日本人の失明の主因である(失明まで行かなくても徐々に視力が落ちて生活に支障が生じる)

緑内障ですが、

その緑内障のうち日本人の場合、約6割(7割ともいわれる)は正常眼圧緑内障だと言われるようになってきました。

 



目がよく見えるって生活の質を維持するためには

とっても大切なことですよね!

眼科では眼圧測定をよくしていると思いますが、

眼圧は日内変動もするし、体位でも変動するし、季節でも変動することはよく知られていますし、

そもそも目も循環により正常化を常に図って機能していますから

ある人は、眼圧がこの程度でも問題ないけど、別の人は視力低下が進行するなど

人それぞれ違うデリケートな部位ですよね。

眼圧は理想値を基準に単に下げとけばいいってものではなく

眼圧が緑内障の診断基準になるわけではないです。

ただ、個別に計測し続け眼科医が症状や病態と照らし合わせて考える際大変有用な検査情報ではあります。

 

????ここは、眼科の話をするところだったかな?って

不安に感じた人。正解です!

 

ここは歯科の話をするブログです。

 

じゃ?何故に歯科医が緑内障の話してるんだ?専門外の的外れじゃんと思われた方

正解です!

 

眼科のことは眼科医に直接聞いて下さい。
 

ただ、大変興味深い論文が発表されていますから

今回は歯科からちょっとご紹介しようと思います。

皆さんはすでにこの印象的なコンタクトレンズを一度は何かで目にしたことがありませんか?


ん??今回はスーパーエナメルじゃないんだな?って

思った愛読者の方。ありがとうございます。



スーパーエナメルは削らずに歯の表面にのせて接着してしまう

超オシャレでイカした歯のコンタクトレンズべニアの一種で

オシャレと歯の保護のために開発された特許製品です。


が、今回は封印しておきましょう(笑)
見逃している方は、過去に山のように記載がありますから見直しておいて下さい(笑)

 


今回の話題は、

口呼吸が緑内障の原因?!です。

 

で、このカッコいい気がする ちょっと気になる目につけるウェアラブル測定器

トリガーフィッシュコンタクトと言い


日本でも医科(眼科)が今後どんどん導入していくはずの眼圧計測装置です。
実際にどうやって使うのか?

を見ると全然イカしてないことがわかりますが、

それは医科ですからしょうがないですよね。

医科のものは常に見た目は超ダサい。。。

 

今後、どこかでこんな格好で計測している人に出会ったら

あ~~~!最先端の眼科に通っているのかな?と

とりあえず見逃すことにしましょう。

 

とはいえ見た目は超ダサくても、

この装置は凄く画期的な装置ですね。

この装置の販売によって比較的簡単に

日本国民の日常生活で簡単で正確に眼圧の変化を24時間計測が可能になって

やっとこさ

わかったことが論文になっていました。

 

https://www.hokudai.ac.jp/news/160607_med2_pr.pdf?fbclid=IwAR0Vy6HEb32WdHln8zwYc_ZqhZaI1pKtqYDwdsHwJZUHWCtuOe1PEPwCPWo

 

 

2016年6月です。

睡眠時無呼吸症候群患者の

夜間眼圧変動の測定に初めて成功

 ~睡眠時無呼吸症候群と緑内障発症の関係を解明~

なんと!!夜間眼圧変動の測定は今までやってなかったっ????!!

 

こりゃ、人生の半分、

年取ったら人生の大半の時間の眼圧は測定していなかったって感じなんでしょうかね・・・

 

こういうことは、医科だけではなく

実は歯科でもよくあることです。
睡眠時呼吸障害の有無と

その睡眠時の姿勢や舌の位置や呼吸や気道、血圧も心拍数もな~~~んにも知らないで

起きている時のことだけ考えてあれこれ考えている事って実はまだまだ多いのです。

そこでこの約100万円する計測装置を購入し(コンタクトレンズは1枚1万円程度)研究論文を発表したのが北大の医学部だったようです。

 

結論: 閉塞性無呼吸は、OSAS患者の夜間睡眠中にIOPの即時低下をもたらしました。OSASと緑内障を結びつける可能性のある一時的な低酸素症など、IOPに依存しない病因に注意を払う必要があります。

 

