ボストンのハーバード大学の歯学部

 

本部ハーバード大学エリアにはなく

 

4つの路線に分かれるグリーンライン上、

 

私が今回活動の基点としたコープリー(Copley)で分かれる

 

Eライン上の Longwood Medical Areaの北部

 

メディカルエリアにある。

  





Copleyからは重厚な地下鉄への入り口から入って

 

メディカルエリア、ヘルス行きに乗ればよい。







さすがにメディカルエリア行きなのでスクラブ(昔の白衣みたいなもの)を着てそのまま地下鉄に乗って通勤する人もいる。

 

うちの大学の教授が激怒するパターンだけど

 

ここはアメリカ。通用しないw



この路線は途中から路上に出て路面電車に変身する。

 

元々、ボストンの地下鉄は路面電車だったんじゃないの?と思うような車両だから

 

路上に出たらふっと一息つけるくらいの静けさになる。

 

狭い地下を走っている時はやたらとギシギシミシミシキーキーうるさかった電車が

 

路上に出たとたんに快適に走り出すので面白い。

 

途中、Museum of Fine Artsというボストン観光でははずせないボストン美術館を通るので

 

歯学部での勉強が早めに終わったらここで降りて芸術を堪能すればよい。

 

 外から眺めるだけでも楽しいし、のんびり寝っころがって日向ぼっこするための

 

チェアーも設置されているからここでのんびりするのもよいと思う。

 

アメリカは国の豊かさを象徴するようにあちらこちらに公園があって

 

やたらとのんびりしている人やのんびりさせるための仕掛けがある。

 

だから根っころがっていてもまったく違和感も不快感も与えずに済む。

時間をもてあます人々のとっては天国のようなところ。

 

変な格好をしていても誰も大して気にしないように見える。

 

元々、移民だらけの国なのだから

 

それぞれの民族にとっては妙な人々の集団には慣れている。

 

習慣も身なりも言葉も違うのは当たり前。

 

だからこそ国際都市である。

多様性への寛容。

これに尽きる。つまり理解擦るかどうかへ別にしてあえて気にしないのである。


ボストンは堅物なほうだと思う。

 

物価も高いし、刺激も少ないし好きじゃないって人もいるでしょうが

 

卒後研修の期間程度の滞在には向いている。

研修しながら一通り色々観光も済ませられる規模の都市だし。

 

治安もよいし。

 

世界中から学生が集まってくる都市だけにボストンにはなんと60もの大学があり

 

ボストンの構成人口の中央値年齢はなんと31歳。

 

若者を主体とした街なのである。

物価も地代も家賃も高いし、実力がないものは残れない街なので

 

学費を支払えなくなったらおれない街なんじゃないかな?

50代以上でここにとどまっておける人はかなりの富裕層ということになるだろう。

 

だからここの歯学部で50代以上を相手にした治療を行っている歯科医はとても裕福だろうと思われる。

 

 


 

路面電車と化した地下鉄のロングウッドメディカルエリアで電車を降りて横断歩道を右に渡って進行方向1個目の角を右に曲がればもうそこはハーバードメディカルエリアに突入だ。

 






 

薬学部の大きな建物を通り過ぎると道を挟んで反対側に

 

ネットですでに見慣れたこじんまりした建物がある。

 

そこがハーバード大学歯学部だ。

 






ハーバード大学は夏休み中とはいえ

 

あまりに人気なく寂しい雰囲気だったが幸い長老のような方が入っていくので後に従って様子を伺っているとどうやら磁気カードがないと入れないらしい。

 




建物の横に回ってみるとどうやら半地下に実習室があるらしく

見慣れた歯学部の設備があるのでここで間違いないらしい。

 

それにしてもあまりに無愛想な様子に思わず研修の案内を見直してみるが

 

手がかりになる記載は何もない。

 

幸いにもしばらくするとここで働いている女性らしき人が困惑している私に声をかけてくれ

 

ドアマンに話を通してわざわざ奥まで案内してくれるという。

 

本当に助かった~。

 

実は、この表側(一応、道路に面しているので表と呼んでおこう)は学生外来の入り口で

 

この古びた由緒正しい建物の奥に近代的な改築したての歯学部があったのだが、

 

さすがに案内がないと普通、わからないだろう。

気が小さいと知らない敷地内にうろうろ進入するわけにもいかないので。

 

次回以降はきっとちゃんと案内が事前にあるんじゃないかと想像するが。。


今後も迷う人が出るといけないだろうから


一応、画像を載せておく。

 

立派な建物は愛すべき歯科外来の古い建物を通り過ぎて角を曲がってぐいぐいと敷地を中に入ったら見えてくる。








ちゃんと朝食まで用意してスタンバイ完成して待っていてくれたのである。

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