当人の思い及ばない『運命』が待ち構えている…」
と、言われる
ある程度想定内の事であったとしても
目前の状況を受け入れるのにうろたえてしまうこともある
どんな感情で、その状況に対峙するべきか?
その気持ちに、とことん向き合う事によって
見えてくるものがあるかもしれない…
…と、いうことで
この入院に際して、自分に制限を課してみた。
極めてシンプルに生活してみよう
あれこれ入院グッズを持ち込まず
テレビ、ラジオなどのメディアを断つ
病院で提供されるものだけで満足する
ノートとボールペンとタブレットだけを持ち込み
自分自身を見つめてみる
そして、自分を取り巻く周囲の様子も
観察してみる
普段見過ごされているちっちゃなことに
実際、過ごしてみて、なにの不自由も無かった
一か月という(わたしには)長い期間、
思いの丈自身と会話できたと思う。
ノートには、その日その日の身体と気持ちを記し、
ボールペンは二本使い切った。
病院での他の患者さんとの会話や、行動は
毎食のメニュー表の裏に綴っていった
人の人生の裏側(?)はメニュー表の裏に記すのがふさわしい(?)