王子様シワン君入隊前の最後のドラマをNetfrixでやっと見ました。・・・というか、途中で苦しさがMAXになり、12話で挫折。そこで、辛さ緊急回避策として、最終話20話を見てしまいました。

 

元の血を引く世子ウォン、王族の三男で親友のリン、豪商の娘サン、の友情と恋愛の物語です。3人で過ごしている姿が仲睦まじくてよかったです。

でも、周りを取り巻く環境がちょっと複雑。舞台の高麗は、元の朝貢国となり王妃はフビライの娘、王はバックの元におびえて王妃や息子のウォンとは線を引いている状態。で、敵対する官僚たちは、元から高麗を取り戻すべく策略を巡らせ、親友リンの一族を王にしようとしている。

ウォンは、周りから民はリンが王になることを望んでいるとい聞かされ、自身の半分元の血を引きている自分が今後王になってもいいのか悩みます。

 

うーん、それだけでもおなか一杯!!胸が苦しい。。

3人の仲良さそうな姿だけが救いでしたが、今後亀裂が入っていくのか、、、と思うととても耐えられなくなりました。

 

3人の思い出とシワン君の歌声を聞いて心を落ち着かせよう。

 

 

 

 

ウォン派、リン派に分かれるとしたら・・・私はウォン派です!

ウォンは情熱的な性格で、カッと来てまんまと策にはまってしまう事もあるけど、ちょっと不器用に見えるところがかわいいです。そしてトラブルが起きても先回りして収拾が出来る頼りになる男です。

 

ドラマ中で、ウォンがサンをすぐに飛び立ってしまう小鳥、自分は小鳥に魅せられた木だ、と例えるところがありますが、まさにウォンは大きな木のようです。

 

リンは冷静な人で穏やかな水面のような人かな。リンは実家とウォンの間で悩み、サンへの思いとウォンの間で悩みますが、自分を見失わないとても芯が強い素敵な人です。

 

途中を見ていないので何とも言えませんが、ウォンとサンのハッピーエンドは無理だったのかな、と考えます。

ウォンはサンを鳥かごの中に閉じ込めてそばにおこうとしますが、リンはサンを閉じ込めることはできないと言います。そのウォンの返しが「閉じ込めたら不幸になると決めつけるのか?」みたいなことを言いましたが、その言葉にハッとしました。私も閉じ込めるのは可哀想と思っていたからです。もし。サンが王妃になったとしたら、二人で幸せに暮らせたかもしれないです。

 

最終話でよくわからなかったのはサンの気持ちです。

サンは、いつも窮地を救ってくれるリンに心動かされていましたが、結構ウォンの指示でリンが助けに行くこともあったと思うけど・・・世子で身動き取れないことも多かったからウォンが可哀想。

最後の方で、リンがサンに思いを伝えますが、サンは涙を流してリンの方にもたれかかり、リンは肩を抱き寄せますが、完全に包み込むことを躊躇します。これは何でなのかわかりません。ウォンへの友情からなのか、サンはウォンの方が好きなのをわかってのことなのか・・・私が飛ばした話にウォンに切られたリンをサンが看病するくだりがあるようですが、そのころに何かあったのかな?

ウォンは傍若無人に見えますが、自分の大事な人の望みは受け入れてすぐ叶えちゃうやさしくて強い面があります。なので、リンがサンを好きだと知り、さらにサンは王宮の外でのびのびと暮らした方がサンのためになると思ってあんなに恋焦がれたサンをリンに譲ったんでしょうか。最後に三人で過ごした夜に、サンの手を握りたいのを我慢しているシーンに胸が痛みました。

そして、リンとサンは後日王宮を後にし二人で旅立ちます。リンはなんだかうれしそう。親友のウォンとは今生の別れになるかも知れないのに。これもちょっとなー、という感じです。

サンは振り返り泣きながら笑顔で手を振ります。見送るウォンも涙をこらえ笑顔で手を振ろうしますが手を振れませんでした。ここで涙腺崩壊です。人生において最も大切な二人が旅立っていきます。おそらく二度と会うことはないでしょう。どんなに心中か想像するだけでこちらの胸が潰れそうです。

 

この最終話、夜中に見たんですが、苦しくて寝付けなくなってしまいました。。