dtvにて、22話バージョンを見ました。

 

とてもせつなく素敵なストーリーだったと思います。

トッケビの脚本家の方なので、過去と現在を行き来する部分は同じような設定ですが、より洗練されてまとまった感じです。

せつなく、という感想になったのは、現在と過去のうち、私は断然過去の話が好きだからです。

 

なかでも一番好きなのは21話です。

21話は過去の話がほぼ決着するクライマックスです。

 

アナスタシアことスヒョンが、警察に捕まり、が救い出す為に「自分が頭領だ」と嘘の自首をしますが、かんたんに見破られます。真実を自供させるため、愛するアナスタシアを拷問し、ついに自供してしまいます。(このくだり、ギャグみたいです。なぜ自首したのか意味不明w)

アジトなどすべてばれて全滅します。。

 

で、17分45秒位(動画のカウンターのこと)に、私が一番好きな」シーンが始まります。

取り調べ室にうなだれて座るスヒョン。部屋のドアが静かに開き、が入ってきます。

「やっと来た。ここまで来るのは大変だったでしょ?」

静かに歩み寄り、しゃがんで、傷が出来て血を流しているスヒョンの頬をそっとなで

「お前も 大変だっただろ?」 

「いいえ(キリっ)」 すごいスヒョンの強さです!

「あなたがいなければ、とっくの昔に死んでた。あなたのおかげで寿命が10年も延びたのよ。」

涙がひとすじ、スヒョンの頬を伝います。

「スヒョン・・・」

 

「好きだよ」

 

 

「つらくあたって悪かった。お前の気持ちに気づかないふりもした。

来世ではしない。約束する。」

 

「どうして・・・来世の話をするの?」

「生まれ変わったら、僕が君を見つける」

「僕が、お前に会いに行く 絶対遅れない」微笑む 立ち上がる

「行くの?いかないで。いかないで」泣き崩れるスヒョン・・・

 

この場面での、イム スジョンさんの演技がすごいです!2分くらいのシーンですが、あらゆる感情を表現し、心の動きを細やかに表現していると思いました。

最初に入ってきたときは現実と信じているけど、少し夢かも?な雰囲気を出し、途中で気づき、最後は死んだと確信する、その流れの中に、やさしさ、強さ、若干の弱さ、を表現する。。

 

そしては頭を拳銃で打ち抜き自決します。ポケットからスヒョンの写真を撮り、「スヒョン」とよび息絶えます。

 

韓流ドラマって話がつながらなっかり、理解できないこともありますが、それをカバーする俳優さん達の演技力で感情を揺さぶられることが多々あってすごくハマってしまいます。細かい話の展開より、人の心を動かすのはやっぱり人の思いなのでしょう。