スーパーエナメルZR!!!!



このブログをお読みの皆様はすでに

 

スーパーエナメルに関してある程度ご理解いただけていることと

 

確信しております。

 

?????という方は、過去ブログをさかのぼって読んでいただくか、

 

または

こちらを読んでください。

http://www.superenamel.net/

 



歯を削らない審美歯科治療ということで、

 

極薄極上最強のセラミックを歯の表面にペタリと貼ることで


 

審美的に非常にグレード高いラインを保ちましょう~

あるいは、弱って薄くなったりひび割れたり継ぎはぎになった歯を補強しましょう~

または、虫歯でもないのに歯の色が非常に悪いのをペタリと貼ってカモフラージュしましょう~

 

ということで

 

まさにつけ爪感覚で生体親和性の高い安定した素材であるe.max pressや 

 

究極に生体親和性が高いと言われている鏡面加工済みジルコニア

 

技工士さんの卓越した技と気合と根性で極薄加工してもらい

 

それを削らない歯の表面に最新最強の審美的接着素材で貼り付けて

 

歯と完全に一体化しますという

究極の審美治療法!



技術がいい加減なのに宣伝集客を熱心に行っているデンタルサロンのような

お粗末なハイブリッドセラミック(セラミックの粉を混ぜた樹脂)や

 

CRやダイレクトボンドとは別次元。




(某デンタルサロンにて施術後の画像。

歯を削らないで貼るハイブリッドセラミックを院内ラボで作製。

厚く、素材特性上弾性率が高いので施術が超簡単ではあるが、外れやすくいため

とりあえず外れなくするために健康な歯を3個づつ表と裏からくっつけちゃって

歯茎や歯の掃除がプロでも出来ない状態にされてしまっている。

施術後数週間で歯茎から排膿していた。

御自身の歯との段差も明らかでグレードの低い可哀想な症例)

 

 

高度で可及的に精密な治療を手間暇惜しまず

 

行ってくれる歯科医院を全国に増やそうと

 

加盟歯科医院制度までとって行っている

 

このスーパーエナメル!でさえも、


 

下の前歯は削らずに貼ることはほとんどの症例で不可能です(T_T)

もちろん

稀に下の歯でも全く削らずに極上極薄セラミックを貼ることが可能なケースというのはあります。

 

例えば、こういう開咬のケース

 

歯の切端に十分な厚みがとれますから

 

このケースでは上下を適度にエクステすることで審美的に改善します。

 



こういう風に上下にE.MAX PRESSを施術することが可能です。

 



下の歯の切端も歯を削ることなくスーパーエナメルを貼ることが出来ます。

 



それで、こういう風に上下歯を削らずに

 

つけ爪感覚で貼ることで見違えるように綺麗になれます。



他にもこういう切端咬合のケース

比較的噛みあわせが浅いケースは可能です。



このケースは、ご自身の上の歯と下の歯の上下の被さりがほとんどなく

 

点状でしか接触していませんでしたから

 

十分な厚みは採れなくても強度的にはE.MAX PRESS(400MPa)よりも

 

強い600MpaのスーパーエナメルZR(ジルコニア)で

 

下の歯につけ爪のように貼って審美的に補強しています。

 




このケース、よく見るとわかるように

 

下の歯を積極的に削らずにつけ爪の感覚で可逆的なおしゃれとして施術していますから

 

下の歯の切端はご自身の歯が出ています。

 




こういう仕上がりでさえも歯を削らずに出来るケースは切端咬合のケースに限られます。

 

そして通常、こういう極薄のジルコニアを作製してくれるラボは滅多にありません。

(技工士さんの気合の入った作品です)

 

 

 

通常、下の歯のべニアは

歯科医はやりたがりません。



リスクが非常に高いからです。

もしも引き受けるとしても

 

1本10万円以上いただく非常に繊細なやり方のべニアの場合でも

 

これくらいは歯を削ります。

 

これらの治療を行う際はたいてい浸潤麻酔(麻酔の注射)を行い、

 

マイクロや拡大鏡下で繊細に歯を削って行わないと

 

歯の幅径が小さく日本人の場合は歯並びも悪い場合が多いので

 

すぐに神経までの歯質が薄くなり

 

しみたり、歯が痛くなる(歯髄炎)などのトラブルを引き起こすことにつながります。

また、硬いものを前歯で噛んだり奥歯の噛みあわせが悪い方、

 

顎の関節の可動性が高く歯ぎしりやくいしばりが激しい方の場合、

 

べニアが外れたり、べニアにヒビが入ったり、

割れたり欠けたりというリスクが高まります。


これらは世界の歯科医師らが絶賛する無駄のない

 

 

うっとりするほど綺麗な

 

薄めのべニア用の形成(歯を削ること)でも、これです。






変色歯ならばもっと多く削られる必要があります。
(ただし、このような場合は歯全体が変色しているということは

すでに神経が死んで処置された後ですから麻酔の必要はありません)



弾性率の高い(下の前歯で何かをガジっと噛んだときにも

修復物にひびが入ったり割れる危険性は低い)CRという素材で

の施術の際もこれくらいは歯を削るのが普通です。


ですから、例え、600MPaのスーパーエナメルZRでも、

 

切端は0.7mm程度歯を削らせていただけないならば

 

不可能ということになり、

 

いったん歯を削ると元には戻せませんから

 

つけ爪感覚のおしゃれではいられない処置になります。

また、歯を削ると神経を保護してくれる歯質が薄く弱くなりますから

 

お口の中に入ってくる普通のお食事や飲み物のPHや温度、乾燥に耐えられるための

 

仮歯というものが型どりからセットまでの期間中必ず必要になりますから

 

仮歯を作製する時間が余計に必要であったり、仮歯の費用が発生したり

 

仮につけるだけのものなので違和感が多かったり、外れやすかったり不細工だったりと

色々な仮歯に特有な面倒や不満が発生します。

ですから、スーパーエナメルZRと言えども、

 

通常の正常の噛みあわせの方や、噛みあわせが深い方、

下の前歯がガタガタしている方の場合は

 

まったくお勧めでないということになります。

そうはいっても、上の歯にあまりにも綺麗なE.MAX やZRを貼った方は

 

どうしても下の歯も貼りたいと思われるのは仕方ないと思います。

もちろんホワイトニングをずっと行って白さを上の歯とず~っと合わせていくという方法もあります。
またはスマイルのトレーニングをしっかり行って下の歯を見せないより好感度の高い魅力的な女性や男性でいる努力を継続するという方法もあります。

または、下の歯の表面を一層削ってしまって後戻りできない領域に入っていくこともできます。

美を保つって結構大変なことなんですよね。

ですから、上の歯はあまり白くし過ぎず人並み程度の色に最初からしておくという程度が

 

一番お手軽でお気軽なのかもしれませんね。

まあ、

 

まずは、しっかりあなたの歯について専門家に診査診断してもらってください。

歯の神経を一生守ろうとお考えでしたら歯並びをきちんと整えておくことは大事ですから

 

部分矯正でもよいので開咬終わりにしてもらうか、または前後的な被蓋をスーパーエナメルを貼ることを前提に仕上げてもらうという裏技もあります。

そこまで行くとマニアック過ぎますからほどほどにしておいた方がよいでしょう。

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