ではその頃のイメージのままでしたが、もういい加減更新しないといけないですね。

 

さて、シワン君の役どころはソンギョム 父が国会議員、母が有名女優、姉が世界トップのゴルファーという一見華やかな一家ですが、多忙な両親からの愛情は薄く子供頃から孤独に生きてきました。

この役どころとシワン君のひょうひょうとした演技がマッチしていたなと思います。

 

相手役はシン・セギョンさんで、実力派女優さんなのでシワン君が浮かないかなと心配でしたが、とても素敵なカップルでした。セギョンさんの細やかな演技に感服!好きになったばかりのドキドキやほわっとした気分など、よく表現されていたなと思いました。

 

主役の二人は、生い立ちや、仕事のジャンルも陸上選手と翻訳家とほぼ接点がなく、最初は全然会話やかみ合わない2人。特にソンギョムは親の望むとおりに生きてきたので自分がなく、世間知らず。一方ミジュは幼いころから厳しい環境で育ち、世慣れています。そんなミジュから人付き合いや感情を学んでいきます。(私もミジュに人間関係習いたかった・・・)そのせいでミジュが親でソンギョムが子供といった親子関係が成り立っていました。

 

で色々なことを乗り越えていきますが、お父さん事件でミジュの心が折れて二人は離れます。

13話の最後の方から14話の最初で、再会したミジュに、ソンギョムが「行かないで。・・・行くんでしょ?」とバックハグして泣くシーンがありました。その時に「他のことは教えても、別れ方は教えないで」我を通したことがないソンギョムが初めて「僕を好きでいて」と懇願します。ずっと続けてきた陸上もすっぱりと辞めたのに、人生で手放せない人が出来たんですね。

今後2人の間で問題が起こった時は、2人で解決していこうと話し合います。このシーンはソンギョムがまた成長したんだなと心温まりました。

 

変わったのはソンギョムだけかと思いきや、ミジュも変わりました。

最初は恩師ともめたり、とげとげしい面が目立ちましたが、ソンギョムとの関係をとおしてほかの人を思いやる気持ちが強くなってきたのかな。両親が高いし、一人で育ち、一生懸命勉強して翻訳家になりました。今までは自分の為に一人で頑張ってきましたが、誰かに深く愛される事で、相手の世界を知り理解しようとする。自分の為だけではなく誰かの為に生きることを知る。ミジュにとっても良かったです。

 

このドラマがすごく良かったな、と思ったのが、セリフがセリフっぽくなく日常生活で普通に雑談しているかのように自然で、登場人物がとても身近に思えたところです。全体的に雰囲気がよく、居心地の良いドラマでした。