開咬!
お口を閉じた時に、奥歯だけが当たっていて
前歯を当てることが出来ない歯並びですね。
一番奥歯だけが当たっている人もいれば、
奥歯はほとんど当たっていて前歯だけが当たってないという人まで
開咬の程度は様々です。
特徴は、食事の時に前歯を使うことが出来ないために、
かみあっていない前歯は生えてきた状態のピュアなまま
尖っている歯は尖ったまま綺麗な状態で存在しています。
他方、酷使され続ける奥の歯はすり減ってしまい、
顎の関節にも負担が来ますから、
顎関節症を併発してしまうことが多いですね(^_^;)
今回は、
当医院に開咬を削らない審美治療e.max thinべニアで治してほしいと
来院された可愛い女の人の症例のご紹介です。
可愛い方なんですが、
開咬に強いコンプレックスをお持ちでした。
奥歯しか、噛みあっていなくて、
前歯がすっかり開いてしまってますね。。。
こういう方は、成長期にお口の成長をちょっと失敗してしまった方なんです。
(この写真はイメージです。この方とは何ら関係はありません)
つまり、前歯が永久歯に生え変わる際に、
結構長い期間前歯の上と下の歯の間に隙間がある期間が続くことがあるのですが、
その時期までに上手な飲み込みを自然習得できていなかったら、
隙間に舌を入れて、食べ物や飲み物を飲み込む癖がついてしまうのです。
ふつうは、見ればすぐにわかる部位の異常ですから、
この成長段階で小児歯科や矯正歯科を受診して、
サッサと簡単な装置と簡単な筋トレで治してしまっておけば、
なんら問題なく成長されるものなんですが、
あいにく、日本の歯科はよくここで、経過観察をしてしまうのです(@_@;)
「しばらく様子を見ましょう・・・」と言って。。。。。
医者が指導も何もせずに様子を見ましょうと言った時は、要注意です!!!!
医者の話を信じて何もしなかったら、
治るものも治らなくなって、後で大変な目に合うことはもう、疑う余地はないでしょう。
「様子を見ましょう」ではなくて、「私じゃ治せんから他の歯科医を紹介しましょうか?」と言ってくれれば、
いいものを・・・・・
たいていは、
周囲の人が違和感を感じている直観は正しいのです!
サッサと歯医者を見限って、直す方法を知っている納得のできる説明をしてくれる歯科医に出会う努力をしたほうがいいんですけどね・・・(^_^;)
で、この方も
ご多分に漏れず様子を見ていたパターンでしょう。
成人して誰がどう見ても成長期が終わってしまったのに、
開咬が一向に治らない!
それはそうでしょう。
すでに遅すぎです。。。
で、ふつうは、
見た目や滑舌の悪さ、食事の不具合、顎が痛いなどで、
矯正を考えられるのですが、
開咬を治す矯正は歯を失うことになるか(抜歯矯正)、
あるいは、複雑な装置を長期間つけられて口内炎の嵐に悩まされ続けるか(meaw矯正)、
いずれにしても人生を謳歌したい時期に長期間の苦痛と審美性の低下と煩わしさを必ず伴います。
さらに、最低70万円以上、あるいは100万円以上の高額な治療費と
1か月に一度は通院し続けるという苦行がしばらく続きます。
さらに、舌のトレーニングや筋機能改善、正常な嚥下法のマスターを伴わない
形ばかり治しましたというような安易な矯正法をもしも選択してしなったら、
後戻りがおこるのは、確実で、
やっと治療が終わり、2年間の保定期間が終了して保定装置を外してもらったと思ったら、
またまた前歯が開いてきたというようなことを延々と繰り返すか、
一生保定装置を外してもらえない可能性さえあるのです。
開咬の方が矯正治療を開始するかどうかかなり悩んでやっぱりやめちゃうというケース、
意外に多いです。。
では、いわゆるセラミック矯正はどうでしょう?
開咬の方は、前歯を食事の際に使うことなく生活されて来られることがほとんどですから、
綺麗なピュアな状態の歯をガンガンに削ってしまい、
セラミックやジルコニアの冠を入れられるのも
つらいものです。
マイクロスコープなどのない大雑把な歯冠修復をしている美容(審美)歯科を受診したら、
有無を言わさず、悪くもない歯の神経を抜かれて(その時だけよければいいという典型的な治療法で、こういうのを便宜抜髄と言います。神経をとった歯は10年単位で黒ずんできて歯茎から黒ずんだ部位が透けて汚くなって来ることが多いです)
あっという間にサッサっと根充をされてしまうかもしれませんし、
あるいは、神経を温存してもらっても痛みが後から出て、
結局は抜髄、感染根管治療という可能性もあります。。。。
まったく悩ましい限りですね。。。
で、
この方は、
チャ~ンと色々なことをご自身で調べた後に当医院を受診されたわけです。
素晴らしい!!!!!!!
本当に素晴らしく頭のいい方です!
「私のような開咬は、歯を削らずに貼り付けられるe.max thinべニアが最適だと思うのですが…・」と!
まったく、恐れ入りました(*^_^*)
そこで、当医院で診査診断をして、モックアップを作って
どの程度になるかイメージ共有を終了させたのちに、
1歯2万円×(上321123+下321123=12本)+スーパーポリリン酸ホワイトニングを行い、
こんな風に2回の来院ですっかり長年のお悩みから解放されました!
(歯磨きと虫歯の関係で実はもう1回余分に来られていますが)
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(術前のお写真は顔の正中と歯の正中を一致させる資料としてとりますが、
セット後のお写真はラボ用の情報は必要ではないのでサングラスをしていただいております)
当医院では必ず姿勢の指導とスマイルトレーニングを併用しております。
イメージがまったく異なるのはそのせいですよ(*^_^*)
ヒトのイメージってそんな小さなことの積み重ねなんですよ!)
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スーパーポリリン酸ホワイトニングでシェードをあげます
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違和感が少ない範囲でお好きな色を選択していただきます。
だいたいの人がより白い色を選択されます。
気になれば小臼歯も後から貼ることが出来ますから、
今回は最小の歯のみ貼っています。(犬歯~犬歯)
(貼ってマージンを綺麗に整えた直後なので歯茎の際が赤くなっていますが、
セラミックでの修復なので、数日ですっかり綺麗に治りますよ)
開咬の修正ですから切端は厚みがとれました。
こんな感じで、削っていない歯にペタリと貼るのです。
(当医院はアメリカの審美歯科のトップメーカーDEN-MAT社の
非常に優秀な接着性セメントで接着します。
25年以上の臨床経過症例を持つ世界のトップメーカー製です)
模型に置いたプレパレ―ションガイドです。
この模型はコンタクトを確認するためのものですから、かなりゴリゴリと削られていますが、
実際はこのプレップガイドを口腔内にセットして
丁寧に最小限のみこの2か所のみ削りました。
エナメル質内の形態修正ですから、もちろん麻酔は不要です。
痛くないし、象牙質に感染させたり負担を与えません。
なので、とても安心、安全です。
削ったのは、ここのみです。
(審美性もある程度よくないといけないので、
とびっきりの美人に
変身しました!
素敵なスマイルをGETして、
素晴らしい人生を
謳歌してください!!!
つけ爪感覚のe.max thinべニア!