5分でわかる投資信託
最近の投信ブーム
長らく続いている低金利政策のため、銀行など金融機関への預貯金だけでは
資産形成がままならない昨今、非常に注目されている資産運用法で、
預貯金と最も異なる点は、元本保証の金融商品ではないということです。
投資信託の運用成績は市場環境等によって変動し、運用によって生じた損益は
全て受益者に帰属します。運用次第で収益を得ることができますが、
一方で運用が上手くいかなければ元本割れすることもあり、
運用の際には自己責任が求められるのが原則です。
投資信託の収益は2つ
株式に投資するファンドなら配当金や値上がり益、
債券に投資するファンドなら利息や値上がり益、償還差益(額面より
安く買った債券を償還時まで保有した場合に得られる差額)など、
何に投資するかによってリターンの源泉は異なります。
投資家は、ファンドごとに定められた決算時(年1回~12回まで
ファンドにより異なる)に払い出される分配金や、
値上がりしたところで換金した場合に発生する売却益といった
リターンを手にすることができます。
なお、分配金については、ファンドによって扱いが異なります。
値上がり分には、ファンドが保有する株や債券の値上がり分も
含まれており、それを分配金にするには、株式などを売却する
必要があります。
長期的な成長(値上がり)をめざすといったファンドの運用方針、
また、さらなる値上がりが期待できるといった投資環境によっては、
資産を売却して分配に回すのではなく、
そのまま運用が続けられることもあります。
各ファンドの分配方針や過去の分配履歴などを確認しておきましょう。