インビザライン矯正治療の何が難しいか?って

クリンチェックの立て方管理でしょうか。

 

インビザライン矯正はブラケット矯正では苦手な臼歯の後方移動比較的簡単に実現することができます

これは凄いことで、ブラケット矯正ではアンカースクリュー(骨にネジを一時的に打つ小外科手術)を併用しなければできないような

臼歯の後方移動が

ゴムとアライナーだけで可能なのですから

非抜歯ケースがものすごく増えるのです
前歯がたがたの方の臼歯後方移動によるスペースゲインの動かし方を一応貼っておきます。

 

上の奥歯がどんどん後ろに1本づつ動いていって

最終的に前歯のガタガタをジグリングすることなく(ジグリングというのは治療計画上行ったり来たりすることです。

そうすると歯根吸収しやすくなり歯茎もついて来ないので危ないのです。)
綺麗に仕上げるってことが可能なのです。

ブラケット矯正で例えばデーモンなどのローフリクションメカニクスを使っても

一旦レベリングで前歯は前にフレアーした後後ろに引きますから

そういうジグリングという無駄な動きをしなくていいのがインビザラインの臼歯の順次的後方移動なのです。
(↑ちょっと専門的な話になりましたか?)

 


インビザライン矯正の日本のTOPといえば、

誰も文句なしでOJIMA先生だと認めるでしょう。

 

OJIMA先生のケースプレゼンはとにかくとても素晴らしく

日本では矯正歯科学会から独立してアライナー矯正研究会というのを設立され

日本のアライナー矯正を牽引されています。
海外にもアライナー矯正学会というのが独立してありますから

それの日本版を引っ張っておられる先生という立ち居地なのだと思います。
たいていの日本の矯正の先生は日本矯正歯科学会の会員になっていて、そこで

数年毎に更新手続きを行って専門医という資格を維持する必要がある為
その学会の重鎮の先生方から目をつけられてマイナス評価をされるということは

専門医を維持する上で大きなマイナス要因になるので

普通の先生方はあまり目立たないように‘妙な気を使う”ということになっておられますが、

OJIMA先生は超目立つことをするという選択をされたわけですから覚悟の程は半端なかったはずです。

もちろんでしょうが、日本でこのインビザラインを学ぶことはできなかったでしょうから

ドイツの第一人者であるシュープ先生のところに何度も何度も通って学んだとおしゃっておられました。

その後は世界中の先生に教えてもらったり情報交換を続けられたと言われていました。
本当に凄い努力があったはずです。

その結果、現在では世界のTOPになられておられるのですから本当に凄い先生です。

今は海外のインビザライン矯正の勉強会や学会に日本人で一番多く呼ばれているはずです。

 

私はOJIMA先生の大ファンだったので、何度も追っかけて海外で行われたOJIMA先生のレクチャーを拝聴にいきました。
もちろんですが、海外の先生にも同時に教えてもらいましたが英語で得られる情報量よりも

OJIMA先生を介して教えてもらったほうが自分には効率よく勉強できたからです。

海外の勉強会にOJIMA先生を追っかけて参加する度に

海外の先生達からどうしてこんなところまで来て聴くんだ?というようなことを質問されましたが、

日本ではインビザラインを矯正治療の邪道として認めようとしていない可笑しな矯正歯科学会の先生達との

複雑な関係があるからなのか?OJIMA先生からあまり詳しいことを教えてもらえていないという不満があったからです。
世界中で600万人がその治療法で救われている現時点でも日本矯正歯科学会はインビザラインについて否定的立場をとっていますが、

インビザラインがアメリカの製品だからなのでしょうか??
可笑しな話ですが、たぶん、日本がこの分野の矯正治療法にかなりの遅れをとっていて

大学でもまだ基礎研究の第一歩みたいなトロいことしかしていない事情があり

自分たちの立ち居地が危うくなるからだろうと想像しています。

それで日本の学会の複雑な人間関係とはまったく縁のない海外に行けば

OJIMA先生は詳しく教えてくれているのだろうと想像し、

そしてそれは想像通りでした。

聴衆になっている世界の矯正の専門家たちからもとてもよい質問が出ますし

それに丁寧に回答されるのは日本ではありえないこととまで思えました。
(少なくとも私が参加した日本のOJIMA先生のセミナーではありえないことでした)

そして世界のtopのOJIMA先生の真似をすることでインビザライン治療を早期にマスターしようと思ったのです。

数々のレクチャーでも毎回出てきますが、

尾島先生のケースは世界中の誰もが驚嘆するほど素晴らしいアライナーコントロールを誇っておられますが、

その理由というのがあるのです。

それが、オルソパルスという装置です。


オルソパルスは

アメリカのFDA認可製品です。
海外の歯科医がインビザラインを行う際、常に使用しているのか?

