高齢者の「ものの整理」を行うことは「難しい」
終活を行うにあたり、対象者の方の「ものの整理」問題からは目を離せません。
本来であれば、誰もが生前にある程度のものの整理を行っておくことが理想ですが、なかなか出来ない理由が存在します。
しかし、高齢者の方は「日本がまだ裕福ではない時代」を経験されている方が多く、非常にものを大切にします。
私自身も生前整理や遺品整理の現場に立ち会い、作業を行ったことがあるのですが、多くのもので溢れている部屋や、残しておいても活用方法がないものも多くあります。
これらはものを非常に大切にし「捨てるのはもったいない」という気持ちがあるがゆえの結果です。
ものの整理を行うことが難しい理由は、このものを大切にする考えです。
生前整理の方が、遺品整理より依頼を行うと費用が安い現状があるのですが、生前に整理を行う心のハードルが高いため、まだまだ生前整理より遺品整理の依頼が多いのが現状です。
いきなり処分をするのではなく、高齢者の方の「ものの整理」の考えに寄り添うことが、一番最初の「生前整理」です。
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葬儀・終活・相続の相談・情報発信 冨安達也note
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