成長期の子どもに使えば、
僅かな負担でよい顔・よい口元・よい歯並びを獲得できる優れもの!
そう、T4Kです!
この装置、昼1時間と夜寝ているときにはめるだけですが、
上手に使い方を指導してくれる歯科医と巡り会えれば、
素晴らしい効果を
発揮してくれるのです(*^_^*)
本当に良い時代になりましたよね~。シミジミ~
うちの歯科医院では、
これらの装置を利用した筋機能矯正治療を行っていますが、
この写真は当医院で頑張ってくれている子ども達から回収した
使用済トレーナーのほんの一部なのですが、
どれもこれも
かなり破損しています。
実は、T4Kは、使えば使うほど壊れていく装置なのです。
ほら、こんな風に!!
なので、装置の使用法には、このように書いてあるのです(^_^;)
「破損も原因となるため、決して装置を噛まさないでください。
もし、破損した場合は歯科医院にご相談ください。」
しかし、実は、これは曲者なのです。
この装置、実は、
しっかり噛みこまないと
あまり効果が出ません。
お口の中で装置がモゴモゴモゴモゴ安定せずに動いていると、
オーラルスティミュレーター(神経筋刺激装置)の代わりにはなってくれますが、
この装置の本来の意図からかなり外れてしまうので、
装置本来のパワーをうまく発揮できなくなってしまうのです。
もちろん、
ほんの少しのガタガタくらいならば、お子さんも成長期ですから
なんとか綺麗に並んでくれるケースというのも中にはありますが、
そういうケースは半分くらい。
残りのすごくヒドイ症例というのは、
噛まずに使わせてもダメなんです!
しっかり噛まさないと無理!
でも、この装置を噛ますと上のように壊れるので、
必ず交換するはめになりますから、
噛まないようにって、ついついふつうの歯科医院は指導してしまうのです。。。
ああ~~~、それでは、この装置を上手に使いこなせてないってことになりますね。
なので、多くの歯科医院では
結局途中から固定式の拡大装置を併用したり、
最終的に抜歯矯正になったり、
ブラケット矯正へと移行することに・・・・
実は、
この装置の開発者であるオーストラリアのDr.Farrel自身も
最近はこの装置とセットで固定式の拡大装置を推奨していたりしますからね・・・
最終的にそうなれば、
固定式拡大装置の技術料と装置料が上乗せされることになり、
合計の矯正治療代は、
他の方法とあまり変わりがないくらいまで跳ね上がってしまいますね・・(>_<)
(MRC加盟歯科医院がそんな感じでどんどん上がると転院してこられた方から聞いています。)
また、この装置のシステムの組み方にも気を付けましょう。
1装置いくらという治療代で契約されていたら、
装置がボロボロに壊れるまで子どもは使い続けますから(^_^;)
子どもって案外、親の顔色に敏感なんですよ。
装置壊して新たに幾らかお金を払わないといけないとなると、
親は、子どもに向かって、
「ほら、あなたが壊すからお金がかかったじゃない!」
「あ~、今日は高くついたわ~(T_T)」
「壊さないように使いなさいって、書いてあるじゃない!」
「全くもう~。ほんとにお金がかかる子ね!」とか、
言っちゃいませんか?つい・・
そういうこと、言ってると子どもは、
もしも破れてしまってあまり効果がなくなっていても、
装置を使い続けるかもしれませんよ!
せっかくの成長期に無駄な時間はほとんどないはずなのに、
破れて効果がほとんどなくなった装置を使い続けても、治らないのですけどね・・・・(>_<)
なので、もしも、本気でT4Kだけで不正咬合を治そうと思っているのでしたら、
1装置おいくらという契約はできるだけ避けたほうが賢明だと思います。
特に、顎発育と歯の大きさのアンバランスが激しい子どものケース、
つまり、両親ともに歯並びがガタガタで、強い遺伝的悪条件が整っている子どもの場合、
かなりの数のT4K装置をブッ壊してくれる可能性が大だからです。
1個や2個、3個の装置代で綺麗な歯並びが獲得できるほど、
甘くはないですからねえ~。
そういう意味で、
田舎の歯医者さんたちのシステムはお勧めです。
7番(第2大臼歯)が生えるまで装置を何個取り替えても
総額12万円のシステムになってますから(*^_^*)
(歯ぎしりがひどくて乳歯が全部削れて短くなってしまい全身アトピーだらけステロイドと漢方が手放せなかった保育園児のA君、毎度ガンガンに破ってくれ現在3個目のT4Kソフト中ですが、現在は、アトピー治って夜の歯ぎしりもなくなり、風邪もひかなくなり、鼻つまりがなくなって絶好調です!(^^)!こういうのを毎度経験することは歯医者冥利に尽きますから、お金じゃないですよね・・子育てって!)
