日興アセットマネジメント から「投信窓販白書2010 」が発行されましたね。



この投信窓販白書、私はなかなか素晴らしい資料だと思います。


投資家にとっては、銀行などの販売会社の担当者がどんなことを日々思いながら投資信託を売っているのかがわかります。


販売担当者にとっては、競合他社の担当者の方々の気持ちをうかがい知ることができます。


今回のテーマは「投信上司(笑)」。


「投資信託を販売する方々の上司さん、もっと良く考えて、しっかりしましょう!」というお話です。(まだ最後まで読んでませんが・・・)



それからもう一つ。


最近、巷で良く見かける「分配金利回り」についても書いてあります。


私も常々思っていましたが・・・この「分配金利回り」という考え方・・・危険だと思います。ってゆーか、ひどい。


この言葉は、とあるネット証券が大々的に使い始めたと思うのですが・・・


乱暴な言い方をすれば、基準価額が下がった毎月分配型ファンドをなんとか売るための宣伝文句とでも言いましょうか。。。(言いすぎですか?)


そんな販売会社の宣伝文句に対して、運用会社が「ちょっと待て!それおかしくないですか?」と物申したことは、とても好感が持てることだと思います。


ただ、皮肉なことに・・・


「分配金利回りがなんと十数パーセントです!」と注目されて純資産残高が急増したと思われるファンドが


実は日興アセットの「ラサール・グローバルREIT(毎月分配型) 」だったような気が。。。


まぁ、それはさておき。とにかく、「分配金利回り」について物申したことは、とっても評価できると思います!


ちなみに、日興アセットのHPには「日興AMファンドアカデミー 」という企画ページがあるのですが


ここには、視点も鋭く、とても真っ当なことが書いてあると思います。投資信託初心者にとってはとても参考になる企画ページだと思いますよ。


投信上司もまずは日興AMファンドアカデミーから始めてみてはいかがでしょうか。。。



個人投資家&資産運用業界にとって
とっても素晴らしいサイトが立ち上がっています。
定量分析で評判の高いイボットソン・アソシエイツ・ジャパン が提供する
投信まとなび 」です!

結論から言いますと、

このサイト、現存する国内の投信評価会社のサイトでは

最高レベルのクオリティといっていいでしょう。

定量データに関して言えば、ナンバーワンのサイトです。

(決してイボットソンの回し者ではありません。

投資家目線で公平に判断してそう思います。)

とうとうモーニングスターも追い抜かされたといった感じでしょうか。

私が「スゴイ!」と思う点を下記に簡単にあげましょう。



1、 ファンドの分類が詳細かつ現実的である

2、 分類毎にベンチマークが設定されている

3、 ファンド毎の純資産残高の流出入が把握できる



大きく分けると上の3点になりますが、順を追って説明しましょう。



まず、1、ファンドの分類についてですが

イボットソンではかなり詳細に

しかも現実的なファンド分類を採用しているようです。

私が注目したポイントは

日本株のアクティブファンドがサイズ・スタイル別&好配当型で分かれている。

外国株式・世界型が(含む日本or除く日本)で分かれている。さらに、好配当型、テーマ型(とくに資源/素材)で分かれている。

外国株式・新興国型が中国、インドで分かれている。それ以外についても単一国と複数国で分かれている。(東欧や南米の分類も欲しいところですが・・・)

外国債券・世界型も(含む日本or除く日本)で分かれている。(グロソブの実力を誤解することなく測ることができます)

REITの分類があり、国内と外国で別れている。(モーニングスターのカテゴリー分類にはREITはありません)

コモディティの分類もある。(モーニングスターのカテゴリー分類にコモディティはありません)

ヘッジファンドが戦略毎に分類されている。(ロングショート、マーケットニュートラル、マルチストラテジー)



ざっとあげるとこんなところです。細かくあげればまだまだありますが(笑)

とにかく、かゆいところに手が届く分類が設定されています。

個別ファンドのページでは、分類内でのパフォーマンス比較(パーセンタイルランク)があって

一目で、分類内でどれくらい成績が良いのかわかるのも親切です。



それからモーニングスターと同様に、☆の評価もありますね。

簡単に言うと、分類平均に対する効率性(相対リターン/相対リスク)が高い順に5分位で分けてます。

ただし、モーニングスターより☆☆☆と☆☆☆☆の仕切りを厳しくしています。

なので、より厳しい目で評価していると言えます。

相対リスクの算出方法も違うようなので

モーニングスターとは微妙に違う結果になると予想されます。





次に、2、分類毎にベンチマークが設定されていることについてですが



ベンチマークが設定されていると何がいいのか?

