届く、届かない、届く、届かない、届く、届かない、届く、届かない…。


こんな花占いのような日々を過ごして、何日経ったことでしょうか。

今だに僕のところには、アスマートから「フォトブック」が届きません。


「きょう、Perfumeフォトブックが届きました!!」


毎日のように見かける、Perfumeファンブロガーの方たちの「朗報」を

1人だけ「おみそ」になったような気持ちで眺めている日が続いています。

(※関東では仲間はずれのことを「おみそ」と言います)


なぜ僕のところだけ、フォトブックが届かないんでしょうか?


ひょっとして、アスマートの人が僕へのクリスマスプレゼントに、ということで

発送を遅らせているのでしょうか。

お気持ちはありがたいのですが…、とっとと送ってください。


「今、のっちが表紙にサインをしているので、もう少しお待ちください」

そういうことなら、年明けぐらいまでは待つつもりです。

でも、そんな連絡は一切ありません。これはおかしいぞ。


「みんな、おかし過ぎませんか?「おかしい~!!」


あ~ちゃんのように叫んでしまいたくなる気持ち、理解して下さい。

ひょっとして、別のポストに投函されているのではないでしょうか?


音符ぜったい「誤送」だ~  てゆうかあり得ない

  僕がフォトブックぐらいで  悩むはずはない 音符



いやいやいや、フォトブックが来なくて悩んでいるんです。

もう悩みまくりです。

秋に届いた夏フェスグッズの恨みが消えない内に、この仕打ちです。

クレーム電話の1本でも入れてやろうかと思いましたが、僕も大人に

なりました。


「まあ明日くらいには、届くだろう。

フォトブック 明日まで待とう アスマート(明日待とう)」


などと、大人の広い心で、余裕の韻を踏んだ(?)俳句を読みつつ、

仕事を終え、僕は会社から帰宅しました。


いつものように、郵便ポストを覗く僕。

すると、ポストの奥に、へばりつくように存在する1枚の紙切れを発見。


「12月20日に配達しました」


佐川急便さんからのクリスマスカードならぬ、不在配達票でした。

「12月20日って、3日前に既に配達されていたの?」


音符 ハッとして気がついたら

   取り戻せないほどの日々が…

   ただ後悔することは 怖くて しょうがないね  音符


宅配ボックスを開けると、どうだ!とばかりに、白い小包が…。

自分の間抜けさに気がつかず、アスマートさんを恨んだ自分に落ち込み

ながら、小包を抱え部屋へと帰りました。


部屋に着くやいなや(as soon asです)小包を開封。


Perfumeと芋焼酎と、時々仕事-フォトブック


中から出てきたのは、僕が注文した通りの2冊のフォトブック。

「郵便ポストの確認をせず、アスマートさんを恨む」という人の道に反する事を

してしまった今の僕には、3人の女の子の笑顔はあまりにも眩し過ぎました。


「ところで、肝心のサインは入っているのかな?」


先ほどの反省が、のど元を過ぎないうちから、すぐにPerfumeのサイン入りか

ということを気にしてしまう自分の悪いところを感じつつも、僕はフォトブックを

チェックし始めていました。


1冊目…ピッチりとビニールのカバーで封がされていました。


「これじゃあ、表紙にサインはできないな」


と諦めつつ、2冊目に手を伸ばしたところ、な・な・なんと…!!!

2冊目のフォトブックには驚くべきことに…………


しっかりビニールのカバーがされていました。


意味深なブログのタイトルにつられ、ここまでブログを読んでくださった方、

大変申し訳ありませんでした。

「何十万分の2」という確率に賭け、フォトブックを2冊購入した僕でしたが、

結果は「撃沈」でした。(3冊買えば良かったのでしょうか?アスマートさん!)


「外れたのは仕方がないや。中はどうなってるのかな?」


Perfume直筆サインがないという辛い現実を受け止めながらも、すぐに次の

事に向かうポジティブな自分の良いところを感じつつ、僕はフォトブックの

ページを開き始めていました。


「Perfumeと上海」

一見、撮影地選びを間違えたと思いがちですが、不可思議でイノセントな

魅力を持った今のPerfumeには、近未来都市という一面を持ちつつも

ゆったりとした悠久の時を感じる上海は、ピッタリだったのかも知れません。

Perfumeと芋焼酎と、時々仕事-かしゆか


そんなフォトブックの中で、かしゆかが一番輝いて、生き生きとしていた

ように感じます。

かつての「暗黒街」である上海という「街の力」が、かしゆかの「小悪魔」的な

部分とうまくシンクロしてしまったのでしょうか。

チャイナ服も細身の身体に、一番似合っていたように思います。


一方、かしゆかと正反対だったのは、あ~ちゃんです。

彼女には、もっとのどかな自然あふれる場所の方が良かったのかなと

思います。

でも、そんな中で僕の目に留まったのが、この1枚の写真です。


Perfumeと芋焼酎と、時々仕事-あ~ちゃん


撮影されたシチュエーションなど、関係ありません。

「菩薩」的な、その柔和な表情。

あ~ちゃんの魅力を最大限に表現した1枚ではないでしょうか?


そして、のっちです。

僕にとっての「のっちベストショット」はこれです。


Perfumeと芋焼酎と、時々仕事-のっち


普段、勝気な言動が目立つのっちですが、そうは言っても現実は

まだ20歳の女の子なのです。

憂いを帯びた瞳に、どこかしら寂しげな表情…。


「ねえ、のっちどうしたの?何か悲しいことがあったの?」


思わず、そんな声をかけたくなる1枚です。

笑顔ののっちももちろん大好きですが、こんな表情をさせたら

天下無敵ではないでしょうか?


上の3枚以外にもPerfumeが様々な表情を見せてくれる、今回の

フォトブック。

これで、2500円(+税)なんて、お得過ぎます。


いつまでも届かないと苛立っていた、ここ数日の問題も無事解決。

気がつくと、日付はかしゆかの誕生日から、クリスマスイヴへ。

いみじくもフォトブックは、Perfumeから僕へのクリスマスプレゼントに

なっていたのです。


アスマートさん、ありがとう。佐川急便さん、ありがとう。

もちろん、Perfumeのみんな、ありがとう!


こんな素敵なプレゼントをくれた皆さんに感謝を、皆さんに愛を。

そして、Merry Christmas…ツリー