今回の事件に詳しい方は、昔、中村春根の父親が殺された事件が関連しているという話を聞いたことがあると思います。

 若いころの中村春根がケンカで暴力団の腕をへしおったのが原因で、その報復として父親が殺されたと世間では認識されていて、私自身も100%そう信じていました。

 ところが今回の公判で分かり、驚いたのはどうやら中村春根が原因で上記事件が起こったのではなくて、組織の利益のために脅しとしてやったことを暴力団が策を巡らせて、動機の部分をすり替えたというのが真相。お互いの主張の中で大前提でした。

 

私自身、一方のみの情報と思い込みでまんまと騙されていたと思います。

公判を傍聴しなければ一生知ることはなかったでしょう

被害者の息子に動機を擦り付けるのはたちが悪いですね。

そのときは、中村春根も辛かっただろうと思います。

地獄の日々であったでしょう。

そのことは中村春根本人も語っていました。

身内も関係者もみな暴力団の言い分を信じていたようでした。

 

絶対と思っていた事実が違っていた。

今回の事件もそうでなければよいのですが。思い込みから決めつけてしまっている部分もあるのでは…。

また地獄の日々を生きているのではないか。

同じ間違いがないことを懸念します。

私はこの度の経験から予断というもののおそろしさを痛感しました。