頑張れ!T4K!という
当方、face book上のグループを運営していますが、
歯科関係者限定グループで全国の歯科医院関係者(国家資格有資格者限定)のみが
参加可能のグループなのですが
現在760名超の参加者と承認待機者が170名になっています。
つまりはそれだけT4Kのような簡単な既製品の筋機能矯正装置だけで
どんなことができてどのように使用させればいいのか?ということについて
情報を得たい専門家が大勢いるってことなのです。
もうすっかりおじいちゃんになってしまいましたが
まだまだ現役で世界を飛び回って活躍されています。
この前参加したロサンゼルスのAAO(アメリカ矯正歯科学会)にも
業者展示ブースで待機されていましたので
色々教えてもらってきましたが
今回は歯並びをよくするための矯正装置ではなく
日中のアクティビティーに使用してもらうための装置を新しく開発され販売されていました。
こんなに大きな変化を一生のうちに起こします。
でもelderly(年寄り)が歯を全部失っていた時代はすでに終わり
昨今は年をとっても歯がかなりの数残っているのが
当たり前の時代に入ってきています。
実際80歳で20本の歯を残そう!と歯科医師会が旗を振って行ってきた
まさに平成元年から始まった8020運動等の種々の活動の成果もあってか?
8020達成率は現在50%を超えています。
運動開始当初は7%程度(平均残存歯数4~5本)でしたから
平成時代に日本人の口の中の状態は劇的に変化したということになります。
令和になり歯科の憧れの地といわれている北欧のスウェーデンのように
80歳で20本の機能できている歯が維持されている状態に
到達できていくのでしょうか??
厚生省の調査が開始された平成5年から11年、17年、23年、28年を比較すると
80歳で20本以上の歯が機能しているお年寄りの割合は
2016年調査で達成者が51.2%になっており
年をとっても歯を失っていない人の数がグングングングン増えたということになります。
80歳なのに!半数の人が20本歯が残ってるんですよ!!
凄くないですか????!!!
じゃ~平成の間に日本人の何が変わったんだ?
ときっとみんな同じ疑問を抱くでしょうが、
それを歯科に金属等を供給しているYAMAKINが分析してくれています。
https://www.yamakin-gold.co.jp/yn/ym103_health/
①まず若い世代の虫歯がなくなった。
小学校の歯科検診で虫歯が見つかるのは今や
ネグレクトの家庭くらいになってきています。
この変化は凄いですよね!
(まだ大阪の飴ちゃん文化は健在。歯科から言えばあれはいけません。
元気な子どもの口を塞いでおくためか?おばちゃんがやたらと飴を出す。
印象ですが、関西からうちの医院に受診する子はやたらと虫歯が多いように思います・・・・)
一応県別で確認したところ、岡山と大阪、僅かに大阪の子のほうが虫歯が多いようですが
似たりよったりでした~~~~・・・・(岡山も子どもをおとなしくさせるために安価で手軽な飴使ってるのかも・・・)
別の調査にあった歯ブラシの消費ランキングと歯磨き粉の消費ランキングとの比較を見てみましたら
歯ブラシの購入量よりどちらかと言えば歯磨き粉の購入量との相関のほうが県別の虫歯の数との相関は強いように感じました。
以前、ブログに書きましたが
新潟の歯科医師会の活動。これが半端なくて
幼稚園や保育園の時からフッ化物の利用推進事業を頑張っていると乳幼児の虫歯がなくなるのです。
やっぱりフッ素って凄いんだな~~~~(虫歯予防効果が高い)と!!
思います。
でももしかしたら歯科医師会(専門家)の真剣さがどれくらいか?という影響のほうが高いのかもしれません。。。
というのも地域の健康格差について
研究をしている岡山大学の森田教授らの研究によると
フッ化物の影響は3歳児の虫歯の場合だと1%くらいで
実際は周囲の意識レベルの差に相関するということが出ているからです。
(まあ、3歳でフッ素に頼ったとしても
ご家庭ではうがいができるようになってからですと2歳とか3歳頃から開始でしょうから
1%程度というのはその影響が大なのかもしれません・・)
虫歯が多いのは特に北海道、沖縄、九州、東北地方で、
新幹線沿線の地域の虫歯罹患率が低い。それは、
親の経済格差を反映しているのだろうという考察までされてます。
他に親の学歴、収入、
子どもの月齢、第3子以降の子だということ、祖父母と同居している、保護者が喫煙している(健康への意識が低いということですね)
フッ素入り歯磨き粉の利用が1歳6ヶ月以降だった、
卒乳が1歳6ヶ月以降だった(子どもの口の発育を乳でふさいでどうすんだ?1歳超えたら卒乳しようよ)、
甘い飲料やおやつを1日2回以上食べている、
居住エリアにお菓子など簡単に購入できるスーパーなどの小売店の数が多い などが
虫歯になりやすさに影響を与えているようです。
他にもあるかもしれませんが調査対象になったものの中ではそれらと相関がみられたということのようです。
最近の学校検診では、虫歯が複数個ある子を見つけたら親子間の問題を疑ったり
子どもの孤立や
ネグレクトを疑うようにという指導までされていますから
子の健康管理ができない家庭に育つと
虫歯になっちゃう というのは
みんなの共通認識になってきています。
https://www.niph.go.jp/journal/data/57-2/200857020003.pdf
②平成になって毎日歯を磨きしかも1日2回以上歯を磨くのが一般的になった。
これって、凄いことですよね!?
