SUPER GTもてぎ第3戦・第8戦の概要と第7戦終了時点のランキング
2026年のSUPER GTは、4月の岡山で開幕しました。6月に予定されていた第3戦マレーシア(セパン)は、中東情勢の影響で延期されています。一時は全7戦になりましたが、8月に第3戦をもてぎで行うことが決まり、全8戦に戻りました(オートスポーツweb)。
その結果、最終大会は同じ週末に2レースを行う形になりました。どちらも250kmのレースです。
大会のスケジュール(主なもの)
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 11月6日(金) | 専有走行(9:30〜11:00。途中でFCYのテストあり)、車検 |
| 11月7日(土) | 第3戦(マレーシア大会の代替)。予選9:00〜、決勝14:00〜。決勝後にコース上で「グランドファイナル前夜祭」 |
| 11月8日(日) | 第8戦・最終戦。予選9:45〜、F-2B戦闘機の歓迎フライト12:10〜、決勝14:00〜。決勝後に表彰式とグランドフィナーレ |
出典:モビリティリゾートもてぎ公式サイト、オートスポーツweb。主催者は、予告なく変わる場合があるとしています。
ウエイトとポイントのルール
- サクセスウエイト:9月17日のブルテン(No.055-S)で改定されました。土曜の第3戦は「7戦目」の扱いで、獲得ポイント1点につき1kg(半減)です。日曜の第8戦は例年どおりノーウエイトです。そのぶん、前戦のオートポリスはフルウエイト(1点につき2kg)で行われました(オートスポーツweb)。
- シリーズポイント:同じブルテンで、GT300の「高得点の7戦分だけを合計する」ルールがなくなりました。GT500とGT300のどちらも、全8戦の合計で順位が決まります(オートスポーツweb)。
- 予選:いつものノックアウト方式ではなく、ドライバー1人が担当する20分間の計時予選になる見込みと報じられています。タイヤは2大会分として、計8セットを持ち込む案が示されました(オートスポーツweb、10月18日時点の参考説明)。
- 参加条件:GTAは10月23日付のブルテン(No.065-T)で発表しました。2レースに同じ条件を使います。GT500は第7戦から変更なし、GT300は一部の数値だけを調整しています(オートスポーツweb)。
第7戦終了時点のドライバーランキング
| 順位 | GT500 | 点 | GT300 | 点 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 36 坪井翔/山下健太 | 61 | 56 J.P.デ・オリベイラ/木村偉織 | 73 |
| 2 | 100 山本尚貴/牧野任祐 | 58 | 7 ザック・オサリバン | 56 |
| 3 | 17 塚越広大/野村勇斗 | 45 | 7 梅垣清 | 53 |
| 4 | 38 大湯都史樹/小林利徠斗 | 43 | 65 蒲生尚弥/菅波冬悟 | 53 |
| 5 | 39 関口雄飛/S.フェネストラズ | 36 | 2 堤優威/卜部和久 | 53 |
| 6 | 23 高星明誠 | 36 | 777 藤井誠暢/C.ファグ | 48 |
出典:オートスポーツweb(第7戦終了時点のランキング。GT300は10月23日の結果改訂を反映済み)
GT500は、3連覇中のau TOM'Sに、デビュー1年目のホンダ・プレリュードを走らせる100号車STANLEYが3点差まで迫っています。チームランキングも36号車が79点、100号車が76点で、同じく3点差です(オートスポーツweb)。
GT300は、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rが20点差で首位に立っています。ただ、ランキング2位のオサリバン選手は、もてぎの2レースに出場しません(理由は次の節で説明します)。
注目の話題:GR GT3、宮田莉朋、織戸学のラストラン、出場停止
エントリーリストは10月26日に発表されました。参加は2クラス合わせて43台(GT500が14台、GT300が29台)です。GT500はシリーズのエントリーどおりの顔ぶれで、話題はGT300に集まりました(オートスポーツweb)。
トヨタGR GT3コンセプトが世界初の実戦へ
