元気よく行ってきまーすと言ったものの、

「やっぱり仕事したくないわ〜」

と、なんとなく気持ちが沈んだまま新幹線へ乗り込んだ。


会社の事務所へ行き、挨拶して、寝泊まりする寮の鍵をもらう。


「めっしーさん、バスタオルも使いますよね?」


風呂上がりに使うバスタオルを、いつも借りることをちゃんと覚えていた事務員さんの心配りが嬉しかった。


「あっ!!ありがとうございます爆笑


通りすがりの仙台西公園



あ〜。

私のことを少しでも気にかけてくれた、ありがたいな。

1人で仕事してるんじゃないよな。

この事務員さんが仕事をうまく回してくれてるんだよな。


些細なきっかけだけど、1人で稼いでる傲慢さに気づいた。


事務員さんや店の人に支えられて仕事できてるんだよな。

そんなことを思うと、仕事したくないわ〜って言うダルさが消え、背筋がピシッとしてきた。



きばってこー!