この研究は、一晩の継続的なモニタリングを介して、睡眠状態でのOSAS患者における無呼吸低呼吸イベントの急性IOP低下効果を示した最初のものです。眼灌流圧、自律神経機能障害、虚血、炎症、酸化ストレス、ミトコンドリア機能障害、高炭酸ガス血症など、OSASと緑内障を結びつける可能性のあるさまざまなIOPに依存しない要因に注意を払う必要があります。これらはすべて、OSAS患者の夜間睡眠中の一時的な低酸素症に起因します。 。 IOPの上昇なしに網膜神経節細胞死を引き起こすOSAS関連緑内障のメカニズムをよりよく理解するには、将来およびさらなる研究が必要です。

 

 

今回の研究では特別なコンタクトレンズ型の眼圧計を用いることで,無呼吸発作そのものは眼圧を上昇させることなく,むしろ眼圧を下げていることを世界で初めて明らかにしました。 

睡眠中に呼吸が停止する発作が繰り返される睡眠時無呼吸症候群患者では,脳梗塞や心筋梗塞など
心血管系の病気が起きやすく,さらに緑内障の有病率が正常な人の約10倍高いことが知られていますが
何故,緑内障を発症しやすいのかその理由は分かっていませんでした。

 

たとえ眼圧が上昇しなくても,低酸素状態などがあれば,視神経が障害を受ける可能性を示し,
日本人に多くみられる正常眼圧緑内障の病態解明の一助になると期待されます。
また,睡眠時無呼吸発作と診断された患者では,

眼科で定期検査を受けるなど,正常眼圧緑内障の発症に注意する必要があります。  

 

残念ながらその後の研究はどうなっているのでしょうか(眼科のことは専門外の為よくわかりません)

http://blog.livedoor.jp/akisakuhana-cavalink/archives/7133484.html

 

 

って、事です。

睡眠時に口あけていびきかいている

そこのお父さん、お母さん、そして、あなたの可愛い子どもたち。

 

私は予言しましょう!(単なる予言者)

 

将来、何等かのストレスが降りかかって

現状以上に視神経に血流がいかなくなれば

貴方はきっと視力を失って

老後の穏やかな生活を送ることができなくなり

失望した人生を活力なく生きていくことになるでしょう。

 

そこのいびきかいている貴方!

 

歯はちゃんと残っていますか?

 

歯ぎしりや食いしばりで歯がどんどんなくなっていっていませんか?

 

総入れ歯や義歯になって

寝た時に細菌の巣窟になるからって理由で

入れ歯を外して寝ていませんか?

そもそも歯を失った原因は

幼少期から成人後にかけて続いている口呼吸が原因だって事知っていますよね?

 

虫歯になるのも口呼吸

歯周病になるのも口呼吸

歯並びが悪くなるのも口呼吸

顔が長くなるのも口呼吸

歯ぎしりをするのも口呼吸

睡眠時に食いしばりが生じているのも口呼吸

歯に着色して歯が汚いのも口呼吸

口臭がするのも口呼吸

肌がアトピーなのも口呼吸

風邪をひいたり気道過敏になるのも口呼吸

髪が薄くなるのも口呼吸

 

色々な病気が口腔機能低下(高齢者の病名)

あるいは口腔機能獲得不全症(16歳以下の病名)

から生じます。

 

正常眼圧緑内障で目が見えなくなって

QOL(生活の質)が低下していくのも

口呼吸が原因になっている可能性が大ってことに繋がりますよね。

 

口呼吸する人は必ず睡眠時に口が開いていて

いびきかいたり、低酸素状態に陥っています。

睡眠時無呼吸症という診断まで至らなくても

睡眠障害に悩まされ悲しい老後になるでしょう。

 

生涯健康を目指すならば

口腔機能を向上させておきましょう~~!!

追記:


緑内障治療として視神経乳頭の血流改善や神経保護治療なども注目されていますが、

現在、エビデンスに基づいた確実な治療は眼圧を下げることだけです。

 

というのが眼科の常識かもしれませんが、

今は眼圧を下げることだけなんて言っている眼科は時代遅れの眼科ってことになりそうですね。

 

視神経乳頭の血流改善法として水素療法が動物実験では効果ありとされています。

2016年に正常眼圧緑内障の機序が推測されているので、今は2021年。

今後、このスマートな?トリガーフィッシュコンタクト眼圧測定器がなんとか保険適用になるように眼科に頑張っていただいて

睡眠時無呼吸症との関連性がよりエビデンスの高い内容になり

歯科と眼科が連携しようと言い出すときがいつか来るのでしょうか?



風穴があく。

そんな時代が来るといいですよね~~~~!

 

それではね!

バイバイ!