それはファンドのアクティブリターン、アクティブリスク、インフォメーションレシオがわかり

ファンドの運用力を測ることができるのです!



端折って書きますが、年金運用やプロの投資家の世界では

ファンドの運用力は、インフォメーションレシオで測るのが常識です。

極端な話、絶対収益のファンドでないかぎりは

トータルリターンやシャープレシオで測ることはあまりないと思います。

今までの投信評価会社のサイトには

アクティブリターン、アクティブリスク、インフォメーションレシオが掲載されていませんでしたが

このサイトでは惜しげもなく公開しています。

しかも、ファンド検索結果のリスト内で、アクティブリターンで並べ替えもできます!

これは、個人投資家にとってはとても画期的なことだと思います。

だって、ベンチマーク(=インデックスファンド)に勝っているか負けているかが

一目瞭然になるのですから。

運用会社からしても冷や汗ものの情報だと思います(笑)



もちろん、イボットソン分類のベンチマークが

個別のファンドにとって必ずしも妥当でないこともあります。

(特に毎月分配型の債券ファンドなどは、かなり片寄った国別配分をしているため)

ただ、代表的なベンチマークに対するパフォーマンスを比較することで

そのファンドが勝っている要因や負けている要因を把握しやすくなったことは間違いありません。



それから、株式ファンドのベンチマークについては

おそらく「配当込み」の指数を使用しているのも「さすが!」です。

(日本株については「配当込み」で間違いないと思いますが、外株の指数は不明です。配当込みなのかどうかハッキリしてもらうとありがたいのですが・・・)

株式ファンドというのは、投資している銘柄の配当金を追加投資して運用していますから

「配当込み」の指数で比較しないと、勝っているのか負けているのか、正確に把握できないのです。



個別ファンドの月報や運用報告書にはベンチマークの実績が出ていることがありますが

ほとんどのファンドは「配当なし」の指数と比較しています。

これは、私からすれば(かなりキツい言い方になりますが)

運用会社がパフォーマンスの説明責任を放棄しているとしか思えません。
逆に、「配当込み」のベンチマークと比較しているファンドがあれば
その運用会社は投資家にとって誠実な会社だと思います。
(ざっと見た限りでは、JPモルガンやフィデリティは「配当込み」を使用するケースが多いようです)



最後に、3、ファンド毎の純資産残高の流出入についてですが・・・



はじめに純資産残高について、ちょっと触れますと

ファンドの純資産残高が重要だということは皆さんお気づきかと思います。

ですが、多ければ多いほど良いというのは真っ赤な嘘です。




アクティブファンドの場合は

残高が大きすぎると、身動きが取れなくなって運用に支障が出てしまいます。

したがって、程よい残高が良いのです。

ただし、その「程よい」というのは

投資対象や運用手法によって違うので

そのへんは良く確認する必要があります。

一方、インデックスファンドの場合には

残高が大きいほうがスケールメリットが働いて

コストが安くなるなど良い影響が多いと思います。

重要なのは、「純資産残高増えています!」=「このファンドは良いファンドです!」ではない

ということを肝に銘じておきましょう。

私の場合、残高が多いファンドは、「ただ単に人気があるファンド」あるいは

「営業力のある販売会社で売っているファンド」だと思っています。

運用力とは何の関係もありません(笑)



さて、残高の流出入の話に戻りますが・・・

残高の流出入というのは、少なからず運用に影響を与えます。

例えば、多額の解約が急に来れば

解約で払い出す資金を作るために、ポートフォリオを崩さなければならないこともあるでしょう。

言い換えれば、運用者が意図しないトレーディングが発生するということです。

資金流出が継続すれば、それこそ運用者は思うように運用なんてできません。


逆に、残高が急激に増えていく場合も要注意です。

そういうファンドはホントにベストな運用戦略が立てられるのでしょうか???