といえばまったくそういうことではないです。

ただ、このオルソパルスを併用しなければ世界のtopの

OJIMA先生グレードのインビザラインの治療はできないのではないかと

思っています。
それくらい うちの医院のケースでも

この装置を使ったケースとそうでないケースでは出来が違います。

とにかくこの装置を使うと歯がグングン動きます。

本当に凄い装置だと実感する毎日です。
このオルソパルスについてはまた別に詳しく書きたいと思います。

ところで、

時々当医院の東京の患者さんから質問されることがあるのですが、

「東京ではどこの歯科医院でインビザライン治療を受けるのがいいですか?」

と尋ねられたら私は、迷わず本郷の尾島先生の歯科医院をご紹介したいと思います。
HPからは、治療費は95万円(モニターの場合90万円)ということのようですから

都内のインビザライン治療費が100万円前後になってきていますから

意外と安価なのではないかな?と思います。(当院では65万円ですが・・・)

(詳細については直接お尋ねください。色々なオプションがあったりしたらもっと高いのかもしれません・・・・

自費治療の場合そういうのが一切わかりません。

ご自身が行って検査等を受けて個別に説明を受けられるしかないでしょう。)


東京(都会)が比較的なぜ安いのか?といえば、アライン社との取引価格の仕組みのせいでしょう。
いかにもアメリカンな技工代(日本では輸入技工物は雑貨扱いですが・・・W)の仕組みのせいで

アライン社は急速に巨大企業に育ってきたので

ここに関して田舎の一歯科医の関知することではありません。

お伝えできるのは、できるだけ症例数が多い歯科医院でインビザラインの治療を受けると何かいいことがあるのかもね?という程度になります。。(色々アライン社との取引上の話になります・・・・)
もちろん、症例数が多くても場所代や技術習得までかけてきた費用の差、設備費、人件費などの諸経費とか

収益を入れなくちゃ

歯科医院も継続経営できませんから色々な歯科医院というのが実際にはあります。
ただ、注意が必要なのは、割りと都会ではよくあるようですが

超安い治療費で提供していてある日突然医院が閉鎖して院長の行方がわからなくなるパターンです。

治療期間が長くなる矯正治療を受けている途中だったらまったく洒落になりませんし、

インビザラインって難しいケースの場合(コンプリヘンシブパッケージ契約というグレードの場合)最高5年は保証があるのが普通なので

安くても閉院されたんじゃ元も子もないですからね。。。

超お安く、これではどう考えても場所代や人件費もでんじゃろ??というような治療費で提供されているようなところは

都会の場合どんなに派手にやっていても最初から選択されないほうがよいでしょうね。トラブルに巻き込まれると大損ですよね。。

都内の歯科医院の場合、歯科衛生士(国家資格)一人の人件費でも1時間2500円以上はするんじゃないですか?
国家資格がない本来は他人の口の中を触ってはいけないような歯科助手(人件費は半額以下か?)しか雇用していないような危うそうな歯科医院で治療はいけないでしょうし、
きちんと衛生管理が行き届いていそうな綺麗な医院ならば場所代だって半端なく高いでしょうし。。
バリバリ活躍中の歯科医の人件費なんて超高そうですよね??

また

新しくて交通の便が比較的よいビルに入っている歯科医院のフロア代っていうは半端なく高いでしょうし。。
田舎の先祖代々の土地で建物の借金返済も終わっている歯科医院で半額以下の人件費でも雇用が成り立つロケーションでやっている歯科医院とは都会の歯科医院経営の事情はまったく違いますよね?
田舎だと先生がうろうろ短パンとかジャージでうろついていてもおかしくないけど(あれはどこそこの医院の先生で昔からの地主じゃからなとか皆知ってるし・・・・)

都会じゃビシっと格好から決めておかないと不審者阿扱いされて信頼されないでしょうしね・・・・

都会は歯科医や雇用者の生活費も高いし、あれやこれや何かとお金が必要なのでその分治療費は跳ね上がって当たり前のように思いますがそういうのがわからない人も世の中にいるので日本人の経済感覚ってどうなってるの?と思う時がままあります。

どこでも誰がやっても一律保険治療費に慣れすぎた弊害ってありそうですよね。。)
 

世界のtopを走るOJIMA先生も必ず使用をお勧めしされている装置がオルソパルスです。

そう!この装置があると矯正治療が血を出さずに加速できるんです。
(コルチコトミーとかプロペルという骨に穴を開けて骨代謝を高める加速矯正法もありますが)

