佐久間艇長って知ってますか?
欧米の海軍関係者には日本を代表する有名人。日本から来る人に「佐久間艇長を知ってるか?」と聞いても必ず「知らない。」と答える…。福井の人でも知らない人は多いかもしれません。
先日開催された県連会員大会の記念式典 来賓挨拶の中で上野清治 小浜商工会議所会頭が、挨拶というより青年経済人の皆さんに「真のリーダーシップとは何か?」を伝えたいと、郷土の偉人である佐久間艇長の話と遺書の内容を紹介していただきました。
あまりにも衝撃的だったので、福井に戻ったその足で図書館に行き、関係する書籍を借りてきました。
実は私も佐久間艇長の事は、2年前に「ふくいブランド大使」の有志が主催した「ふくいブランドツアー 第三弾 若狭偉人列伝 ~若狭路の旅~」に参加した際に記念館を訪問し初めて知りました。
佐久間勉は若狭町出身の海軍軍人。日露戦争を経験し29歳で第六潜水艇隊の艇長に。しかし、明治43年に第六潜水艇は山口県新湊沖で訓練中に沈没。佐久間艇長以下乗員14名が殉職。
海外では同じような事故の際、脱出しようとした乗員が出入り口に殺到。殴り合いや殺し合う事態が発生していたそうですが、第六潜水艇が引き揚げられた時には、ほぼ全員が持ち場を離れず死亡しており、持ち場以外にいた者も修理にあたっていたとの事。
さらに佐久間艇長の胸ポケットから遺書が発見され、そこには天皇に対して潜水艇の喪失と部下の死に対する謝罪。最後まで部下に指示を出し、部下の家族へのおもいやりの言葉や、この事故が潜水艇発展の妨げにならないようにと沈没の事故原因の分析などが記されているそうです。
読んでいる書籍に「物は豊かになったが、心は貧しくなったと言われる現在、学校教育や社会教育の中で、「おもいやり」や「報恩・感謝」の心の大切さが問われるようになっている。今こそ、佐久間勉に学ぶべき心を喚起すべきではないだろうか。」(TBSブリタニカ編集部「佐久間艇長の遺書」より)とあります。
さらに「現在改めて佐久間艇長の「遺書」を読み直して、自他を振り返る日本人の数が、一人でも多からんことを願わずにいられない。」(TBSブリタニカ編集部「佐久間艇長の遺書」より)とも。
最後までしっかりと部下を統制、自分の職務を全うし「沈着勇断」と称されている佐久間艇長。少しずつ読み進めていますが、私にそんなリーダーシップが発揮できるでしょうか…。
