ハーバード大学での研修は3日間
第1回~4回目までは冬期に行われていたようですが
今回5回目は初めて8月に行われたとあって
参加者は若い先生が比較的多かったようです。
私も若い方に分類してもらったのかどうかはわかりませんが
私より年配の先生も数名おられましたから
通常はもっとご年配の先生方の受講が多いのかもしれません。
今回はMultidisciplinary Approaches in Advanced Dentistry
についてということでセミナー講師の選択と
講義内容が用意されていましたから
とてもお得な感じでした。
インプラントコースとか、審美歯科治療コースとか、矯正治療コースという単科分けのようなコースではなかったので
一度の機会に大変幅広く学ぶことが出来て臨床のヒントとして即戦力が十分あったと思います。
ただ、3日間という短い期間での講義ですから
内容としては紹介程度というものも多い感じでした。
臨床経験が長い先生であれば即応用可能でしょうが、
そうでない先生ならばちょっとどうかな?
セミナーされた先生がそれぞれ研修コースを行ってもよいような内容もあったので、
これをきっかけにそういうコースを再受講されるとよいかもしれません。
そういう意味では日本でも渡米前レクチャーにたっぷり時間をかけて
講義内容も分厚い内容を手渡されて事前勉強もしっかり積んだ上で
大学では更に濃い内容まで踏み込んでという形式の
UCLAコースのような他の大学の卒後研修コースのほうがよいのかもしれませんが、
短期間で日本の枠を超えた治療を手短に講義してもらえたという点では
受講費用も35万円と超安いですし
(逐次通訳付=永井先生がわかりやすく修正しつつ訳してくださいました)
(もちろんですが、高いボストンの宿泊費と交通費は含まれませんから
そちらのほうが高いくらいですね)
なんといってもみんなが憧れのハーバード大学の構内見学までついて
実習もついてなのでかなりよかったんじゃないかと思います。
開業医にとって海外で勉強するという機会を得ることはかなり大変なことなのですが
今回、参加できてとても感謝しています。