そういった影響を見るために、残高の流出入の傾向をつかむことはとても重要です。



利用の仕方としては(なかなか難しいかもしれませんが)

例えば、あるファンドで大きく資金が流出した月があった場合、

その月のリターンを他の類似ファンドのリターンと比較したり、

同じマザーファンドを共有する兄弟ファンドと比較したりすることで
パフォーマンスに影響が出てないかどうかなど
注目してみるのも良いかもしれません。(かなりマニアな領域ですが・・・)



ということで、久々に思いのままに書いたので

かなりまとまりのない内容になってしまいました。。。

次回からは、もう少し整理して書きますね。



とにかく、「投信まとなび 」すごいです!

他の評価会社さんももっともっとがんばってほしいですね(笑)


最近流行のETFですが、ついに出ましたね。ETFのファンド・オブ・ファンズが。

まずは野村か日興あたりが一番初めに設定するかと思ってましたが、

まさかグロソブの国際投信とは恐れ入りました。

HPにはまだ詳細な資料が出ていないようなので

EDINETから有価証券届出書を入手してみました。

とりあえずざっと見てみましたが・・・率直な感想は「ファンド入れすぎだろ!」って感じですか。

だってこんなに入ってるんですもの↓

iシェアーズ MSCI 北米

iシェアーズ MSCI EAFE(北米除く、欧州、オセアニア、極東)

iシェアーズ S&Pグローバル公益事業セクター・インデックス・ファンド

iシェアーズ S&Pグローバル・インフラストラクチャー・ファンド

iシェアーズ MSCIブラジル

iシェアーズ MSCIメキシコ・インベスタブル・マーケット

iシェアーズ MSCIイースタン・ヨーロッパ10/40

iシェアーズ MSCIインディア

iシェアーズ FTSE/新華A50 チャイナ・トラッカー

iシェアーズ MSCI南アフリカ

iシェアーズ リーマン1-3年米国債

iシェアーズ リーマン3-7年米国債

iシェアーズ リーマン7-10年米国債

iシェアーズ リーマン・クレジット・ボンド

iシェアーズ ユーロ1-3年国債

iシェアーズ ユーロ3-5年国債

iシェアーズ ユーロ7-10年国債

iシェアーズ ユーロ社債

iシェアーズ FTSE英国オール・ストック・ギルト債

iシェアーズ 英ポンド社債

iシェアーズ JPモルガン・米ドル建エマージング債

iシェアーズ リーマンTIPS債券

iシェアーズ ユーロ・インフレ連動債

iシェアーズ 英ポンドインフレ連動債

iシェアーズ DJ-AIGコモディティ・スワップ

国内初のETFファンド・オブ・ファンズにして

いきなり25本も投入してくるとは・・・後続の運用会社はどうするんでしょうかね?

ETF版ノムラ・オールインワンとでも言いましょうか。。。

しかも、資産配分が全然わかんないですね。

有価証券届出書には

先進国株式・国債 30

新興国株式 10

インカム 20

インフレ対応 40

とありますが、インカムとインフレで括ってるから地域配分とか資産配分が全然ピンときません。

整理するとこんな感じですかね↓

■株式 31.8

先進国株式 15

テーマ株式(公益・インフラ) 6.6

新興国株式 10.2

■債券 58.2

      先進国国債 15

      先進国投資適格社債 9.9

      新興国ドル建て国債 3.3

      先進国インフレ連動債 30

■コモディティ 10

ということで、株式30%、債券60%、コモディティ10%のバランスファンドです。

しかも外貨建て資産の50%は為替ヘッジとのこと。

過去9年半の実績のシミュレーションでは、リターン6.56%、リスク7.40%を想定しているそうです。

まぁ、リターンは期間によってバラつきがあると思いますが、リスクはこれくらいの水準になるんでしょうね。

ちなみに上の資産配分はETFでブイブイ言わせているバークレイズが

「独自の計量分析」で算出しているそうです。

インフレ連動債やらインフラ関連株のリスク・リターンも考慮してるんでしょうか?

