1本のコアの木
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さて、今日はハワイ特有の樹木、Koaコアの木のお話です。
コアは、アカシア科に属する黄色い花をつける樹木で、葉はユーカリのように細く固いのが特徴。
過去の伐採により大きく数を減らしており、絶滅危惧種として懸念されている保護対象樹木です。
アーサー&マッカーサーにもコアから作られた食器や家具などが見られますが、通常は簡単に伐採することも、倒木を使用することも許可なしには認められていません。
この貴重なコアの木が、マウイ島で一本倒れているというニュースが、あるハワイのカヌークラブの耳に入りました。
そのニュースをきいたのはNa Kai Ewalu Canue Club。
ハワイでも伝統のあるカヌークラブなのですが、過去13年ほどコアの木でつくられたカヌーを1台も所有していなかったそうです。
でも、丈夫で美しいコアで作られたカヌーはハワイ文化の象徴でもあり、長年の憧れで、ずっとカヌー候補となるようなコアの木は探し続けていたそうです。
ハワイ州法でコアの伐採が禁じられている大きな理由は、ハワイの希少な鳥たちの貴重な住みかだから。
コアの森にしか住めないハワイカラス(アララ)も絶滅までの秒読み状態という背景もあるよう。
しかし、一方でハワイの伝統文化を継承していくためにも、コアの木を使用することも仕方なしとして、特例も行政から認められたことがあるそうで・・・
2000年以来、10例のみコアの木の倒木の使用が認められたそうなんです。
カヌークラブにとって、この倒木のニュースは、カヌーが出来るかどうかの一大ニュースでした。
果たして、倒木現場にかけつけたクラブ代表者は、倒木を見て驚愕しました。
その木は、昨年の5月に、将来的にカヌーに出来る木は無いかと探していた時に、マウイの森で見つけた木、そのものだったのです。
でも、樹齢100年を超えているその木は、当時倒れておらず、とても伐採を許される状態であるはずがなく、諦めたそうです。
その木が、他の木が倒れたことによってその重みで偶然倒れたということで、行政に許可を申請したところ、この度無事に使用が認められて、カヌーになることが決まったのだそう。
カヌークラブのメンバーにとっては、まさに朗報でした。
このコアの木、祈りを捧げた後に丁寧に森から切り出され、既にカヌーの製作作業が始まっているそう。
木一本にこれだけ神経を使うハワイの人々の自然を想う気持ちに改めて感服しました。
カヌーは3月に完成し、ハワイの島々をハワイの神への『Thanking Voyage感謝の旅』で巡るそうです。
運が良い方は港で進水式を見られるかもしれませんね。
では、今日も素敵な一日をお過ごし下さい
Have a wonderful day![]()
Mahalo~![]()