昔からライオンが歯磨き粉の宣伝をTVコマーシャルでしていたのですが、
毎日歯を磨くことが習慣になった人が急に10%も増えた1980年代って
いったい何があったんでしょうね??
歯科の保険制度の激変があったのでしょうか?(うかつにも忘れてしまってますが)
独自に検索を駆使した結果、
1980年前半から口臭防止のために洗口剤が日本に定着したようです。
1989年にはサンスターがGUMシリーズを発表し急激に市場を広げたり、
また歯学部も急に増えそれまで13校しかなかったのに一気に16校新設され
急に日本中に歯科医が供給され始め
虫歯治療をやりつくした後余力が出始めた歯科医院が予防やメンテナンスの重要性を発表しだしたんですよね。。
また1981年にはKayserって人が短縮歯列の概念をやたらと発表して
歳とっても20本歯が残っていればいいんだよ~ということが言われるようになって来た時期だったかな?
ま~色々な社会的要因が重なって
日本人の意識が ガッツ~~~~~ンと変化して
歯を大切にしたければ歯を磨け!1日2回以上磨けば変な細菌の巣窟になることなく
くっさい口臭もしなくて身近な人に嫌がられることなく
歯も失わないんだよということを体感することになったのでしょう。
今でも歯を1日1度も磨かないというレアな人はまだ残っていますが
歯って磨くことを習慣化すればわかりますが
口の中が常にさっぱりしていると気持ちがいいですよね。
口の中がネバネバネバネバ粘ついて歯面がヌルヌルヌルヌルヌルついていて全然平気という人がごく稀におられますが
見ればヌメついているのがわkじゃりますから見ていて不快ではないですか?
男性ならば彼女いるのか?と疑いたくなりますし、
女性なら魅力ゼロですよね?
口の中に仮に何かいい菌が住み着いていてそれだけが繁殖していたとしても気持ち悪くないですか?って
尋ねたくなりません?
やっぱり歯は硬組織ですから磨けば磨くほど(正しくですよ)
ツルツルピカピカ輝いて(下手に磨くと傷つけてしまうので研磨剤は安いもの使うと駄目ですが)
玉のように綺麗に輝きますからね。
一度でもメンテナンスに行った後のさっぱり感を体感すると
汚い歯って嫌になると思いますよ。
そういう体験をした人が1980年ごろから歯科医院も増えて洗口剤も出てオーラルケア市場も活況になって
急に増えたんでしょうね~~~~~
結局
平成という時代は 日本人の多くが経済的に豊かになり
歯やお口の健康や家族の健康について関心を深く持ち
正しい情報を得ることができるようになり、
歯磨きや歯科検診へ行く余裕もでき、
また日本中に歯科医院がバンバン増え歯科衛生士の業務にも光が当たったので
(虫歯の洪水時代はとりあえず治療優先ですからメンテナンスなんてとても余裕がなくて医院でできませんでしたからね)
また保険制度の解釈のやり方によって地方で収入が多くない家庭でも
歯の健康のチェックをしてもらえ、病名のつけ方によって歯磨き指導やフッ素塗布、シーラントや初期虫歯の管理まで
保険でもおこなってくれる歯科医院が増え
大きな環境の変化があったからではないかと思います。
綺麗なものに一度馴染むと元の汚いものに戻れなくなりますよね・・・・(病気にならなければ・・・)
数年前のものになりますが、
定期的に歯科検診やクリーニングを受けていない日本人は70歳で8本しか歯が残っていなかったのに、
平成の最後頃の2016年の調査では
80歳での1人平均現在歯数は約17本!!!!
歯科医院での定期検査やクリーニングを受けていない人もまだいるのに
この数字!!
平成の終わりにはここまで変化したのです!