結構大変だと思うけど。。。

それから、皆さんが良く気にしているコストですが

実質的な信託報酬は年率1.2105%±0.05%程度です。

んー・・・「高い!」という声が聞こえてきそうですね(笑)

ちなみに内訳は↓

このファンドの信託報酬が0.84

(うち運用会社が0.43575%、販売会社が0.3675%、残りは受託銀行が0.03675%)

(さらに運用会社の0.43575%から投資顧問会社のバークレイズに0.105%が支払われます)

投資対象のETFの信託報酬が0.36

監査費用が0.0105

ということなんですが・・・

たしかに直接ETF買えば0.36%で済みますけど

25本のETFをリバランスしながら管理するのは素人には無理だし

仕方ないのかな。。。

でもETFのバランスファンドって、結局はインデックスのバランスファンドですからねぇ・・・

やっぱり取りすぎな気が。。。

運用会社と販売会社が0.1%ずつくらい負けてくれてもいいと思いますね。

だいたいバークレイズは自分のところのETFしか組入れないで

しっかり投資顧問料取ってるところが庶民な投資家としては残念ですねぇ。

有価証券届出書にも「利益相反行為も含めた全ての関係法令に照らした妥当性・健全性を判断」

と書いてありますが・・・んー・・・庶民にはわからないです。

せめて第三者的な会社が投資顧問ならわかりますが。。。

最後に残念なのが、隔月分配ってことですかね。

ETFでも分配かよ?みたいな・・・悲しいですねぇ。。。

まぁ、おそらく巷でETFに興味のある投資家は長期投資や複利効果を求める人が多いでしょうから

ETFに興味がある投資家には不向きなファンドかもしれません(笑)

ということで、投信業界に話題を振りまいてくれるという意味で

なかなか興味深いファンドだとは思います。

証券、銀行など、販売会社を絞ってファンドを選ぶならどれを選ぶかについて、100%独断と偏見で書きます。


ちなみに、私のファンド選びの前提として、基本はアクティブファンドを選びます。理由は・・・ありません、好みです(笑)やっぱりファンドマニアとしてはベンチマークを上回る運用をしたいですから。ただ、アクティブファンドでどうしても良いファンドがない場合は迷わずインデックスファンドを選びます。市場にズルズル負けてまでアクティブファンドにこだわるつもりはさらさらありません。それから基本的に毎月分配型は大嫌いです。中長期での成長を目指して運用しますので、複利効果の高い、できるだけ分配の少ないファンドを当然選びます。ま、毎月分配しか選択肢がない場合は仕方ないですけどね。。。

ということで、行ってみましょう!


今回は、フィデリティ証券です。

あくまで個人的な見解ですが、私が投資信託で運用するにあたって、ファンドを選ぶ上で現時点で最も選択肢が多いと思うのがフィデリティ証券です(フィデリティ投信のファンドはもちろん多いのですが)。運用会社に偏りがなく、比較的運用実績の良いアクティブファンドに加えてインデックスファンド&ノーロードファンドも多く、他社で販売手数料が3%のファンドがフィデリティ証券では1%程度で購入できる、それから積立投資ができるのも大きいですね。総合的に判断してここが一番かなと思っています(あくまで個人的な見解ですが)。ただ、ちょっと使い勝手が悪いのはネットから積立投資の申込みができないことです。現状では書面か電話での申込みしかできないと思うので、初めの手続きがちょっと面倒なのは否めません。


ということで、ここで買うならコレ!ってファンドを100%独断と偏見で選んでみました。

以下、ご参照のとおり・・・


国内株式アクティブバリューオープンT&D

先進国株式 朝日Nvest グローバルバリュー株オープン (朝日ライフ)

新興国株式 年金積立インデックスファンド海外新興国株式 (日興)

その他株式 フィデリティ・スリー・ベーシック・ファンド (フィデリティ)

国内外REIT 三井住友・グローバル・リート(1年決算) (三井住友)

国内債券 STAM 国内債券インデックス・オープン (住信)

先進国債券 三菱UFJ 世界国債インデックス(年1回) (三菱UFJ

新興国債券 年金積立インデックスファンド海外新興国債券 (日興)

コモディティ 損保ジャパン-DBLCIコモディティ6 (損保ジャパン)