田舎の船歯医者さんは、
自分で治そう!と
がんばる子を
とことん応援し続けます!
田舎の歯医者さんでは、
ガシガシガシガシ、まずはしっかり装置を咬むことから開始します。
歯並びが悪いほとんどのお子さんが軟らかいものばかり好んで食べる傾向がありますから、
まずは、T4Kのソフトを使って、今まで行って来なかった咬筋の筋トレを十分行ってもらいます。
T4Kのような簡単なシリコン装置でもガンガンに効果を期待できる筋肉を作ってもらうわけです。
必ず噛むところ(咬合面)が破れてきます。
当然です!
でも、中には、思わぬところが破れてくる子もいます。
タンタグやタンガードです。
こういう子は、とても厄介です。(実際、不正咬合の子はこういうケース多すぎです!)
舌に非常に悪い習慣が身についてしまっている証拠ですから、
舌のトレーニングが欠かせません(>_<)
舌を上手に筋トレできないとこの装置入れてても全くよくなりませんからね。。。。
筋トレ筋トレ!
こうやって、柔らかい装置からだんだん使いこなして段階ごとに
ステップアップしていきます。
装置の壊れ方を見れば、どういうクセがあるのか、
一目瞭然なので、
必要ならば、一緒に筋トレメニューも段階追って
こなしてもらいます。(なんたって、自分で治す装置ですからね)
こういう筋トレを成長期にしっかり行って
形を整えておくことが
よい顔・よい口元・よい顔作りの要になります。
こういう筋トレをさぼっちゃうと、
どんな複雑な装置と高度な歯科技術を使って治しても、
最終的に後戻りしてしまうのは、
矯正を経験したことがある人ならば誰でもわかるはずです(*^_^*)
筋肉の力!筋肉の形!これが骨を誘導し、保ってくれるのですからね。
そして、条件がある程度整ってきたら、
徐々に硬い装置に移行します。
このT4Kは、カチンカチンです!
超硬い装置ですが、
段階を追ってちゃんと育ててきたお口には、
はめられるんです!
そして、この硬さになって初めて歯がグングン動くようになります(*^_^*)
ただし、この硬さの装置を痛むことなく入れることが出来るようにある程度の歯列に修正が出来ていることが条件になります。
真ん中と右上はハードでさえもボロボロになったので交換・回収したものです。
ここまでに、最低3個は必要です。
(軽度の不正咬合のケースは柔らかい装置で止まっていても大丈夫です)
早い子で3か月でここまで来た子がいましたが、
その子は起きているとき1時間ではなく、自分から率先して7時間くらいしてたみたいです。
子どものやる気って本当にスゴイデスネ!
そして、最後の難関に差し掛かる・・・
糸切り歯!
扁平なお顔のお子さんの顎にちゃんと納まってくれるかどうかです・・・
これは、東洋人独特の悩みですね(^_^;)
扁平な顔・扁平な頭・扁平な顎に西洋人の理想的なアーチは合いません…
で、最終的には、もう2段階必要なケースも多く、
T4K Broadという東洋人向けのアーチフォームにまで育てる必要があるケースもあります・・・・
ね?
1装置おいくらでは、追加料金がどんどん必要になりそうでしょ?
なので、矯正治療はどんなものでも、
トータルシステムのところが総額がわかりやすくてイイのですよね(*^_^*)
子どもも気兼ねなく使えるし!
田舎の歯医者さんの歯科医院では、
経過観察料込で12万円!
これは、
自分で治す装置だからですよ!
やる気のある子!