結構難しいケースのくせにインビザライン矯正で治したいのですけど・・・・・

と相談を受けることがあるのですが、

100枚(100ステージ)以上だとクリンチェックは立てられないので

最初がむちゃくちゃなケースをインビザラインだけでやりきろうと思うと

かなり無理があるのですが、
このオルソパルスを使用すると加速されるので

可能になります。

インビザラインは生物学的なデータに基づいて1枚で動かせる歯の移動量を決めているので

1枚につき2度の傾斜、0.25mmの移動しかできませんから
初診時の歯の位置がとんでもないところにあって治療のための最終移動量が半端なく多いと

インビザラインの必要枚数は膨大に増えます。

うちの医院にもきちんと仕上げようとすると100枚超えちゃう難ケースの人が何人か来ていますが、

日本人ってTeenの時に矯正しないで放置してる人が

お金を貯めてやっと自分の収入で長年悩んできた歯並びを治そうと思ってこられるケースが

多いので ええええええええ~~~~~~~~!!!!!という

ビックリケースに出会うことが割と高確率であります。

それで、そういう必要枚数が半端なく多いケースという場合は

オルソパルスは必須ということになってきます。


まあ、こういうケースですね。。。
どのケースでもオルソパルスの使用で矯正治療期間が大幅に短縮可能になっています。

 

うちの医院ではこの加速装置は15万円でご提供しています。
コンプリヘンシブパッケージといって

無制限5年保証のものでも65万円それに装置代15万円をプラスしても

80万円!!ですから凄い治療費でご提供しているのですが

その価値がわかる方がどれくらいおられるかは不明ですW

田舎でケースも多くやってるからこそ可能な治療費ですね。。。
しかも一般歯科もやってるし・・・
 

インビザラインでは普通難しくてできないでしょうというケースの場合

オルソパルスは本当に価値が高いと思います。
またアライナーではコントロールが難しい抜歯ケースにはマストでしょう。

 

確か他の医院ではオルソパルスはもう少し高い提供になっているように聞いていますが、

15万円で提供されることは割と多いようです。

(これもオープン価格で、

医院に紐づいて提供可能になっています)


この装置はフォトモジュレーションという機能により

細胞の代謝を高め痛みを軽減してくれます。

一応、この装置のリンクを貼っておきます。
http://orthopulse.com/doctors/evidence

 

詳しい先生のリンクも貼っておきます。

https://www.esmile.jp/guide/orthopulse/

オルソパルスを一度皆さんに体験してもらうとわかるんですけど

矯正治療が痛くなく快適になるんです。

インビザラインの場合、ブラケット矯正より痛みは元々少ないといわれていますが

やっぱり痛みはゼロではないので

新しい装置に交換した3日くらいは痛むんですよね。

また歯の動きが悪い人、つまり代謝が悪い人の場合

割と痛むということがあります。

もちろんブラケット矯正ほどの痛みではないですが、

歯に新たな力が加わるわけですから痛みが出て当然なんですよね。

ところがオルソパルスを使用していると

痛みのケミカルメディエーターが放出しないので

痛みを感じにくくなるんです

そうするとインビザラインを交換してまだ着脱回数少ないピュアな状態でも

歯と歯を当てて装置が歯から浮き上がることがないように

ちゃんとフィットさせることが可能になるので

歯がグングン正確に移動してくれるようになるのです。

 

実際にこの装置を使用してもらっていると

インビザラインの浮き上がりはほとんどゼロになってますからね。

まさに凄い装置!!ですよ。

ただ、もちろんですが、この装置を使ってもクリンチェックは一度で終われるわけではないです。

途中何度かiTeroでスキャンして再クリンチェックを立て替えて

歯をできるだけガッツリ ホールドしてあげるとそれはそれでおおいにメリットがあるので

そういう必要がある場合があります。
ただ、使用しないと次の追加アライナーの数が最初のアライナーの数とほとんど変わらないで何やってたんだ??ということもアリがちなんですが、

オルソパルスを使用されていると20枚で終わっちゃうとか

ググ~~ンと追加アライナーの数が減っていて総数も短縮できちゃっていたなんてこともありえるんです。

これって使って多くのケースをやっている先生しかわからないことだと思いますよ。

 


使い方はいたって簡単です。

上に光を当て、ひっくり返して下に光を当てる。

使用中はくわえておけばいいのです。
1日10分。

いたって簡単です。

こんなので違うのか??と思うかもしれませんが、

まったく違います。

痛みや苦痛から逃れることができます。

 

1週間交換でしか進行できないインビザラインの1枚あたりの治療が

オルソパルスを購入してもらい

使ってもらうと

3日~5日交換が可能になる ので

2年の予定が1年で終わるし

1年の予定が半年で終われるので凄くいい装置だと思います。

 

実際のインビザラインの治療については

尾島先生がマンガで説明されていますから参考にしてみてください。

https://smile-i-ortho.jp/comic/


OJIMA先生は実物のほうが断然かっこいいので

マンガの出来はいまひとつかもしれません。。。。
実物は明るくて凄くオープンマインドの先生だと思うのですが

この漫画だとなんだかイメージがちょっと違いますね?W
 

イタリアのトリノで受講したマスタークラスのコースの時の写真です。

イタリア人のかっこいい先生と比べても負けてない。本当にカッコいいですよね!!

日本の矯正を変えてしまうパワーのある先生です。

こういう先生が日本の閉塞した矯正界にいてくれてよかったと思います。
そうでないと日本だけが鎖国時代のように

時代に取り残されるところだったでしょう・・・