以前、被告人の肌艶についてお話ししたので
法廷で被告人の顔がそこまでよく見えるのかという話題についてお話します。
法廷は真ん中の奥側に裁判官の席。
部屋の左右に向かい合う形で弁護人と検察官の席があります。
その間にあるのが尋問席。裁判長の方を向くので、尋問されてる人はアタマしか見えません。
そして柵に区切られた手前側でそれらを眺めているのが、傍聴人が座る傍聴席です。
さて、被告人がどこに座るかですが、通常の裁判だと、尋問席の手前の長椅子に座ることが多いです。
なので、尋問席からは顔がほとんど見えません。これは被告人に配慮してのことだと思います。
しかしながら裁判員裁判では、弁護人席に座ったり、弁護人席の前の長椅子に座ることが多いです。被告人も裁判の当事者であることが分かりやすいようにだと思います。
この場合、被告人が席から尋問席へ移動するとき、傍聴人席の目の前を通ることになるので
その顔や表情もよく見えるという次第です。
中村春根の場合、裁判員裁判であり、かつ弁護人の隣に座っていたので傍聴席から距離が3メートルくらいなのでしっかり見えました。
また、席から証言台に行くときに傍聴席のすぐ近くを通ったので、そのときは1メートルくらいまで近づいたので、間近に見ることが可能でした。