生きてれば今日で87歳だったな。

去年の誕生日にお祝いの電話をかけたときに、四捨五入したら90歳だもんな、なんてことを恥ずかしながらも誇らしげに話していたのが懐かしい。

つい半年前には花見に行ったってのに、もうおめでとうとも言ってやれないんだよ。

俺は今まで20年間生きてきて、失敗や反省ばっかりだけど後悔したことなんて一つもなかったのに、親に孝行できないまま逝かれるってのはやりきれないくらい後悔するんだな。

小さい頃はよく叱られたから怖かったけど、旅行にたくさん連れて行ってもらったり、東京に出張のときはとっておきの美味しいお店に連れて行ってくれたり、よく遊んでくれた。

歳をとるにつれて俺もきちんと話せるようになった。(話さなくたって全部見透かされてたんだけど)

「人生意気に感ず」
ある本に祖父の座右の銘としてこの言葉が紹介されていた。晩年に本人にこの意味を聞いてみたら、照れるように何も答えてくれなかった。

調べてみたら「述懐」からの引用らしく、{人は他人の意気に感じて努力するもので、結果として得られる金銭や名誉のことなど、誰が問題にするものか}という意味の言葉だった。

調べるまでも聞くまでもなく、じいちゃんの生き様は言葉通りだった。

議員を辞めてからは家族のために小さな会社をやってて、結局去年まで現役で頑張ってくれた。

やっとゆっくりできると思いきや、これだから堪んねぇよ。まさかこの歳で葬式の御挨拶なんてすると思わないだろよ。

そうであれ俺が普通に大学通ってもっとしっかりしとけば、最期まで心配かけることなかったろうし、もっと色々してやれたと思う。つくづく情けない一人孫だよ。

こんな情けない孫を本気で叱ってくれる人はもういないんだもんな。

会社は昨日畳んだよ。俺が呑気に過ごしてた中で八十を超えて小さくなったじいちゃんにあんなものを背負わせてたと思うとやれんのよ。

悲しいかな、人生意気に感ずことのできる人間なんて僅かばかりしかいないんだな。

でも改めてじいちゃんの人間の大きさを実感したよ。最期まで自らの信念を貫くことは

そうか

「最初に決めたことは最後まで貫け」ってよく俺に言ってくれていたのを思い出したよ。

偉大なじいちゃんだけに近づくことは到底難しいけど、あなたの孫はこれから絶対にその意志を継いで行くから見守ってくれよ。


臥薪嘗胆
久しぶりの更新

やらないといけないことはたくさんあるのに最近はあまり体調が良くなかったうえに、なかなか寝付けない悪循環に陥っていたので気持ちの切替の意味も込めて小旅行に出かけた

どこに行こうか散々迷った結果、行き先は『呉』

前々から気になってたんだけどなかなか機会がなくて行けずじまいだったので

とは言え『呉』にこれと言って行きたいとこがあるわけでもなく、ただ海沿いを通る電車からの景色が見たかった

たまにふと海が見たくなることがある

これと言って理由はわからないんだけど、海を見ていると心が落ちつくような気がするんだ

客の少ない朝の車両に揺られながら海を眺めることのできる車窓はこの上ない

行きの電車でふと思い出したのだが、スパに行けばよかったなどと思っていたら呉駅前にも大きなスパがあるみたいなので目的地は決定

でもせっかく呉に行くのだからせめて大和ミュージアムでも行っておこうと思い、若干の散策

大和ミュージアムには団体の学生などが来ており、平日なのに割と込み合っていた模様

こんな日は人混みを避けて通りたいので早めに切り上げてスパへ

ここは平日の昼だけあって人は少なく、ほぼ貸し切り状態

寮の手狭なユニットバスではやや窮屈に思いながら入浴しているので久しぶりに広い風呂に入れて気持ちがよかった

長風呂はあまり得意ではないけど、風呂に入ること自体はとても好きなので、休憩しつつ何回でも入っていたい