今季メルセデスAMG GT3で戦ってきた32号車TEAM ENEOS ROOKIEが、もてぎの2レースでは「ENEOS X PRIME GR GT3 concept」に乗り換えます。ドライバーは石浦宏明選手と鈴木斗輝哉選手です。参加は「特認」によるオープン参加で、ポイントの対象にはなりません(オートスポーツweb、dailysportscar)。
dailysportscarは、ツインターボのV8を積んだこのクルマにとって、今回が世界で初めての実戦になると伝えています。石浦選手はGT300のランキング7位にいましたが、残り2戦で車両を替える判断になりました。同誌は「将来を優先した選択」と位置づけています。GR GT3は2027年から本格的にレースを走る予定です。
ランキング2位のオサリバンに代わり、宮田莉朋が復帰
7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVOは、フォーミュラEのテストに参加するザック・オサリバン選手の代わりに、宮田莉朋選手を起用します。宮田選手は2023年にGT500とスーパーフォーミュラの2冠を獲り、その後ヨーロッパへ渡りました。2024年からはF1の直下にあたるFIA F2を戦っています(motorsport.com日本版、オートスポーツweb)。
相棒の梅垣清選手は53点でランキング3位です。チームランキングでも、7号車は56号車(89点)に次ぐ2位(73点)につけています。逆転を狙う大事な場面での起用だと報じられています。
「MAX」織戸学のラストラン
1997年と2009年にGT300の王者になった織戸学選手は、10月19日、自身のSNSで、もてぎを最後にSUPER GTを引退すると発表しました。「誇りを胸に、最後まで全力で走ります」とコメントしています(オートスポーツweb、motorsport.com日本版)。もてぎでは、30号車apr GR86 GTで平良響選手と組み、2レースとも走ります(オートスポーツweb)。
藤井誠暢が出場停止、ペナルティの波紋
777号車D'station Vantage GT3の藤井誠暢選手は、第7戦で危険なドライブ行為(スポーツ規則第13条1.a)のペナルティを受けました。ペナルティポイントが累計10点に達したため、もてぎの2レースには出られません。代わりに近藤翼選手がチャーリー・ファグ選手と組みます(オートスポーツweb)。
このほかの動きは次のとおりです。
- 2号車の卜部和久選手は累計4点になり、専有走行の後半1時間に参加できません。
- 第7戦のGT300の結果は10月23日に改訂されました。義務ピットを消化していなかったとして、666号車seven x sevenと88号車VENTENYが失格になっています(motorsport.com日本版)。
- 9号車、22号車、48号車は、土曜と日曜で組むドライバーが替わります。
もてぎ大会を前にしたXの反応(全体の割合)
レースはまだ行われていません。そのため、ここで集めたのは「もてぎ大会と、その前に出たニュースへの反応」です。期間はおもに第7戦の決勝(10月18日)から集計時点まで。Yahoo!リアルタイム検索で、検索語を12通りに変えて投稿を集めました。
使った検索語は「スーパーGT もてぎ」「#SUPERGT」「GR GT3 もてぎ」「織戸学 引退」「藤井誠暢」「宮田莉朋」「もてぎ GT 駐車券」「au TOM'S 4連覇」「プレリュード もてぎ チャンピオン」などです。
投稿のIDで重複を除いたうえで、次のものは集計から外しました。
- ニュースの見出しをそのまま載せた投稿と、配信・グッズの宣伝
- 公式アカウント、チーム、関係者、スポンサー企業の投稿
- レースアンバサダーの撮影報告など、レースの感想ではない投稿
- 「宮田莉朋」で検索して多く出てきた、テレビのニュースに偶然映ったことへの反応(もてぎ大会とは関係がないため)
- 同じ人がほぼ同じ文面を続けて投稿したもの(1件として数えました)
残った179件を1件ずつ読み、肯定・否定・中立に分けました。引退を惜しむ投稿は、ねぎらいや感謝の言葉があれば肯定、驚きや寂しさだけなら中立としています。
| 分類 | 件数 | 割合 | 主な中身 |
|---|---|---|---|
| 肯定 | 74件 | 41% | GR GT3への期待、織戸選手へのねぎらい、推しのチームへの応援 |
| 否定 | 22件 | 12% | 出場停止になった行為への批判、駐車券の売り切れ、オープン参加の扱いへの戸惑い |
