今日はマジネタで「アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ」 | ほぼアニメ中心のブログ

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去年の事だ。
映画「アイルトン・セナ~音速の彼方へ」
が劇場公開された。
セナ生誕50周年のメモリアル・ムービーだ。

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現在、セナを知る人も少なくなって来ているだろう。
F1の人気も芳しく無い昨今、
過去のレーサーの映画などがヒットする訳もなく、
2週間程度で公開は打ち切られた。



自分の行っている学校に
ブラジル日系二世の学友が居て、
その話題になり、DVDを買って鑑賞してみた。

F1の歴史は二期に分割されるといってもいい。
セナ以前と、セナ死去後だ。

もちろん、現在の記録の多くは
シューマッハによるもので、
彼も偉大なドライバー、
まさに「皇帝」にふさわしい。
彼は最も偉大なドライバーでは無い。
でも、彼の評価のひとつに↓
「最もスポーツマンシップに
欠けたドライバー」とある。
彼はセナの真後ろを走っていた。

だけれども、「セナ」という
「存在」が多くのファンの心から離れない。

ここで、何でこういう記事を
書こうかと思った理由がある。

この映画には、大きな間違いがある。
映画ではセナの死因にふれ、
サスペンションアームがヘルメットを
貫通しなければ、彼は歩いてピットに帰っただろう。
そう締めくくっていた。

彼は開幕から2戦を不本意なノーポイントで失った。
彼はレースドクターから
もうレースを止めて、一緒に釣りに行かないか?
そう尋ねられた、彼は「止められない!」
そう答えた。







多くの方が彼の死因を勘違いしているようだ。
映画を見て頂ければ、
その衝撃がどの位凄まじいか、
理解出来ると思う。

サスペンションアームは貫通していなかった。
彼の臓器のほとんどは、
その衝撃で破裂し。
ヘルメットは胸にめり込んだとも言われる。
骨折に関しても当然であり、
頭部は前後で複雑骨折していた。
何故、映画であのようなコメントを
いまさら入れるのか?
これは愚問であり、
美化する?つもりだったのか?

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セナの出血量は4リットル近くにも達し、
背中から腰、太腿に至るまで出血が確認されている。

事故当日、ベルガーが病室に入ろうとしたが、
医師のジョバンニ・ゴルディーニは、
「顔を見る事は出来ない」と告げたという。

唯一、事故後のセナの顔を撮影した、
アンジェロ・オージ氏は、
「今後これらの写真については一切公開する事は無い」
と発言したとのこと。
(一部Wikipediaを参考にしました)

彼の顔は親族にも公開されず、彼の兄にだけだった。

次に何故あの角度でコーナーを直進したのか。
それは誰にも判らない。
セナのみ知り得る謎なのだ。

でも、セナがタンブレロでミスする筈が無い。
それは誰もが理解している。
マシンの故障なのか?タイヤか?
警察の捜査においても証明はされなかった。
彼は「世界一速く、偉大なドライバー」
として評価され、謎は永遠のものとなった。

映画の映像は古く、過去のドライバーに対し、
多くの方が興味を示さないかもしれない。
でも、この作品を見ていただければ、
彼が世界中のファンから愛された理由、
その速さを多少でも知る事が出来る。

セナ財団、その管理者は、
セナ最大のライバル=アラン・プロストだ。
誰よりもセナを嫌っていた、
彼さえもがその死を悼んでいる。

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