先日、外から帰った妹孫が

私を呼んでいます。

「ばあちゃん、誰か下で呼びゆうみたい

お花がどうとかこうとかって、、、」



以前に、花の植え替えをしていた時

いつも、見せて頂いて、、、と

お花を誉めて下さり暫く立ち話された

上の団地の方かしら?


急いで出て行くと、孫の言うその方はもう

外階段を上がり玄関口までいらしてました。

年恰好は似た様な年配のご婦人ですが

私の知らないお顔の方です。


私が、何か、、、?と聞く前に

とっても親しげな笑顔で

「こんにちは、ここはO高校に行ってた

息子さんのお宅ですよね」と早口で。


私もこんにちはと挨拶した後に

うちの子達はその学校では無いのですよと

答えましたが

そのご婦人は思い込んでおられる様で、、、。


「奥さん一緒に高校の役員してだでしょう」と

もう、信じて疑わない様子です。

ご自分の息子が同級生だったこと、

今は横浜で長いこと帰って来れないなどと

息子さんのお話が続きます。


年齢を聞くとウチの長男より

10歳殆ど上で、そのお探しの方は

Sさんだとやっと解り、ご近所の

その苗字の方の家を教えてあげましたが


お母さんとはそんなに親しかった訳じゃ

無いからと、上の団地の方へ

帰っていかれました。


それから数日後の今日、

出かける為に玄関先に出た夫に

「おーい、奥さん呼んでってお客さん」

と、呼ばれて出て行くとまたそのご婦人です。


あ、先日はどうも、、、と言う私の言葉は

聞こえていなかったのか

それにはノーコメントで

「息子も50歳になりましたが

横浜からなかなか帰りません」と、

またまた息子さんのお話です。


「コロナ禍でなかなかネェ、、、」

と、話を合わせる私に

「ウチの息子と同級生だった

お宅の息子さんは元気ですか?」と

また先日と同じ事を話すので

私も、先日と同じように答えて

勘違いしていたお家を教えてあげました。


人違いをとっても恐縮して謝られ、

お花をを誉めて下さった後

また団地の方に戻って行かれました。


年齢的に、認知の具合が悪くなられ

先日の件をすっかり忘れて

しまわれてるのかもしれませんね。


同じ様に50歳になられた

息子さんの話や、若い頃に

役員をしていた頃の話をされるのは

息子さんと会えなくて

お寂しいのかもしれないなぁと

その後ろ姿にお気をつけてと

声をかけてお見送りしました。



別の日に、散歩で神社に行って

お詣りして帰り始めた時に

私よりひと回り位、年上かな?と

思うご婦人に

「この前も来てましたよね」と

声をかけられました。


私は気付かなかったけれど

良く行く神社なので、

すれ違ったことがあったかもしれません。


その方は神社の近くの方で

毎日参拝して、周囲をぐるっと

散歩するのを日課にしているそうです。


途中の分かれ道までご一緒して

少しお話しただけでしたが

「良かった、今日は初めて人と話せた」

と、仰っていたその声が

今も耳に残っています。


コロナ禍で地域の行事やイベント

地区のセンターでの教室らも

中止や休止になっているこの頃


家で孤立して、運動機能や認知機能も

低下されている年配の方々も

多いのかもしれません。


今月はお嫁さんが残業で遅いので

連日孫たちは我が家でお風呂に入り

夕ご飯を食べて帰っています。


大変な事も有りますが

子供たちや孫たちが身近に居てくれるのは

ありがたい事なんだなぁと

今更ながらに感じた出来事でした。




雨が小降りのうちに、庭で収穫




せっかく咲き始めた花が

雨で傷みませんように❗️