| 中立 | 83件 | 47% | ニュースへの驚き、ルールの確認、ポイント計算、観戦計画の相談 |
母数と集計日時:n=179、2026年10月27日 0時44分〜0時47分(JST)
話題ごとの内訳(おおよそ)
- GR GT3の実戦デビュー:約55件(全体の約3割)
- 織戸学選手の引退:約43件
- GT500・GT300の王座争いと応援:約23件
- 藤井選手の出場停止とモラルハザード制度:約20件
- 駐車券の売り切れ・混雑・観戦計画:約18件
- その他(宮田選手の起用、F-2Bの飛来、ウエイトのルールなど):約20件
検索語によって集まる話題が偏るので、この割合はあくまで目安です。とくに「織戸学 引退」「GR GT3」は専用の検索語で集めたため、実際の比率より多めに出ている可能性があります。
肯定的な反応:GR GT3への期待と「MAX」への感謝
肯定的な投稿のうち、いいねやリポストが多かった論点は次の3つです。
① GR GT3の「まさかの今年デビュー」
最も反応を集めた話題です。短く「ついに実戦デビュー、楽しみ」と書いた投稿には700件を超えるいいねが付きました。エントリーリストの見どころを箇条書きにまとめた投稿も100件超のいいねを集めています。その投稿は、GR GT3の参戦、織戸選手の出場、土日でドライバーを替えるチームなどを挙げていました。
「S耐から出ると思っていた。読みは外れた」
「ホンダ党だけど、普通にかっこいい。ワクワクする」
「世界で戦える日本製のGT3になってくれたらうれしい」
メーカーの垣根を越えて、「新しいクルマが走り出す瞬間を見たい」という声が目立ちました。「2レースあるからデータを取るにはちょうどいい」と、ダブルヘッダーという形と結びつけて理由を考える投稿もありました。
② 織戸学選手へのねぎらいと思い出
ある投稿は、2008年のもてぎで織戸選手が最後尾から勝ち上がった優勝を紹介し、1,100件を超えるいいねを集めました。昔撮った写真に思い出を添えた投稿(300件超)や、「引退記念のグッズを作ってほしい」という投稿(約190件)も広く読まれています。
「寂しいけど、もてぎのラストランはしっかり見たい」
「父親が『峠からレーサーになったすごいやつ』と褒めていた」
GT300の話にとどまらず、ドリフトやテレビ番組、運転の教本など、さまざまな入口から織戸選手を知った人の投稿が並びました。モータースポーツの外にまでファンがいる、珍しいドライバーだと分かります。
③ 王座争いの両陣営への応援
100号車を応援する側からは、「もてぎはホンダのホームコース」「10年前もダブルヘッダーのもてぎで逆転があった」と、逆転に期待する声が出ていました。36号車のファンからも、「ペナルティは痛かったが、もてぎで4連覇を」という声が続いています。4位の38号車の若手を応援する「次は優勝あるのみ」という投稿は、1,600件を超えるいいねを集めました。
否定的な反応:出場停止の波紋と駐車券の売り切れ
否定的な投稿は22件(12%)でした。主な論点は次の3つです。
① 藤井選手の出場停止をめぐる批判と疑問
否定的な投稿の約半分がこの話題でした。第7戦の映像を見て「チェッカー後のあの車間は故意に見える」とした投稿は、50件を超えるいいねを集めています。一方で、「ここまで重いペナルティになるほどなのか」と判定の重さを疑う声や、「ベテランなのにもったいない」と惜しむ声もありました。
「SUPER GTはNASCARじゃない」
「何があったのか、ここまでのペナルティなのかよく分からない」
なお、ペナルティの対象になった行為をGTAがどう判断したのか、その詳しい中身は、この記事では確かめられませんでした。個人を強く責める投稿もありましたが、ここでは引用しません。
② 場内駐車券の売り切れ
もてぎの公式サイトは、場内の4輪駐車券が予定の販売数に達したため、当日券は出さないとしています。Xでは「行こうと思ったら売り切れ」「場外の駐車場とシャトルバスしか残っていなかった」「リセールにも出てこない」といった嘆きが続きました。
「人が多そうだから行くのをやめる」という投稿もありました。人気が高まったことの裏返しで、観戦のハードルが上がっている面もうかがえます。
③ オープン参加への戸惑いと、タイヤをめぐる見方
GR GT3には、「ポイントの対象外のクルマが先にゴールすると、優勝争いやチャンピオン争いがかすむ」と、中継の伝え方を心配する声がありました。デザインが「他社の新型GT3に似ていて見慣れない」という投稿もあります。
