今回はSaxのアルバムを少し離れて、特定の曲からおすすめアルバムを紹介してみよう。
というのも、友人の一人からそういう依頼があったからだ。

今回は"Caravan"の名演ということで3つほど紹介したい。

まずはこれ;
Kenny Drew Trio
The Kenny Drew Trio

Kenny Drewと言えば、アメリカからヨーロッパに移住してからの晩年の演奏が分かりやすく、日本人ウケしているが、このアルバムは彼がアメリカでプロデビューした直後の初リーダー作なので、良い意味で洗練されておらず、やや黒い感じが個人的に大好きだ。
この後、DrewはColtraneの代表作"Blue Trane"にも参加していったりと、アメリカ時代を華々しく駆け抜けることになるが、それはまたの機会に・・・

次に、リリカルな天才PianistであるMichel Petruccianiのこのアルバム;
Michel Petrucciani
Solo Live
これは、彼のソロライブでの躍動感が伝わってくる名演です。身体的には不自由であるが、それ故に彼の演奏は自由で伸びやかで、それでいて情熱的だ。数々の名演を残している素晴らしいアーティストの一人。


最後に、大御所Art BlakeyのJazz Messengersの演奏ということで、これ;

Art Blakey & the Jazz Messengers
Caravan

これも稀代の名ドラマーBlakeyのファンキーな演奏が聴けてよいです。

以上、たまにはSaxを離れて紹介してみました。