先日、仕入れに使っていた車がラジエター水不足によるエンジン温度の急上昇により
ラジエターホースを吹っ飛ばしてしまい、修理のために代車を借りる。
今回の代車はかなり、年式のたったミツビシ ブラーボ(BRAVO)
ここで軽バン(軽のバン)の底力を思い知るに至る。
大きさは歴然。
右の笑い顔の食パンみたいな車がブラーボ。
横から見るとほんと食パン。
まず席に乗車するも自分の体がよく収まらない。
運転席の窓をハンドルぐるぐる回して開けると、
肘がすこし出て楽になる。
助手席もすごく近い。
ミニスカートをはいた女性が隣に座ったら
意識がそっちにいってしまい
運転がおろそかになってしまいそうだ。
感覚的にはバイクの後ろに女の子を乗せるのに近い。
思わずボ~ッとして電信柱に飛び込みそうになったことがある諸氏。
わたしもある。
そのくせに、すごい積載能力なのだ。
私たちの仕入れは大型カート二台分なのだが、
ラクラク入る。
これには驚いた。
エンジンをかけると威勢良くエンジンがうなる。
アクセルペダルをふんづけて
プロペラ戦闘機のような音をだすのだが、
時速の表示は50km。
なんたるスピード感。
下り坂を利用すればもう少しスピードがでる。
さて、仕入れの荷物をたっぷり積んで
レインボーブリッジにはいる。
橋の真ん中までは長い上り坂なのだが、
いよいよスピードがでない。
そういう時は、サイドブレーキ横にある
大仰なスイッチ、NOR/PWRを押す。
すると、タコメーターにある緑のNOR(ノーマル)というランプが消え、
PWR(パワー)というオレンジ色のランプが点灯する。
これで、ギュィィィィィィィィィンとエンジンが火を吹き
上り坂もラクラク登る。
ちなみにワイパーは手動。
(車の前に出て手で動かす)
霜が一発でとれた。
このように
もはや車というよりバイク。
大型ダンプカーの隙間をネズミのようにチョコチョコと駆け巡って
リッター10キロ超えの燃費の良さも当然にメリットだ。
しかも駐車場のスペースがやたら広く感じる。
修理に出している車は今日にも戻る予定だが、
このミツビシ ブラーボにはいい体験をさせてもらった。
Bravo !!!
fungustic