完成。
これらの部品を組み合わせて、完成塗装後にも関わらず、
エンジンカウルを閉じた状態と、
カウルが開いて、エンジンと機銃がむき出しの状態両方が差し替えで選べます。
素敵。
メンテナンスや機銃の弾薬装填の時にこういう状態にするのかな。
左側面・開閉。
右側面・開閉。
前方・開閉。
後方・開閉。
上面・開閉。ここだけ写真を撮影し忘れてて後から撮ったのでいいかげん。
差し替えでは選べないものの、他にもコックピットの開閉、フラップの稼働状態等、相当にいろんなところの状態を選んで組めます。
ラジエーターフラップというんですか。ここも閉じた状態と開いた状態を選んで組めて、完成後も隙間からラジエーターをちらちら見る事が可能。こまけえ。
自分はカウルの閉じた通常状態でディスプレイするつもり。
雨天の戦闘が続いているというような脳内設定で、泥とサビで汚しました。
といっても戦車のように地上で使用するものではないし、翼を汚しすぎると飛行機らしい飛ぶ姿の美しさがなくなってしまうので、いい塩梅を目指しました。
主翼のコックピット下、このあたりは乗り込む時に足で踏むので塗装が剥げがちになるらしいので、ここも錆び錆びに。
風防も透明度を損なわない程度に雨だれのあとの水垢を追加。一部分だけ濃い目に汚すと、その周囲も気持ちで汚れて見えるもんです。
翼も雨だれあとをうっすらつけた。あんまりはっきりしすぎると模様みたいに見えたので、ティッシュで適度にふき取ったけど、もうちょっと明瞭にしておいてよかったかもしれない。
迷彩は今回、グレイヴァイオレットとグレーグリーンではなく、ジャーマングレー+ダークシーグレーとダークグリーン+グレーグリーンで施しました。
これまでのドイツ機製作で、どーも明るすぎて基本色のライトブルーとのコントラストが出ないなと感じていたので、明度が低い目の色を作ったんだけど、今度は迷彩部分のコントラストがはっきりしないことに。
グレーヴァイオレットはクレオスの塗料そのまま使って、暗緑部の迷彩だけグレーグリーンよりも暗めの色を調色したほうが良かったかもしれない。
全体的に作例よりも暗めの印象の機体になっちゃったんだよな。
底部。わりと汚れはポイントに絞って、他の部分では控えめにしました。
主脚と主脚の収納部はどろどろ。ウェザリングペーストの仕事です。
増槽はいい感じに傷さびつけられたのではないか。
エンジン下のここもラジエーター?
ちらっと見えます。
今まで作ってきたフォッケウルフに比べるとだいぶ全高が低くて小柄、細身ですね。
フォッケウルフはザ・戦闘機というイメージでしたが、メッサーシュミットはフォルムが短剣かスティレットのようだ。繊細。人気があるのもわかる。
そして、エンジンカウル開き状態です。
ベンツ社のエンジンらしいですが、このスケールだと時計の内部のような印象。
汚れを追加しても、無骨さよりも小さいメカのこまごました繊細さのほうが際立つ。
チューブ等工作で追加している他の方の作例みましたが、さらにこちょこちょしてかっこよかったです。あれやってみたい。
逆側。見ろよこのこちょこちょっぷり。
プラモデルなので、歯車が動いたりはしないんですが、動いて欲しいなこれ。
カウルを持ち上げてる支柱。
猛烈に細い。ここに限らず、エンジン回りのパーツはちょっとテンションかけたらあっさり折れるのが明白なので、保管に困りますね。このパーツはプラ板にマスキングテープで張り付けることで保護して片づけることにする。
カウルのパーツを完全に外すと、機銃もはっきり見る事が出来るように。
エンジン見せられるのいいですわ。
レビューで傑作傑作と言われてるのは見ていましたが、確かにこれは傑作キット。
組みやすさ良し、組ごたえ良し。
製作工程にはちょっと迷ったけど「難しい」ではなく、差分がいろいろ選択できる分、塗装工程と合わせて考えるのがややこしいというのが正解か。
パーツの合わせが悪い・細かいパーツが固定できず接着が面倒・バリや合わせ目がめだつ等、キット上の難点はほぼありませんでした。
これである程度飛行機プラモは満足したか。まだうまくいかなかった不満点はあるものの。
レベルのフォッケウルフの夜間戦闘機やタミヤのグラマン買ってるんで、それも楽しみですけどね。
レベルフォッケは1/32と大き目の上に、初の海外メーカーっす。
次は斑鳩(黒)をグラデーション塗装に挑戦してやってみようかな。
で、ブキヤさんより、シタラVerガネーシャとJKプラモこと結城まどかもまた着弾。
ボリュームが。
まあどっちにしろ、しばらくは原稿に集中しないといけないので、触れません。
最後にウェザリング前とウェザリング後のメッサーシュミットBf109G-6っす。
鬱状態が再発している中で、唯一の現実からのいい逃げ場所になっていました。
堪能いたしました。