という感じですかね。。。

まぁ、完全に独断と偏見なのですが、簡単に1本ずつ理由を書いてみましょう。


まず、国内株式は、アクティブバリューオープン(T&D)ですね。

これは文句なしでしょう。運用実績は抜群ですし、コストも安い。

なによりファンドマネジャーの運用哲学というかバリュースコアの考え方が継続して機能しているようです。このファンドの銘柄選択やリスクの取り方が私はとても好きです。基本はボトムアップなのでしょうけど、その根底にマクロ的な投資判断を感じることができます。アクティブ“バリュー”という名前ではありますが、相場環境によってバリューにもグロースにもなるファンドです。まさに独自のバリュースタイルで運用してます。

えーと・・・文句なしと言いましたが、実はすっごい悩んだファンドがもう1本あります(笑)

ハイブリッド・セレクション(DIAM)です。実はこのファンドも私の中では文句なしの1本です。

ま、いずれどこかで触れる機会があると思いますので、今回はアクティブバリューに軍配です。


先進国株式は、朝日Nvest グローバルバリュー株オープン(朝日ライフ)です。コストが高いのが難点ですが、それに見合った運用実績を残しています。このファンドはボトムアップのスペシャリストである米国のハリス・アソシエイツ・エル・ピーという会社が運用しています。国や業種の配分にこだわらず、これだ!と思った銘柄を30-50銘柄くらいまで絞り込んで集中投資するファンドです。国内の外株ファンドでは珍しいタイプだと思います。ハリス社も独自のバリュー哲学があるようで、組入銘柄も個性的、筋の通った運用という印象があります。ここのところサブプライムの影響でパフォーマンスが不調のようですが、巻き返しに期待したいですね。


新興国株式は、年金積立インデックスファンド海外新興国株式(日興)です。新興国株のインデックスファンドとしては国内初ということで、ちょっと注目しています。まだ、設定間もないということで純資産残高も少なく、ベンチマークへの連動性はあまり期待できないと思いますが、新興国株式ファンドの中では販売手数料も信託報酬もダントツで安いので、それだけでも価値があると思います。パフォーマンスだけで見れば現状ではBRICs系のファンドのほうが良いかもしれませんが、新興国全体に分散しているファンドの中で選ぶと消去法でこれがベターだと思います。


その他株式としては、最近流行のテーマ株ファンドを選んでみました。流行のテーマというと、資源、インフラ、環境、食糧あたりかと思いますが、私としては資源と対極にあると思われる環境、食糧に興味があります。環境・食糧関連銘柄は、一見すると電力系の公益株やディフェンシブ系という印象がありますが意外とグロース系企業が多い、それから先進国の企業が多い、ということで私としてはグロース系の先進国株式ファンドと位置付けてます。で、選んだのがフィデリティ・スリー・ベーシック・ファンド(フィデリティ)。このファンドは、クリーンエネルギー、水、食糧という3つのテーマ型インデックスに連動するインデックスファンドです。環境・食糧関連ファンドは昨年から数多く設定されてますが、この3つのテーマに満遍なく投資できるファンドは数本しかありません。それと環境テーマ型ファンドというのは比較するのが非常に難しいファンドです。というのも、ファンドによってベンチマークや銘柄のユニバースが全然違ったり、ベンチマーク自体設定してなかったりと、運用の良し悪しが比べにくいからです。ということで、結論としてはインデックスファンドを選びました(笑)運用の良し悪しが比べられないときはコストの安いものを選ぶのが鉄則です。


REITファンドについては、市場規模が小さいJ-REITを一つの資産クラスと考えるのは適切とは思えないので、国内外REITとして選びました。ただ、日本が入っているかどうかはあまり気にしていません。REITファンドは選ぶのが難しいですね。。。まぁ、もともと個人的にはあまり興味のない資産クラスなんです(笑)よくREITのことを株式と債券の間くらいのリスク水準なんていう人がいますが、個人的にはそんなこと全く思いません。私の中では株と同レベルのリスク水準で、株の一セクターと考えてます。

で、いろいろ悩んだあげく選んだのが、三井住友・グローバル・リート(1年決算)(三井住友)です。1年決算のREITファンドって結構珍しいんですよ。他に候補としては、STAMグローバルREITインデックス・オープン(住信)とGSグローバルREITポートフォリオ(毎月分配型)(ゴールドマンサックス)がありました。

