芸能人の方が亡くなられると、亡くなった「原因・背景」などを取材する行為が行き過ぎていると感じることがあります。
先日の神田沙也加さんが亡くなった際も、そのように感じました。
近年、竹内結子さんや三浦春馬さんなど、若くして亡くなる芸能人が多くいらっしゃり、その度に色々な憶測が飛び交っています。
先月、弁護士などで構成をされる「芸能人の権利保護団体:日本エンターテイナーライツ協会」は慎重な対応を求める声明を出しています。
このような団体があるとは知りませんでした。
芸能人にプライベートは関係ないと思われがちですが、私生活上に関してはプライバシーの権利の保護(憲法13条)が及ぶとしています。
また、死者であっても同様にプライバシーの権利や尊厳が及ぶとされています。
行き過ぎた行動や詮索は、残された家族を苦しめてしまう要因になってしまいます。
死者の尊厳を守り、ご遺族の気持ちを考えることは、人としての「モラル」であると思います。