また、織戸選手の引退を、タイヤメーカーをめぐる事情と結びつけて批判する投稿も数件ありました。ただし、引退とタイヤの事情が関係しているかどうかは、報道では確認できませんでした。
このほか、シートを失ったドライバーを惜しむ投稿が120件超のいいねを集めていました。
反応の分析:話題が「王座争い以外」に広がった理由
第7戦の記事で集めた反応は、肯定が62%、中立が33%でした。今回は肯定が41%に下がり、中立が47%に増えています。これは雰囲気が悪くなったというより、レースがまだ行われていないことが大きいと考えられます。
勝った・負けたの喜びや悔しさがまだない代わりに、ニュースへの驚き(「マジか」「えっ」)や、ルールを確かめる投稿(「土曜はウエイト1倍、日曜はなしで合っている?」)が多く集まりました。
10月26日にニュースが重なった
10月26日の午後には、次の発表が数十分のうちに相次ぎました。
- エントリーリスト
- 参加条件(車種ごとのBoP)
- モラルハザードが適用されるドライバー
- GT300ランキングの改訂
- GR GT3への車両変更
「GR GT3の発表の裏で、しれっと出場停止が決まっていた」という投稿があるように、ファンは複数のニュースを同時に受け止めることになりました。「情報量てんこ盛り」という言葉が、この週末の空気をよく表しています。
王座争いが「前提」になっている
GT500の王座争いに直接触れた投稿は約23件で、思ったより少数でした。ただ、GR GT3や織戸選手の投稿の多くにも、「チャンピオン争いも熱いし、もてぎは楽しみが多すぎる」といった一文が添えられていました。3点差の決着は、話題の中心というより、全員が共有している「前提」になっていると読めます。
否定的な声は「行為」と「混雑」に集中
否定的な22件のうち、半分近くが出場停止の件、残りの多くが駐車券の件でした。シリーズの運営やレースの面白さそのものを否定する声は、ほとんど見当たりません。批判の矛先は特定の出来事に限られており、大会への期待は全体として高いままだと言えます。
数字で見る最近の4輪モータースポーツ人気
もてぎ大会の観客数はまだ出ていません。そこで、今年の4輪レースの数字と、もてぎ大会の前売りの様子から人気の度合いを見てみます。
| 大会 | 数字 | 出典 |
|---|---|---|
| F1日本GP(3月・鈴鹿) | 3日間で31万5000人。前年比118%で、鈴鹿に戻ってからの最多 | Car Watch |
| SUPER GT第2戦富士(5月) | 2日間で延べ8万3600人 | 富士スピードウェイ、Car Watch |
| SUPER GT第7戦オートポリス(10月) | 予選日1万2000人、決勝日1万8000人、合計3万人。前年の約2万6000人から増加 | F MOTOR、オートスポーツweb |
| スーパー耐久 富士24時間 | 3日間で6万4900人、過去最高 | オートスポーツweb |
| スーパーフォーミュラ(2025年) | シーズン合計26万3900人 | オートスポーツweb |
もてぎ大会の前売りの様子
- 駐車券:場内の4輪駐車券は予定の販売数に達し、当日券はありません。Xでは「開催の2週間前に売り切れた」という報告が出ていました(もてぎ公式サイト)。
- 若い世代への施策:16〜23歳を対象にした「16-23 ZERO円パス」があります。申し込むと、入場料と観戦料が無料になります(もてぎ公式サイト)。
- 見込み:dailysportscarは、3万人を超える観客を見込んでいると伝えています。これは予想で、実際の数字は大会後の発表を待つ必要があります。
Xでの盛り上がり(目安)
集計の時点で、「#SUPERGT」の検索で見つかった件数は1万3085件でした。「スーパーGT もてぎ」は114件、「織戸学 引退」は64件です。検索で取れる件数には上限があるので、あくまで目安として見てください。
反応の大きさでは、GR GT3への車両変更を伝える投稿が5,000件前後のいいねを集めていました。第7戦のGT300結果の改訂を知らせる公式投稿も、引用が200件を超えています。ルールや裁定の話題でも議論が起きやすいことが分かります。
視聴者数や視聴率は、今回は確認できませんでした。
ここまでの数字を見ると、F1日本GPの記録的な動員を入口に、国内の4輪レースにも人が流れている様子がうかがえます。SUPER GTでは、オートポリスの前年比増や、もてぎの駐車券の早い売り切れがその表れです。
