![$府内町家のブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130831/21/funaimachiya/72/1d/j/t02200220_0280028012668331540.jpg?caw=800)
『くさる家に住む。』
人と人、人と自然が共生する10の暮らし方
著 / つなが~るズ(神田雅子/濱田ゆかり/林 美樹/平山友子) 六耀社
まず、「つながーるズ」というネーミングがいいじゃないですか。人と自然と建築とは本来はつながっているべきなのだ。だからこの本の著者は「つながーるズ」といういかした建築女子たち。
その「つながーるズ」が著した本のなまえが『くさる家に住む。』。
くさる家はけしからんのじゃなくて、住いとはそもそもくさるモノ。くさるとは熟成するとか年月と共にかわっていくもの、それがほんらいの建築の姿なんじゃないかとこの本は問いかけています。かっこよくいえばエイジング。
いつまでたってもかわらないものって、大丈夫なのかって思います。食べ物で言えば合成保存料がしこたま入った食べ物。長持ちするし便利です。でもこの便利さがとてもあやしい。便利さは考えることを止め、便利さの代償にいつかとんでもないことが起こるような気がします。
私たちは時間と共にかわっていきます。家は道具であり器であるなら、手になじみ、同じ時間を共有し、使いこみ、朽ちるまでともに歩んでいきたい。そしてそのあとは土に還り、なにもなかったように自然の循環の中につながっていきます。
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