日本の歯科ってやればできるじゃない!?そう思いますよね。
凄い変化が平成の間に起きのですね。
現在、
虫歯や歯周病などをメインにした歯科疾患にかかっている医療費は
日本で2兆5377億円!!(平成16年度)(平成26年は2兆7900億円)だいたい、医療費の6.8%くらいが歯科疾患関連です。
これは、悪性新生物(ガンなど)の2兆3306億円、脳血管疾患の1兆8459億円、糖尿病の1兆1168億円の
ほかの慢性疾患より大きいという結果だったようで(平成16年度の場合)、
案外、歯科疾患に医療費がかかっています。
またオーラルケア市場(市販品の市場規模)は1500億円。(ちなみにアメリカは4.3兆円)
市場規模から言っても歯科医院での仕事って社会に与えている影響が割と大きいんだとわかります。
80歳で歯を失った原因の43・6%が虫歯とその続発症からの抜歯で
37.1%の歯周病からの抜歯を上回っているので、
やっぱり虫歯って怖いな~~そして抜歯に至るまでにもお金はけっこうかかるよな~って思いますよね?
虫歯は歯の最外層のエナメル質が溶けることから始まるので、
エナメル質を如何に大切にするか?ってことがとても大事になってきます。
象牙質まで虫歯が進むととても厄介になり
歯は無防備になっていきますから
最外層のエナメル質を
できるだけ削らない治療や
予防を受けておくことがとても重要です。
さて、ここで8020運動を厚労省と一緒に牽引してきた
日本歯科医師会というのは何か?
ですが、
歯科医師会とは全国の歯科医師が集合して作っている会で
明治36年に歯科医師の地位確立のために歯科医師法を制定させる目的で作られた
初期は強制加入の会でしたが
戦後の自由主義により今は単なる公益社団法人になっているので
都市部の歯科医師などはほとんど加入することなく
開業しているのが現状です。
今も昔も、ほとんど歯科医師のための歯科医師による歯科医師の会という感じです。
しかし、歯科医師の社会的地位向上も目指しているため
歯科医師会に入っていると様々な時間をとられる厄介な役が回ってきたり
地域社会への貢献作業が割り当てられます。
一応、存在意義のひとつに
医道高揚、国民歯科医療の確立、公衆衛生・歯科保健の啓発及び学術研修事業、ならびに歯科医学の進歩発展を図り、国民の健康と福祉を増進する事業等を行っています。また、国際的学術交流にも力を入れており、世界歯科連盟(FDI)に加盟し、年次歯科大会には代表団を派遣しています。
そのほか医道審議会や、医療審議会及び中央社会保険医療協議会(中医協)等政府関係の各種審議機関に参画するとともに、日本歯科衛生士会や日本歯科技工士会等の歯科関係団体に加え、日本医師会、日本薬剤師会、日本看護協会等の医療関係団体とも緊密な連携をとり、我が国の歯科医療及び社会福祉の発展向上に努めています。
というのがあります。
きちんと公益に努めてもいるので
公益に興味のない個人主義の歯科医はまったくメリットを感じないということになるのでそういう先生は開業する際に入会しません。
主に都市部で開業し、宣伝広告を(医療広告禁止の約束事を無視して)バンバン流している歯科医院ほど
歯科医師会には入会しません。
ですから時代の流れと共に
歯科医の質は変化してきています。
(歯科を受診して困ったことに巻き込まれたり何か疑問だらけで不満爆発という場合に
歯科医師会に相談すればいいんだろう?と思う人がいるかもしれませんが
そういう歯科医院は歯科医師会に入っていないことが多々あるので
まったく歯科医師会自体は役立ちません。
あれ???という感じがするかもしれません。
トラぶるがあったときは管轄の保健所にご相談されるかまたは
高額な相談料を支払って弁護士にご相談されるか?ということになることが多いです。
この場合、弁護士というのは曲者で
正義はどこにあるのだ?と逆に超ストレスフルな上に高額請求されるというダブルパンチを浴びることになるかもしれません。
弁護士にいい人がどれくらいいるのか?ということになりますが
基本弁護士は他人の争いごとで生計を立てているので
正義のヒーローではありませんので
そこは大人になっていろいろ経験して初めて社会の仕組みって何?と知ることになるのでしょう。
(きっと気分は奈落の底・・・・いずれにしてもトラブルにあわないようにしたいものです)
まじめに地域医療を担っている保険中心の歯科医院は
まじめさ故に日の目はなかなか当たらないでしょう。
保険治療は非常に低価格に抑えられているので
数をこなさなければ収益につながりませんから
首や手や腰や目を疲弊させつつ治療にあたり、
さらに歯科医師会からの割り当ての社会貢献事業に参加したり
地域で解釈がやたらと違う保険点数の取り方の研究会に参加したりして
小さなことをコツコツと積み重ねて頑張って働かざるをえません。
そういう保険治療主体の歯科医院を受診されるとまるで雑用の多い役所の仕事のようなことしかしてもらえない場合も多々あり
通院してもまったく治らないとか
通院するほど悪くなったというような不満により
歯科の評価自体非常に低くなっていたという場合もあります。
そんなこんなで
世の中、社会貢献をしていてもそういう歯科医が個人にとってよい治療につながっているのか?はよくわからないですね。。。
保険治療費は世界の中でも格安治療で成果主義、
治療したという実態がちゃんとあれば治療の出来不出来は一切関係なく
保険機関から出来高制で医療費が支払われますから
見えない虫歯が見えるようになるおかしな歯科医院もあったり?