STAMのインデックスファンドは、ベンチマークのS&PシティグローバルREITインデックスが気になりました。このインデックスはグローバルREITとしてはスタンダードなインデックスですが、実は国別構成比の50%は米国です。まぁ、市場の大きさ=構成比率となっていますので仕方ないのですが、国の分散という観点で私の選択肢から外れました。インデックスファンドなのに年2回決算というのもちょっと残念ですしね。

GSのリートマスター(愛称)は、国別配分については分散を考慮していますが、毎月分配というのが気に入りません。それからこのファンドは配当利回りがかなり高いのですが、ここがちょっと気になります。おそらく優先REIT(優先証券?)の組入比率が高いと思われます。これはあくまで私の推測ですが・・・優先REITは配当利回りが高くて一見良く思われますが、値動きに問題があるような気がします。相対的な比較なので、絶対的な理由はわかりませんが、優先REITの組入比率が高いファンドは、上昇時に伸びない傾向があります。逆にいえば下落時に下値が堅いのですが、要するに値動きが小さいのです。高配当なので配当収入は安定しているのかもしれませんが、証券価格の騰落も含めたトータルリターンでは相対的に負けるファンドが多いような気がします。はぁ・・・REITは興味がないといいながら長くなってしまいました。。。


国内債券は、STAM 国内債券インデックス・オープン(住信)です。ま、消去法でこれしかないですね。債券ファンドというのは、どうしてもコスト負けして、アクティブリターンを取るのが非常に難しいです。国内債券のアクティブファンドでベンチマークに勝つには、従来であればクレジットリスクを取っているファンドが強かったのですが、サブプライム諸々の影響でかなりパフォーマンスが悪化しているようですね。ま、私たちの円資産の大半は国債で運用されていますから、個人的には国内債券のファンドはあえて購入対象にはしていません。しいてあげるなら、MMFや個人向け国債でいいのではないでしょうか。


先進国債券は、三菱UFJ 世界国債インデックス(年1回)(三菱UFJ)です。また、インデックスファンドですね。。。まず、アクティブファンドとの比較では、競合としてDIAMのハッピークローバー、日興の世界のサイフ、中央三井の高金利ソブリン、新光の海外国債ファンドがありました。新光の海外国債ファンド以外は毎月分配なのでその時点で私の中ではダメなのですが、それでは説得力がないですよね。

まず、DIAMのハピクロは資源国の債券が投資対象ということで、コアな債券ファンドとしては不適格に位置付けます。日興の世界のサイフは10カ国に分散してますが、これも通貨変動が非常に激しい資産がかなり入ってるのでコア資産としては微妙なところです。中央三井の高金利ソブリンは、瞬間風速的にインデックスに勝つこともありますが、中長期で見ると参考指数であるシティグループ世界国債インデックスに負けています。新光の海外国債ファンドは、モーニングスターやR&Iで受賞してますが、良く見るとかなりインデックスに近い運用で、あまりリスクを取った運用をしていません。結果的にアクティブファンドの中で成績が良かったというところが受賞の要因ではないでしょうか。受賞はしてますけどインデックスには負けてるんですよね。結論をいいますと、先進国の債券ファンドもベンチマークに勝つのは非常に難しいと思います。ということで、結局インデックスファンドになるわけですが、フィデリティ証券のラインナップではシティグループ世界国債インデックス(除く日本、為替ヘッジなし)に連動するインデックスファンドは中央三井、プルデンシャル、住信、日興、三菱UFJ5本があります。で、その中で最もコストが安いのが三菱UFJ 世界国債インデックス(年1回)(三菱UFJ)というわけです。設定間もなくベビーファンドの残高は小さいですが、マザーファンドの残高は巨大で、組入比率も高いので連動性は全く問題がないと思います。


新興国債券は、年金積立インデックスファンド海外新興国債券(日興)です。またまたインデックスファンドです(泣)このファンドも新興国株式と同様に国内初のインデックスファンドです。おそらく連動性は相当悪いと思いますが、コストが安いので(笑)他の候補ラインナップとしては、メロン、シュローダー、ゴールドマンサックス、HSBCがありますが、メロンとシュローダーはベンチマークに負けてます。ゴールドマンとHSBCは実績不足で私には判断がつきませんねぇ。。。ただ、ゴールドマンもHSBC(運用を行なっているシノピア)もクオンツ(計量モデル)運用が売りの会社なので、他のアクティブファンドとは一味違ったパフォーマンスが出るかもしれませんね。今後に期待してみましょう。


