インビザラインっていう

目立たないセレブが行う矯正治療法。

 

今、日本で大流行中。

元々、矯正治療が日本よりも格安で受けられる

 

アメリカで開発された治療法だから

 

安くて簡単で衛生的で効率的。

まあ、これを日本で導入してみんなが行っちゃうと

 

矯正専門医の資格を取る際に

 

必要な資格試験の意味が半減しちゃうから

 

日本矯正歯科学会はこの治療法に対して

 

とても否定的な態度に現時点ではなっているみたいだけど、

 

このシステム、実際は悪くない。

矯正歯科学会はインビザラインという名前に完全に拒否反応を起こしているらしいが、

インビザラインは他のアライナー矯正にはない強みがこのシステム内にあるので

 

とてもよい!

当医院でも

 

審美治療を行う際に、

 

必要であれば他のアライナー矯正を併用していたが

(もちろん矯正認定医によるブラケット矯正もご提供しているが)

たとえばクリアライナーやアソアライナー単体では出来ないことが

 

この装置ではきっちり出来るので

 

めちゃくちゃ凄い!

 

もちろん、クリアライナーでもアソアライナーでもガッツリつかんでくれる歯ならば

 

割と意図したように動くし悪くないんだけど、ほぼ頭を引っつかんで動かすだけの傾斜移動主体になってしまうので

 

補助装置入れないと意図したように動かないので

 

目立たない装置のはずが・・・・というようながっかりする途中経過になったり

 

動きが悪くて治療が中だるみして結局なんだかな~という終わりになったりと

 

歯科医も患者も満足しにくいようなものだったので

 

ブラケット矯正がまだ生き残っていたわけ。

 

 

 

ところが、

 

インビザラインがあれば

本当の意味で

ブラケット矯正は不要なんじゃない?

 

というのがインビザラインの達人の先生方の感想。

 

まったく凄いものを

作り上げてくれるよね。

 

アメリカって国は!

マジで立派です!

 

 


ただし、この装置、意図したところに歯が無理に割りと確実に動いてくれるので

 

骨との関係をちゃんと見ながら進めないと

 

いけない。

 




ブラケット矯正でも無理な拡大矯正や

 

過剰な力で頭だけを振って歯槽骨を無視して

 

短期間で力をかけちゃうと

 

こういう感じで骨の支えが薄くなって

 

歯がぐらぐらしちゃいましたとか(これはよっぽど)、

 

歯根が吸収してしまいましたなんてことが

 

検証されずにかなりの確立で起こってしまい

 

こういう矯正後の患者さんが

 

一般歯科を受診したときに

 

CTやレントゲン撮影してなんじゃ~こりゃ~

 

と非難轟轟。

 

だから矯正歯科って駄目なんだよ~

なんていわれたりしてたんだけど、

 

インビザラインもクリンチェックひとつで

 

そこまでは酷くはならないだろうけど

 

無理は禁物。

実際は骨膜剝離しない限り

骨膜があるから時間とともに

 

骨が作られる可能性があるとは思うんだけど

 

やっぱりCTで見たらこういうのは怖いな~って時があるんですよ。

歯槽骨を顎骨ごとせっせせっせせっせと動かせる成長期ではないから

 

成人後の矯正治療って言うのは

 

見えてないだけでリスクがある部分もあるのですよね・・・

まあ、こうなってたら歯だって必死で元の場所に戻ろうとするから

 

後戻ってくれることで無理な矯正結果が悲劇を引き起こすと言うケースは

 

かなりレアだと思うんだけど・・・・

歯根が露出したり

 

歯茎が退縮しちゃうのは

 

支えの骨が上手く作られるには

 

身体の代謝が劣ちゃっていて

 

生理的な反応が悪すぎたという場合もあるわけで・・・


 

このあたりは生体反応なので

 

事前にはなんともいえない場合もあるみたい。

若けりゃ若いほど骨膜反応も造骨反応も盛んなんだから

 

大きな修正も効くという感じか?

 

でも、無理な拡大矯正や非抜歯矯正は

 

失敗の元(後戻りするしね)なので

 

選択しないほうが無難。

 

歯を歯槽骨の許容範囲内で動かしておいて

 

自他共に満足いくくらい綺麗になれるには

 

成人して急に色気づいたり

 

生活環境が変化してお金に余裕が出来たから

 

歳とってから急に一気に綺麗になりたいと思っても

 

そういうのは外科を伴わないとまあ無理で危ないので

 

時間ばっかりかかって不満が残って終わるという感じ。

だからその後審美治療が必要になることが多いわけで、

 

スーパーエナメルやベニアの需要って本来ここに意義があるわけ。

海外では外科矯正が結構されていて

劇的Before & Afterを見せてくれるけど、

 

日本は外科矯正ってみんなリスクが高くて

 

ふつうやらないでしょう?

日本の矯正専門医が個人開業していて外科矯正をしなくなって

上手くなるはずもないんじゃないかな?