今回のもてぎは、次の点で観客を集める材料がそろっています。
- 2日続けて決勝がある
- 新型車がデビューする
- 人気ドライバーの引退レースになる
今後の注目:タイトルが決まる条件とF1との同じ週末
GT500:3点差で決着の形はいくつもある
第6戦の後と第7戦の後のランキングを比べると、各順位でもらえる点数が分かります。第7戦では、優勝した100号車に20点、2位の38号車に15点、3位の23号車に11点、8位の36号車に3点が加わっていました(TOYOTA GAZOO Racing、オートスポーツwebのランキング)。この配点で単純に計算すると、次のようになります。
- 100号車が2連勝した場合:100号車は98点です。36号車が2レースとも2位でも91点にとどまり、100号車が逆転します。
- 1勝ずつ分け合った場合:もう1レースでお互いに2位なら、両者とも35点を加えます。差は3点のままで、36号車が逃げ切ります。Xにもこの計算を紹介する投稿がありました。
- 3位以下の陣営:17号車(45点)や38号車(43点)にも、計算上は可能性があります。たとえば17号車が2連勝して85点になり、上位2台が伸び悩めば届きます。
予選順位による加点や同点のときの決め方は、この記事では確認できませんでした。正確な条件は、公式の発表で確かめてください。
ウエイトの差にも注目です。土曜の第3戦は1点1kgの扱いで、36号車が61kg、100号車が58kgを積みます。2台はほぼ同じ条件です。一方、ウエイトの軽い64号車(2kg)や19号車(8kg)が上位に割って入れば、2強の点数の動きにも影響します(オートスポーツwebのエントリー表)。
日曜の第8戦は全車ノーウエイトです。純粋な速さの勝負で、土曜に開いた差を守れるかが焦点になります。
GT300:56号車は21点で決められる計算
今季のGT300は全戦の点数を合計するので、56号車(73点)を追う上位の最多は53点です。2連勝でも93点にしかなりません。同じ配点で計算すると、56号車が2レースで21点を取れば、他の結果に関係なく王座が決まります。
逆転を狙う陣営は、次のように状況が分かれます。
- 7号車:宮田選手を迎えた梅垣選手(53点)が、ドライバーとチームの両方の王座を狙います。
- 65号車・2号車:どちらも53点で並んでいます。
- 777号車:近藤選手と組むファグ選手(48点)が王座の可能性を残しています。
Xでは、今回のBoP(性能調整)が首位のGT-Rにとって不利な方向だと分析する投稿もありました。
F1ファンにも見逃せない週末
F1は現地11月1日にメキシコシティGPを行います。アメリカGPで今季9勝目を挙げたアントネッリ選手が、初タイトルに手をかけた状態で臨みます(F1公式、Sky Sports)。
続くサンパウロGPは、FIAが発表したカレンダーでは現地11月8日が決勝です。もてぎの最終戦と同じ日曜日にあたり、国内と世界の両方で週末を通して目が離せません。
F1の直下のカテゴリーであるF2を戦う宮田選手が、もてぎを走るのもF1ファンには注目点です。中継は、J SPORTSとニコニコ生放送が全戦の予選と決勝を伝える予定です(もてぎ公式サイト)。
まとめ
- 大会の形:11月7日に第3戦(1点1kgのウエイト)、8日に第8戦(ノーウエイト)を、どちらも250kmで行います。今季は全8戦の合計で王者が決まります。
- 王座争い:GT500は36号車au TOM'S(61点)と100号車STANLEY(58点)の3点差です。GT300は56号車が20点のリードを持ち、2レースで21点を取れば決まる計算です。
- 話題:GR GT3の特認でのデビュー、宮田莉朋選手の起用、織戸学選手のラストラン、藤井誠暢選手の出場停止と、ニュースが続いています。
- Xの反応:179件のうち肯定41%、否定12%、中立47%でした。GR GT3への期待と織戸選手へのねぎらいが肯定の中心です。否定は出場停止の件と駐車券の売り切れに集中していました。
- 人気:F1日本GPの31万5000人、オートポリスの3万人(前年より増加)、もてぎの駐車券の早い売り切れなど、4輪レースへの関心の高さを示す材料がそろっています。
「2日で2つのチャンピオンが決まり、新しいクルマが走り出し、ひとつの時代が終わる」週末です。大会が終わったら、結果とXの反応をあらためてまとめる予定です。