最後にコモディティですが、悩みに悩んだ末、損保ジャパン-DBLCI コモディティ6(損保ジャパン)にしてみました。コモディティファンドは、連動対象となるコモディティインデックスによってかなり値動きに差があります。ですから、ファンド選びのポイントは、どのインデックスに連動するのかを選ぶことにあります。

ところで、私がコモディティファンドに求めるのは分散効果です。具体的には株式との非相関関係です。株式市場に最も影響を与える商品といえば原油です。なので、連動対象となるコモディティインデックスを選ぶときはエネルギーセクターの比率が高いものを選ぶのがセオリーとなるわけですが・・・ちょっと浮気したくなるんですよねぇ(笑)貴金属と食糧に。貴金属といえば金。金は「有事の金」といわれ米ドルと非相関傾向にあるのが魅力です。そして食糧で注目してるのは小麦ととうもろこしですね。小麦は主食、とうもろこしは飼料やバイオエタノールの需要があり、食糧の高騰からも目が離せなくなっています。ということをまとめますと、エネルギーの比率が高めで、貴金属と食糧もそこそこ入ってるコモディティインデックスが私の理想ということになります。

エネルギーの比率だけを見た場合は、エネルギーの比率が約80%のS&P GSCI商品指数を連動対象にしている野村のグローバル・コモディティ・オープンになりますが、GSCI商品指数は貴金属が1.8%、小麦ととうもろこしが合わせて6%程度と少ないんですね。そこで目をつけたのがDBLCI(ドイツ銀行グループ商品指数)です。このインデックスはエネルギーが55%、金が10%、小麦ととうもろこしが合わせて22.5%と、金・小麦・とうもろこしの比率が高いインデックスです。まさに私の理想にピッタリ(笑)ということで、このファンドを選びました。ただ、難点が一つありまして・・・コストが激高いです。信託報酬が1.1%に加えて、インデックス管理コストが1%と合計で約2.1%なんです。。。DJ-AIG商品指数に連動するコモディティファンドなどは信託報酬が1%前半のものもあるので、それに比べるとかなり割高です。ですが、コモディティに関してはあまりコストは気にしないことにしています。なぜなら、私がコモディティに求めるのは値動きの大きさだからです。DJ-AIG商品指数は非常に分散の利いた商品指数です。私がコモディティに求める値動きと比べると非常におとなしく、いくらコストが安くても私には物足りないのです。コモディティに関しては多少コストが高くてもそれを覆す値動きの激しさを求めます。














投信評価会社のモーニングスターがファンドオブザイヤーを発表しましたね。

2007年の受賞ファンドは以下の通りです。


【国内株式型部門】


最優秀ファンド賞   株主還元株オープン(大和投信)

  優秀ファンド賞   アクティブバリューオープン(T&Dアセット)

  優秀ファンド賞   ダイワ技術立国ファンド(大和投信)

  優秀ファンド賞   ニッセイ日本勝ち組ファンド(ニッセイアセット)

  優秀ファンド賞   損保ジャパン・グリーン・オープン(損保ジャパンアセット)

  優秀ファンド賞   日本株配当オープン(中央三井アセット)


【国際株式型部門】


最優秀ファンド賞   フィデリティ・グローバル・ファンド(フィデリティ投信)

  優秀ファンド賞   DIAM世界好配当株オープン(DIAMアセット)

  優秀ファンド賞   ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド(毎月分配型)(ドイチェ・アセット)

  優秀ファンド賞   JPM・BRICS5・ファンド(JPモルガン・アセット)


【国内・国際債券型部門】


最優秀ファンド賞   DIAM高格付インカム・オープン(毎月決算)(DIAMアセット)

  優秀ファンド賞   海外国債ファンド(新光投信)

  優秀ファンド賞   ダイワ世界債券ファンド(毎月分配型)(大和投信)

  優秀ファンド賞   世界のサイフ(日興アセット)

  優秀ファンド賞   エマージング・カレンシー・債券ファンド(毎月分配型)(新生インベストメント)

  優秀ファンド賞   AIG新成長国債券プラス(エイアイジー投信)


【国内・国際ハイブリッド型部門】


最優秀ファンド賞   野村世界6資産分散投信(分配コース)(野村アセット)