だからまあ、無理な魔法使いへのお願いと言うのは

 

医療ではやめておいたほうがよいでしょうね。

魔法は使えないからね・・普通のおっさんおばさんが地道にやってることだから。


せめて歳とってたらコルチコトミーや外科を伴ってガッツリ作りかえるか

(外科だからある程度リスクは高いよ~)

 

抜歯か臼歯を後方移動させつつとか、小臼歯とかを抜歯して移動スペースを確保しておいて


歯槽アーチはあんまし変えないで必要なところは咬合調整したり

 

修復物併用したり貼ったりつけたりしつつ

 

何とかやりくりして目標に向かうっていうのが

 

いいんじゃないかな~

歯槽拡大したって後戻りしますからね。

 

無理なことやって維持するにはある程度若さが必要でしょうね。。


 



インビザライン
これでも同じでしょう。

ただ、普通のブラケット矯正治療とは

 

ちょっと違う歯の動かし方のコツがあるから

 

インビザラインの症例数が多い歯科医院で

 

しかもトラブルが少ない歯科医院を

 

選ぶのがいいんじゃないかな~(どうやって見つけるだ??)



そして最低でもCTがあると無理しない治療に出来るから

 

いいんじゃないかな~
 

(無理してたら分かった段階で元に戻したり治療変更すれば安全。

そこまで強い力かからないので


ところが残念なことにインビザライン社は

 

症例数に関しては守秘義務を守っているから

 

症例数に関しては

 

よく分からないのが

 

ちょっと怖い。。



症例数を広告しているHPもあるけど

 

あれも分けわかんない広告会社がやってるから

 

インビザライン社としては困っていて

 

やめてくれって言ってるんだけど

 

やめてくれないんだって~

 

怖い怖い。。

 

矯正治療って実はちょっとグレーブラックな世界なのかも?

 

と最近、ちょっぴり思っちゃうのでした。

完全資本主義の世界だしね・・

 




田舎の歯医者さんの歯科医院は出来るだけ無理をしない矯正治療法として


 

成長期にきちんとよい歯並びと顎を作っておこうねという


 

コンセプトを大事にしています。



成人矯正で無理をしなくてよいように


 

骨がまだ反応性がよいうちに


 

ある程度は、きちんと

さっさとよい歯並びとよい顔、よい笑顔のベースを

 

低価格で作っておきたいですね。

 

 

インビザラインのほうもかなりの症例数しています。
(もちろん、安いからだよ~フルで65万円)

でも

 

T4Kで早めによい形を作っておきたいですね。

成長期ってとっても大事!

成長期に自分で育てば

たったの12万円!!

 

インビザラインは骨の様子見をしつつやって

 

時間も費用もかかって顔はたいしてよくならなくて

 

うちでやっても65万円はかかるからね~

(5年間無料保証が付いてるからこれってめっちゃ安いんだけどね)

 

プラス加速矯正したいなら装置代(アクセルデント  AcceleDent Aura
オルソパルス ORTHOPULSE™)追加15万円でもめちゃ安い。

https://www.youtube.com/watch?v=2g-UOH0EXWg


http://www.orthopulse.com/resources/Implementing_OrthoPulse_EVAL.pdf


 

(インビザラインのシステム原価は割と安いんだよ・・・・

つまり歯科医院側の利益率が一般診療より格段に高いから

一般歯科もたくさん雰囲気だけよくして提供してるよね。

一般歯科でも全顎治療の実力がある歯科医院ならまだしも

保存修復みたいな小さな仕事を主にやってる歯科医院では

こういう全顎治療に手を出すのは危ないんだけどね。。。。

アメリカは人件費が安価なメキシコで作らせてるから

システム自体立派でも非常に安価!

5年間無料修正が基本セットで可能なんだよ。

比較的良心的な会社なんだよね。しかも対応がとてもいいし、レベルが高いし、質がいい。
他のアライナー矯正システムと比較できないくらいフルならいいんだよ
1枚、2枚、3枚とかの少ない枚数だと他のシステムも当然選択肢に入るけどね・・)

 

 

矯正専門医制度はあってよいと思うけど、

なかなか各会派が認め合わずにまとまらない。

そのうちにこんなマウスピース型矯正システムがどんどん進化しちゃってて・・・・

 

なかなか大変そうだけど、

基本をみっちり勉強しておくのは大切なことだよね。


(現状、専門医のほうがインビザラインの症例数が少なくて専門用語知らなかったりする現状は致命的だけどね)


インビザラインに関して言えば矯正専門医制度は

たいして役に立たなくなっちゃってるよね。

(私も実際、この制度を頼って困った経験があるのだった。。

あ~あ。専門医ってもっと勉強してるのかと思った・・・←一部の人に対してであり、すべての認定医に対して言ってるわけではない)



日本ももう少し先見性をもってフレキシブルな会を作ったほうが良いかもね。

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