山口で過ごした子供の頃に家族でスパや日帰り温泉にはよく連れて行ってもらった

幼少期の父との思い出の少ない自分にとっては、祖父と二人で入る温泉の時間がとても好きだった

風呂に入ることが好きなのはこういった要因があるのかも知れない

そんなことを特別思い出すわけでもなく、ただなんとなく湯に浸かりたかったってていた

だが身体を洗うために洗い場に行きタオルを絞ると、自分の無意識の行為にハッとした

祖父と風呂に行くときは必ず祖父の背中を流してあげることにしていた

温泉やスパで借りるタオルは自宅の垢すりとは違って石鹸をつけても泡が立ちにくい

だからタオルをしばらくお湯に浸してゆっくりと泡を立たせる

そうして隣の椅子に座る祖父の背中を流すのだが、今日は一緒じゃないんだったんだと思うとせつなかった

今年の6月に86歳で亡くなった祖父は、日本人男性の平均寿命を超えていたので、世間で言うところの大往生だと思う

だけど自分にとっては生まれてこの方たった一人の祖父であったし、一人孫ということもあってとてもかわいがってもらっていたので、70歳程離れていても両親に匹敵する存在でもあり、これから孝行したいと思っていたのに

自分はまだ何も祖父には恩返しができていない

大学受験にも二浪してそれなのに今日もこうしてフラフラとしているなんとも情けない孫だ

春には「暖かくなってじいちゃんの具合がよくなったら温泉に行こう」と言っていたのにそれすらできなかった

普通に大学に行っていれば、車の免許でも取って色んなところに連れて行ってあげられたかも知れない

バイトでもしていたら稼いだお金で何か買ってあげたりもできたかも知れない

亡くなるまでの2年間はどれほど心配をかけたことか

何をいまさら言ってももう祖父はいない

隣に座って背中を流してあげることもできないんだな…

そんなことを貸し切り状態の風呂で一人考えていたら、何に悩んでいたのか忘れてしまった

こんなとこでしょーもないことに悩んで立ち止まるよりも、これから目の前のことを全力でこなしていって、天国の祖父にも胸を張って報告できるように頑張らないとな

さあ帰ってまた頑張ろう

また天国の祖父に救ってもらえた気がした

帰りの電車からの車窓は、少し肌寒くも太陽の反射でキラキラ光る10月末の海と雲一つない秋晴れの空だった
今日の目的地はと言うと、マリーナホップ!
 
 
船越銀之丞の『gdgd Days!!』-ファイル0278.jpg
 
 
広島の兄弟とランチなり~( ~っ~)/
 
 
1000円のバイキングにて昼食も、料金のわりに味はよかったんだけど、このマリーナホップってテナント入ってなさすぎで凄くもったいない気が…(^-^;
 
 
ぷらぷらして兄弟のお勧めするJ-CAFEへ
 
 
船越銀之丞の『gdgd Days!!』-ファイル0277.jpg(画像引用ww)
 
 
ハワイアンな感じでとてもいい雰囲気なお店
 
 
場所を移して本通りでぷらぷらしたり語ったり、女子か!と言わんばかりの散歩
 
 
凄くいい一日(^o^)/
 
 
俺は一線を越えた友人とは盃を酌み交わして兄弟の誓いを立てることにしている
 
 
青臭いことかも知れないけど本当に大切なことだと思う
 
 
共通していえるのは、ステレオタイプというか、いい意味での男臭さを捨てないでいようとする意気かな
 
 
だから話しが合うんだろう
 
 
さあ明日からまた頑張ろう!
 
 
最後に兄弟が好きなマリーナホップの砂浜
 
 
船越銀之丞の『gdgd Days!!』-110831_1448~010001.jpg
 
瀬戸内の海は、優しくもときには厳しく、俺たちの心を表すかのように揺れている気がする
 
 
広島に来てよかったかもな
 
 
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