  優秀ファンド賞   LM・グローバル・プラス(毎月分配型)(レッグ・メイソン・アセット)

  優秀ファンド賞   フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型)(フィデリティ投信)

  優秀ファンド賞   グローバル3資産ファンド(三井住友アセット)



以上20本(ちょっと多すぎない?)が受賞したわけですが・・・

納得がいくものもあれば、???なものも中にはありますねぇ。

まぁ、20本中4本的中しているのは素直に喜びますけど。。。

えー、前回から大分時間が経ってしまいましたが・・・

とりあえず、結果から先に発表しましょう!(仕事そっちのけで、かなり真剣に選定しました。)

ファンドマニアが選ぶ Fund of the Year 2007 は以下の通りになりましたー!じゃじゃーん!



1、国内株式型部門


  最優秀ファンド賞   ザ・ジャパン・キャピタリスト (AIG投信)

    優秀ファンド賞   JF ザ・ジャパン (JPモルガン)

    優秀ファンド賞   アクティブバリューオープン (T&Dアセット)



2、国際株式型部門


  最優秀ファンド賞   フィデリティ・グローバル・ファンド (フィデリティ投信)

    優秀ファンド賞   グローバル・エコ・グロース・ファンド・Bコース (大和住銀)

ルーキーファンド賞   DIAM 世界好配当株オープン(毎月決算) (DIAM)



3、国内・国際債券部門


  最優秀ファンド賞   AIG 世界国債インカムオープン「毎月タイプ」 (AIG投信)

    優秀ファンド賞   海外国債ファンド (新光投信)

    優秀ファンド賞   ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月分配型) (大和投信)


4、国内・国際バランス型部門


  最優秀ファンド賞   JPM グローバルCBプラス (JPモルガン)

    優秀ファンド賞   大和住銀 グローバルバランスファンド (大和住銀)

ルーキーファンド賞   クレディ・スイス GTAAファンド (クレディスイス投信)


となったわけですが・・・

個人的にはアクティブバリューオープン、グローバル・エコ・グロースが好みです。

グローバルCBプラスも良いファンドですね。リスク許容度の低い人にはもってこいだと思います。

毎年1月はMorningstarのFund of the Year ですね。

今年はどんなファンドが受賞するのでしょうかねぇ?

ここ数年、モーニングスターのファンドオブザイヤーは???な選考に感じるのは私だけでしょうか。

なんか流行りもののファンドばかり並び、選考の基準も曖昧でUSAとも選考基準が違うような感じ。。。

いかにも運用会社に気を使っている感が見られるのは気のせいか。。。

昔は結構しっかり選考してたんだけどなぁ・・・大丈夫かなぁ?


ちなみにファンド評価会社の表彰イベントでは

Morningstar の Fund of the Year.

Lipper の Fund Awards.

R&I(格付投資情報センター) の ファンド大賞

が投信評価では3大メジャーといえるでしょう。


リスク調整後リターンなどの定量的評価でビシっと線引きするのがリッパーとR&I。

選考基準が明確で良いが、それぞれに特徴ありです。

リッパーは、たぶんグローバルで統一された分類でやっているので

いまいち日本の投信分類としっくりこないところがあって・・・

一般個人投資家にとってはわかりにくい印象がありますね。

R&Iは、たしか過去3年のシャープレシオとかでスクリーニングかけてたような気が・・・

まぁ、投資家にもわかりやすいし、3年という比較的長期で見てるのも良心的な気がします。

まだ知名度がないけど、そのうち投資家にも浸透してくるのでしょうかねぇ。

モーニングスターは、直接電話で聞いてみたら基本的には1年間の成績を見てるらしいけど

アセットクラスによって、見る数字が違ったり、中長期の成績も考慮し、

さらに運用体制などの定性評価も見ているらしい・・・(ホントか?)

ってゆーか、成績の良いファンドも悪いファンドも混ざってて、選考基準が良く分からないのが正直なところです。

ただ、リッパーと違って分類がわかりやすいため、やっぱり投資家のウケがいいんですよねぇ。。。

みんなちゃんと見てるのかなぁ。。。


今年は自分なりの基準を設けて選んでみようと現在準備中。

もう少しで結果が出ますので、確定したら発表しますね。

お楽しみ♪