何がなんだかよくわからないけど歯を削られて神経をとられて
不満足な治療で終わられたけど
やり直しはしてくれないし・・というようなこともおこりえます。
(保険のルールでやり直しは医院持ち出しで即赤字になりますからね)
だったらということで自費専門医がどれだけ違う高尚な治療をしてくれるのか?っていうのは
わかりにくかったり保証のない話だったりします。
まあ、
出来るだけ歯科でも医科でも治療に至る前に誰が治療をしてくれても成功率が高いうちに
治療に入ってもらうか、またはメンテナンスでしのいでいければ一番よいでしょう。
歯は削っちゃうと弱くなるので
深く削られないうちに治療を完了しておくことが大切です。
下の図は海外から流れてきた図です。
本来の治療費はこうでなくちゃいけません。
治療の場合、本来は滅茶苦茶高くていいはずです。
ところが日本の場合、(右端青字)
なんとまあ~~~~
10分の1以下の治療費じゃ~あ~りませんか!!
世の中のサービス業は、安かろう悪かろうと相場は決まっています。
どういうサービスでも安くていいといっても、それには限度があります。。
1杯100円のラーメン屋さんでいいチャーシューが乗った唸るようなラーメン食わせろ!っていわれても
用意している材料も違うでしょうし、そもそもそんな上手いもの食わせられるだけの修行してないでしょ?
保険治療ってそんなものです。
一応歯科医は善良な人が多いですし倫理観を大学で叩き込まれるので
自分の身を削りつつ一生懸命保険治療でも患者さん思いの治療をしようと
努力してる人のほうが圧倒的に多いですけど
技術習得や技術研鑽、高級材料や高度な医療機器がなければ
無理なことは多々あります。
まあ、結局は他人に自分の歯を削らせない。
これにつきます。
もちろん自分じゃもっと危なくて歯を削ることは出来ませんから
つまりは虫歯や欠損にならないことが大切で
それが1日2回以上歯を磨き
お手入れがちゃんと上手くできているのか?チェックとプロフェッショナルクリーニングを受けることが大切です。
お手入れをちゃんとしようと思えば、実は一番大切なのは小児の時からのよい歯並びの獲得です。
しかし、現実は、
若いのに歯が削れ過ぎていますねという人はやたらと多いし
歯に細かいヒビが入っていますねという人もやたらと多いですし、
歯並びがガタガタだったり出っ歯だから歯が妙に汚れやすいですねという人も多いです。
また歯磨きの難易度が高すぎてこの歯並びじゃ将来真っ暗ですねという人もいます。
噛み合わせはどこで咬むんですか?こんなに少ない面積でしか当たってなければ食物はよく咬めていませんねという人や
顎関節が押し込まれちゃって肩凝り激しいし交感神経ガンガンでしんどいでしょ?という人もいます。
そういう人は小児期からそういう歯並びを作ってしまったわけですから
小児期からちゃんと医療介入してもらっておけば
歯へのダメージは回避できたわけです。
ナイトガードがなくても。。
この乳歯から永久歯に並び替える歯並び獲得時期に
ちゃんとよい歯並びでよい顔でよい口元を獲得できるように
誘導しておけば非常に効率的です。
小児のときに歯と周囲の組織を上手く成長させておくことはとても大切です。
そして今後歯科治療の世話になることなく
8020を達成したいならば
小児期こそが頑張りどきということです。
当院の頑張れ!T4K!システムを利用して
育っていったお子さんは虫歯ゼロで歯並び良好で顔もよし成績もよしです!!
そういう頑張れたお子さんは意識も高いので
一生歯で困ることはないでしょう。
小児のときにT4Kを頑張って一緒に虫歯ゼロも獲得しておく治療法。
それが頑張れ!T4K!です。
当院で頑張った子どもたちは数多くいます。
令和の時代は、
8020 & 虫歯ゼロ!で 歯並び美人も目指したいですね!!
頑張れ!T4K!は
保険治療しか受けられないご家庭でも
十分支出できる程度の治療費です。
それは頑張るのが子どもと親自身だからです!!
(歯科医は診断と指導はしますが治療を必要とされませんから
高い専門家の技術料が要らないからです)
あなたのお子さんは自分自身で頑張れる子どもに上手く育てる事賀ができるでしょうか?!
上手くいかなかった場合は追加費用をお支払いになれば歯科医が頑張って治してくれるでしょう。。。
そのときは数十万円の技術料が必要になりますけどね。。。。